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近年リリースされるゲームはグラフィックの質が向上しており、快適にプレイするためにはGPU(グラボ)の存在が必要不可欠です。ただ、GPUはラインアップが豊富で販売メーカーも一つでない上に、スペックを確認しようとしても見慣れない単語が多く、どの製品を選べば良いか迷ってしまいますよね。この記事ではAMDのRX 6600についてスペック等を紹介し、GPUの選び方についても解説します。GPUの購入を検討している人はぜひ参考にしてみて下さいね。
目 次
RX 6600は、Radeon RX 6600シリーズの中でも比較的安価なエントリークラスのGPUです。これからゲームやクリエイト作業を始めようという人の中にはRX 6600が気になっている人もいるでしょう。はじめに、RX 6600の基本情報について紹介します。
「Radeon RX 6600」は、国内の主なグラボ製造メーカーの一つであるAMD社から販売されているGPU(グラフィックボード)です。RDNA 2アーキテクチャに基づいて製造され、2021年10月に国内でリリースされました。AMDのグラボの中ではミドルレンジクラスに位置付けられており、多くのゲーマーやクリエイターから愛用されています。
国内でグラボを製造・販売している主なメーカーは2つあり、1社がAMD、そしてもう1社がNVIDIAです。2021年10月にリリースされたAMDのRX 6600は、2021年2月に既に発売されていたNVIDIAのGeForce RTX 3060を競合と定めて発売されたといわれています。RX 6600はRTX 3060と比べると消費電力当たりのパフォーマンスが高く、バランス感の良いグラボとして認知されています。
RX 6600の基本スペックは次の表の通りです。ストリーミングプロセッサーや周波数は上位モデルよりも少ないものの、Ray Acceleratorsやストリーミングプロセッサーを搭載することにより、機能面での強化が図られています。
製品名 | Radeon RX 6600 |
---|---|
アーキテクチャー | RDNA 2 |
GPUコア | Navi 23 |
製造プロセス | 7nm |
演算ユニット | 28 |
Ray Accelerators | 28 |
ストリーミングプロセッサー | 1792 |
ゲーム周波数 | 2044 MHz |
ブースト周波数 | 2491 MHz |
メモリー容量・規格 | 8GB GDDR6 128-bit |
AMD Infinity Cache Technology | 32 MB |
消費電力 | 132W |
発売日 | 2021年10月13日 |
RX 6000シリーズでは新たなアーキテクチャー「AMD RDNA 2」が採用されています。これにより従来のGPUには搭載されていなかった機能がRX 6600には追加されています。ここではRX 6600がどのようなGPUなのか、特徴についてそれぞれ解説します。
RX 6600の消費電力は132Wと低めです。上位モデルになるとパフォーマンスは向上しますが、同時に消費電力も大きくなります。RX 6600は高いリフレッシュレートを実現するよりも、消費電力当たりのパフォーマンスを向上させることに重きを置いたバランス重視のGPUであるといえるでしょう。
従来のRX 5000シリーズにはAMD RDNAというアーキテクチャーが搭載されていましたが、Radeon RX 6000シリーズではAMD RDNA 2を採用。これによりワットパフォーマンスが向上したといわれています。
Infinity CacheはAMDのGPUに搭載されている新たなキャッシュメモリーです。AMD RDNA 2アーキテクチャーから新たに採用された技術で、RX 6600にも搭載されています。これにより具体的に何ができるようになったのかというと、メモリーの実効帯域を拡大することで、高いパフォーマンスを発揮することができるようになりました。レイテンシーを低減し、たとえメモリーバス帯域幅が低い場合でもフルHD解像度でのゲーミングのパフォーマンスが向上。さらにメモリーコントローラーの消費電力を抑えることにより、ワットパフォーマンスも大幅に向上しました。
レイ・アクセラレータとは、レイトレーシング専用の演算装置です。こちらもInfinity Cacheと同様にAMD RDNA 2アーキテクチャーから新たに採用されました。レイトレーシングは光線の量や角度、屈折、反射などをコンピューターでシミュレーションし、より現実世界に近いグラフィックを表現することができる技術です。しかし、膨大な演算を必要とするため性能の低いGPUではレイトレーシングに対応することができません。レイ・アクセラレータが実装されたことによってゲーム内の世界観をよりリアルに体験できるようになりました。
Smart Access Memory(SAM)は、GPUのパフォーマンスを大幅に向上させることができる技術です。従来の方法でCPUからグラボのVRAMへデータを転送する際にはボトルネックが発生し、せっかくのメモリー容量をフルで活用することができませんでした。この問題を軽減したのがSmart Access Memoryです。
CPUからVRAMへ瞬時にフルアクセスすることができるようになり、双方間での高速なデータ転送を実現。データの大きな3Dグラフィックなど、主に転送する描画データの大きなゲームで恩恵があります。
