パソコンのCPUって何？失敗しない選び方をご紹介！

パソコンはキーボードやマウスから入力された情報をソフトウェアで実行しますが、このときに使われるのが CPU です。中央演算装置とも呼ばれ、パソコンの頭脳にあたる部分になります。この性能が良ければ、相対的にパソコンの性能は高くなるのが一般的です。

CPU は簡単にいうと計算機のようなものです。そのため、何かの処理を行うときに使われます。例外なのが GPU という専用の演算装置が処理を行う画像処理です。中には一部 GPU を内蔵した CPU もあります。

CPU の商品名には意味があります。「Intel^® Core™ i7-1165G7」を例に見てみましょう。
・Intel：メーカー名
・Core：ブランド名
・i7：シリーズ名
・11：世代
・5：カテゴリー
・G7：グラフィック

現在の CPU は中心部分であるプロセッサー (コア) を複数備えていて、これをマルチコアと呼びます。コア数が多ければ多いほど同時に計算でき、複数の処理を迅速に実行できます。

クロック周波数は CPU の計算速度を測る目安です。数字が高ければ高いほど 1 コアあたりの計算速度が高くなります。単位は「GHz (ギガヘルツ)　」で表記され、1 秒間でどれだけ計算できるかを表し、1 GHz の場合は 1 秒間で 10 億回の処理が実行可能です。

ハイパースレッディングは、Intel^® 社の CPU の機能のひとつです。AMD 社の CPU の場合、同じ機能が SMTと呼ばれています。コアは処理中に待ち時間が発生しますが、この時間を他の処理に割り当て、1 つのコアを疑似的に 2 つのコアとして動作させることができます。

キャッシュは CPU 内蔵のメモリで、メインメモリより高速で動作します。頻繁に読み込むデータをキャッシュに記憶することで処理速度を上げ、結果的に高速に動作させることが可能です。キャッシュが大きく速いほど効果が上がります。

Intel^® は高い世界シェアを誇る CPU メーカーです。Windows だけでなく他の OS でも採用されており、多くの製品に搭載されています。圧倒的なシェアは信頼の証でもあり、安定した動作が求められる環境で需要が高い CPU です。

グラフィック処理性能が高く、比較的安価で性能も高いことが特徴です。近年は Ryzen™ というブランドの CPU を搭載した機種が増えており、とくにゲーミング PC などの高性能なグラフィックスを求める製品で採用されています。

CPU の重視すべきポイントは、使用する用途よって基準が異ります。ゲームが目的であれば動作クロックを、動画編集が目的であればコアやスレッド数を重視しましょう。用途によって必要となる CPU 性能は異なるので、作業の快適性を高めるために目的を決めておくことが大切です。

CUP の種類は非常に多く、性能から価格まで幅広くラインアップされています。パソコンの本体価格には CUP のグレードが大きく反映されるため、予算に合わせて CPU を選択しましょう。

動画編集や Office 資料の作成など、自分がやりたいことが快適に作業できるかどうかも大切なポイントです。予算を抑えすぎると作業がスムーズにできず、不便に感じる可能性があるので気を付けてください。

ゲーミング PC は、高性能な CPU をおすすめします。Intel^® 社なら Core™ i7 シリーズ 、もしくは Core™ i9 シリーズ、AMD 社なら Ryzen™ 7 シリーズ、もしくは Ryzen™ 9 シリーズがおすすめです。

クリエイティブな作業には、価格と性能のバランスがとれた CPU がおすすめです。Intel^® 社なら Core™ i5 シリーズ、AMD 社なら Ryzen™ 5 シリーズが良いでしょう。高負荷がかかる作業をする予定がある場合は、ワンランク上の CPU をおすすめします。

ホームユースはコスパが重要になります。Intel^® 社なら Core™ i3 シリーズ、AMD 社なら Ryzen™ 3 シリーズ がおすすめです。予算に合わせてワンランク上の CPU を選択しても良いでしょう。