見やすい！使いやすい！15インチノートブックのチェックポイント

ディスプレイのサイズが大きいと、ノートブック本体のサイズが大きくなってしまうというデメリットがあるものの、画面が大きく文字が見やすいというメリットがあります。数時間にもおよぶ長い作業を行う場合、必要以上に目を疲れさせない、見やすいディスプレイは大きなメリットです。映画などの配信動画を鑑賞するときも、ディスプレイが大きければそれだけ臨場感が増します。

持ち運ぶ必要がないのであれば、15インチという大きめのディスプレイはメリットのほうが勝るといってよいでしょう。

15インチのノートブックは本体サイズが大きくなりますが、それによってキーボードのキーのサイズが大きくなります。コンパクトなノートブックはキーボードが小さくて打ちにくいのですが、15インチのノートブックであればキーボードのサイズが大きくなるため打ちやすくなるのです。

15インチのノートブックによってはテンキーを搭載しているものもあるため、エクセルなどで数字入力の機会が多い人は、より使いやすくなるでしょう。

ノートブックではPC本体にパーツを収納するために、さまざまな工夫がされています。特にコンパクトサイズのノートブックでは、パソコンの発する熱を効率よく冷却する工夫も必要で、効率のよい設計をしなくてはなりません。そのため、コンパクトなノートブックは高価になってしまうのです。

しかし15インチのノートブックであればPC本体の大きさに余裕があるため、そういった設計が必要ないのです。そのため、価格に比べて高性能なパーツを搭載できます。

当然ですがノートブックは、デスクトップパソコンよりサイズがコンパクトです。それはディスプレイのサイズが15インチになっても変わりません。つまりノートブックであれば、デスクトップパソコンほど設置スペースを必要としないのです。

デスクまわりにスペースがない、そもそもデスクがないといった場合でも、ノートブックであれば設置できます。ノートブックは移動させやすいため、設置場所もそのときどきで変えられるため、専用のスペースが必要ないのもメリットです。

15インチのノートブックは重量が基本的に重めのものが多いのですが、それでもなかには軽量な製品もあります。一般的に頻繁に持ち運ぶ場合は1.5kg以下を目安にしますが、15インチのノートブックだとその条件をクリアできるものはほとんどありません。複数のノートブックのスペックを比べて、少しでも軽量な製品を選びましょう。

毎日のように持ち運ぶのであれば別にノートブックを購入して、自宅用と外出用で使い分けるのもおすすめです。

やや重いノートブックを持ち運ぶときは、リュックサックに収納するのがおすすめです。手提げのバッグに収納すると片腕に重量がかかって相当な重さを感じますが、リュックサックに収納すれば両肩で持ち上げるため、多少重くても楽に持ち運べるようになります。

ノートブックを収納するリュックサックは、収納しやすい四角い形状のものがおすすめです。ノートブックを収納できるタイプのリュックサックもあります。

ノートブックを持ち運ぶときは、不意に落としたり、ぶつけてしまったりしたときに備えておきましょう。強い衝撃を受けるとノートブックの液晶などが破損してしまうおそれがあります。

持ち運ぶときは、衝撃を吸収できるノートブック用のケースへ収納しましょう。薄いクッションであっても、ノートブックに衝撃が直接伝わらないため、もしぶつけてしまうようなことがあっても、破損を防ぐことが可能です。ケースとバッグで二重に衝撃を防げるように備えておくのがおすすめです。

15インチのノートブックを主に使うのは自宅になるため、もっとも優先されるべきなのはCPUとメモリなど作業を快適にするパーツの性能です。性能の高いパーツは電力の消費量が多いのですが、自宅作業であれば関係ありません。購入予算の範囲内で、できるだけ性能の高いノートブックを選びましょう。

目安として、インテルであれば Core i5 以上、AMD であれば Ryzen 5 以上がおすすめです。書類作成が中心であれば、Core i3、Ryzen 3 でも十分でしょう。メモリは8GB以上で、16GBあると安心です。

ディスプレイの解像度が高ければ、それだけ多くの情報を表示できるようになります。フルHD（1920 x 1080）であれば、複数のウィンドウを同時に表示させてデータを比較するような使い方もできます。解像度の高さは作業の快適さにも影響するのです。

15インチのノートブックであれば、フルHD以上の解像度を表示できる製品もあります。グラフィックボードを搭載しているノートブックであれば、WQHD（2560 x 1440）のようにフルHDを超える解像度も表示できます。

ノートブックは持ち運びができることが最大のメリットですが、自宅使用が中心であれば、持ち運ぶ機会はほとんどないでしょう。持ち運ぶ機会がないのであれば、ノートブックの重さを気にしないという選択肢もあります。

そうすれば重さやバッテリーの時間などを気にせず、CPUやメモリといった性能にだけ注目してノートブックを選べるようになります。自宅で使用することを前提とした、自分にとって使いやすいノートブックを探してみましょう。

IdeaPad Slim 170i 15.6型

IdeaPad Slim 170i 15.6型 は、15インチのノートブックであっても持ち運びたい、という人におすすめです。自宅と会社、または自宅と学校などふたつの場所で作業する機会が多い場合は、どちらでも快適に使えるノートブックが必要になります。そういった人に、IdeaPad Slim 170i 15.6型 はぴったりです。

厚さは17.9mm、重さは約 1.54kgと15インチのノートブックとしては、かなり持ち運びやすくなっています。リュックサックに収納すれば、毎日でも持ち運べるでしょう。バッテリーの使用時間は約13時間と長く、持ち運んだ先でも安心して長時間の作業に打ち込めます。

ThinkBook 15 Gen 5

持ち運ぶ機会がほとんどない、自宅での使用が中心であれば、高いパフォーマンスを発揮できる ThinkBook 15 Gen 5 はおすすめの一台です。

OSが Windows 11 Home 64bit 、CPUは Ryzen 3～Ryzen 7、メモリは最大16GB、SSDは最大1TBとミドルグレードからハイグレードまで幅広くラインナップされています。スペックのバリエーションが豊富なため、自分にぴったりの性能を備えたものを見つけられるでしょう。書類作成だけでなく動画編集にも十分対応できるため、仕事だけでなく趣味にもパソコンを活用できます。

重量はちょっと重めの1.7kgですが、たまに持ち運ぶ程度であれば問題ありません。作業の快適さが何よりも大事な人は、ぜひご検討ください。