RX 6600の長所はワットパフォーマンスの高さ。消費電力を抑えてスムーズに排熱できるということはゲームをプレイする上で大きなメリットになりますし、パソコン本体や各パーツの寿命を延ばすことにもつながります。一方で、RX 6600のパフォーマンスは競合のRTX 3060と比べるとそこまで高くなく、ゲームによっては劣ることもあります。RX 6600は負荷が軽め~中程度のゲームをプレイする目的で、予算を抑えてグラボを入手したいと考えている人におすすめです。
RX 6600 XTはRX 6600のリリースから約1ヶ月後に発売された、RX 6600の上位モデルとなるGPUです。それぞれのモデルの違いについて見ていきましょう。
まずGPUコアはどちらも同じNavi 23が採用されており、製造プロセスも同じ7nmです。次に演算ユニット数については、RX 6600 XTが32基であるのに対し、RX 6600は28基に留まっています。また、ベースクロックでは約13%、ブーストクロックでは約4%の性能差が両者間には見られます。
製品名 | Radeon RX 6600 | RX 6600 XT |
---|---|---|
アーキテクチャー | RDNA 2 | RDNA 2 |
GPUコア | Navi 23 | Navi 23 |
製造プロセス | 7 nm | 7 nm |
演算ユニット | 28 | 32 |
Ray Accelerators | 28 | 32 |
ストリーミングプロセッサー | 1792 | 2048 |
ゲーム周波数 | 2044 MHz | 2359 MHz |
ブースト周波数 | 2491 MHz | 2589 MHz |
メモリー容量・規格 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
AMD Infinity Cache Technology | 32 MB | 32 MB |
消費電力 | 132 W | 160 W |
発売日 | 2021年10月13日 | 2021年11月8日 |
続いて、RX 6600と競合であるNVIDIAのRTX 3060を比較してみます。最も大きな違いはストリーミングプロセッサー(CUDA)数で、RX 6600が1,792基であるのに対し、RTX 3060は3,584基と2倍の差があります。この数値が大きければ、より複雑な映像処理をを並列で動かすことができるため、CUDAコア数はGPUの性能を判断するための指標となります。ただし、両者はアーキテクチャーが異なるため、一概にRTX 3060の方が高性能であると断定することはできません。
製品名 | RX 6600 | RTX 3060 |
---|---|---|
アーキテクチャー | RDNA 2.0 | Ampere |
GPUコア | Navi 23 | GA106 |
製造プロセス | 7 nm | 8 nm |
演算ユニット | 28 | 28 |
ストリーミングプロセッサー(CUDA) | 1792 | 3584 |
RTコア数 | 28 | 28 |
Tensorコア数 | - | 112 |
ベース周波数 | 1626 MHz | 1320 MHz |
ゲーム周波数 | 2044 MHz | - |
ブースト周波数 | 2491 MHz | 1777 MHz |
メモリー容量・規格 | 8GB GDDR6 128 bit | 12GB GDDR6 192 bit |
メモリーバス帯域幅 | 224 GB/s | 360 GB/s |
消費電力 | 132 W | 170 W |
発売日 | 2021年10月13日 | 12 GB:2021年2月 8 GB:2022年12月 |
GPU(グラボ)は複雑な映像を処理するのに欠かせないパーツの一つで、最近のゲームをプレイするためには導入がほぼ必須であると言えるでしょう。パソコンに求められるスペックはゲームによって異なりますが、一定以上のスペックを備えたグラボを搭載していなければ、ゲームを起動することができないこともあるかもしれません。ここでは、グラボの選び方について解説します。
国内でグラボを製造・販売しているメーカーは、主にAMD、NVIDIAの2社があります。Intelからも販売されていますが、GPUに関してはまだAMDやNVIDIAほどシェアは大きくないようです。
必要なスペックさえ満たしていれば、どのメーカーのグラボを選んでもゲームをプレイする上では問題ありません。ただし、AMD製のグラボは「比較的コア数が大きく計算処理に強いので動画のエンコードが得意」など、それぞれのメーカーごとに強みとする分野が多少異なります。パソコンの用途がはっきりと決まっている場合はメーカーも判断材料にすると良いでしょう。
グラボのコア数は、同時に処理できる情報量に影響します。コア数が多いほど映像に関する処理能力が向上するため、グラボの性能を判断する際の指標とすることができます。メーカーによって搭載されているコアの種類や呼称には違いがあり、例えばAMDのRadeonシリーズに搭載されている機能AI Acceleratorは、NVIDIAのGeForceシリーズに搭載されているTensorコアに相当する役割を持っています。メーカーが異なる場合は一概にコア数だけで性能を比較できない点には留意しておきましょう。
クロック周波数は、GPUの処理能力の速さを表す指標の一つです。Hz(ヘルツ)の単位で表記され、1秒間に何回の演算が行われるのかを意味します。AMDのGPUでは「ベース周波数」「ゲーム周波数」「ブースト周波数」の名称でクロック数が記載されていますが、他社のベースクロックやブーストクロックなどと意味は同じです。メーカーが異なれば単純にクロック数だけで性能を比較することはできませんが、基本的にはクロック数が大きいグラボほど、性能が高いと判断することができます。
GPUのメモリー容量は、パソコン本体に搭載されているメモリーとは別物です。パソコン本体のメモリーは、映像に限らずあらゆる処理におけるデータを一時保存しておくパーツであるのに対し、GPUのメモリーは映像処理専用のパーツです。
GPUのメモリーは通常のメモリーとは異なり、後から増設したり追加することができません。グラボによっては同じモデルでもメモリーは8GBや16GBなど選択できる製品もあり、異なるタイミングで発売されるケースもあります。
ベンチマークとは、GPUの性能を総合的に数値化したものです。先ほど紹介したコアの種類や数、またクロック数などではメーカーやシリーズが異なるGPU同士を比較するのは困難です。しかし、ベンチマークを比較することでどちらのGPUが優れた性能を持っているのかを一目で判断することができます。
ベンチマークは実際にグラボをパソコンに取り付け、ゲームなどをプレイすることで測定することができます。または、ベンチマークをまとめて紹介しているWebサイトも存在するため、気になるGPUがあればベンチマークサイトで確認してみましょう。
ゲームをプレイするのに必要なスペックについては、公式サイトなどで確認できます。例えば「Apex Legends」ではGPUについて次のスペックが求められています。
メモリ容量はともかく、購入を検討しているGPUがゲームサイトに記載されている基準を満たしているのかどうか分からないという場合は、両者のベンチマークを比較すればスペックが足りているかどうかを知ることができます。
ここまでRX 6600やGPUの選び方について解説してきましたが、実際にパソコンを購入する際にはどの製品を選んだら良いのか迷ってしまいますよね。そのような人に向けて、RX 6600と同等もしくはそれ以上の性能を持つGPUの搭載されたおすすめのパソコンを紹介します。まずはデスクトップPCから3台です。
Lenovo Legion Tower 5 Gen 8 - グレー
プロセッサーはAMDの7世代のRyzen 7700Xが、GPUはNVIDIAのGeForce RTX 4060が搭載されています。RTX 4060はRX 6600の競合製品であるRTX 3060の上位モデル。高フレームレートによるパワフルなゲーム体験を可能にします。独自に設計された冷却システムを採用しており、重い負荷がかかった時でも温度の上昇を抑えて正常な動作を維持できるようになりました。
Legion Tower 5 Gen 8:アドバンスは、先ほど紹介したLegion Tower 5 Gen 8のGPUがRTX 4060からRTX 4070へアップグレードしたモデルとなっています。RTX4070の基本性能はほぼ全ての面でRTX4060を上回っているため、より高性能なGPUが欲しい場合はこちらのモデルを選ぶと良いでしょう。
Legion Tower 5i Gen 8 (第13世代Intel® Core™)
こちらのモデルはLegion Tower 5i Gen 8の上位モデルです。プロセッサーはインテル製の13世代Core i7を、GPUはNVIDIAのRTX 4070 Tiを搭載しています。16GBのメモリーと1GBのストレージも搭載されているため、ゲームプレイだけでなく動画編集や3Dモデリングなどでの活躍も期待できます。
続いて、おすすめのゲーミングノートPC3台を紹介します。ノート型の場合はデスクトップ型とは異なり、後からパーツの追加や交換ができない場合がありますので、購入前にしっかりとスペックを確認しておきましょう。
Legion Pro 7i Gen 8 16型(第13世代Intel® Core™)
CPUは13世代のCore i9、GPUはGeForceのRTX 4080を搭載。高いレベルのストリーム、クリエイティブ、競争力を実現しています。モニターは240Hzの高リフレッシュレートで素早い反応を求められるゲームでも対応可能。アスペクト比16:10の16型WQXGA IPSディスプレイは、迫力満点でゲームの世界への没入感を高めてくれるでしょう。
Legion Pro 5i Gen 8 16型(第13世代Intel® Core™)
CPUは13世代のCore i7、GPUはRTX 4060を搭載しています。ディスプレイはアスペクト比16:10の16型WQXGA IPSで、没入感あるプレイを楽しめます。また、240Hzの高リフレッシュレートに加え、LA-2Q AIチップを搭載したLenovo Legion AI Engine+により高く安定したFPSを実現。最新の高品質なゲームでも高く安定したFPSでプレイすることができるでしょう。
GPU(グラボ)は種類が多く、どの製品を選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。そんな時は、まずは自分がプレイしたいゲームで必要とされているスペックを確認してみることが大切です。高性能なGPUを入手することができれば、最新のゲームでも高画質で楽しむことができるでしょう。ただし、性能に応じて価格も高くなるため、予算の範囲内でできるだけコスパの良い製品を選ぶためにはWebサイトに記載されているスペックの見方について知っておく必要があります。 RX 6600は上位モデルと比べるとややパワー不足を感じる部分はあるかもしれませんが、ワットパフォーマンスが高く、初めてグラボを購入する人にもおすすめの製品です。ぜひ選択肢の一つとして検討してみて下さいね。
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