白いカーボンで軽くて頑丈、しかもパワフル!
「Yoga Slim 750i Carbon」で
新次元の快適モバイルライフを手に入れよう!!
レノボ・ジャパンの「Yoga Slim 750i Carbon」は、インテル Evo プラットフォームに準拠した13.3型モバイルノートPCだ。見た目にも美しいムーンホワイトのカーボンボディーを採用することによって、約966gという軽量ボディーを持ちながらもMIL規格に準拠する耐衝撃性能を備えている。それでいて、性能面で妥協もしていない。その実像をチェックしていこう。
インパクト抜群な明るく、鮮烈なムーンホワイト――レノボ・ジャパンから登場した「Yoga Slim 750i Carbon」は、スリムで軽量、かつ丈夫なボディーを持つ、最新世代のモバイルノートPCだ。そのスタイリッシュさは、Windows搭載ノートPCの中でも独特の存在感を放つ。多くの人の目を引くことは間違いないだろう。
もっとも、この「Yoga Slim 750i Carbon」のストロングポイントは“見た目”だけではない。ビジネスや学習に使うモバイルノートPCとして、性能と機能が一流であることに加えて、AI技術を駆使した独自の「Lenovo スマート アシスト」が使い勝手を後押しする。内蔵カメラを活用した「画面の自動ぼかし」や「自動ロック」でセキュリティを確保するなど、ちょっとした未来感も体験もできる、これまでにない魅力的な製品だ。
その中身を、これからじっくりチェックしていこう。
最高の体験ができる証「インテル® Evo™ プラットフォーム」に準拠
2020年秋以降、モバイルノートPCの技術は大きく動いている。どのような製品を選ぶかによって、ユーザー体験や将来性が変わってくる状況だ。その大きなカギを握る要素が、「第11世代インテル® Core™ プロセッサー」(開発コード名:Tiger Lake)と「インテル® Evo™ プラットフォーム」である。
Tiger Lakeは、技術面で先代の「第10世代インテル® Core™ プロセッサー」(開発コード名:Ice Lake)からより進化を遂げ、高い性能とバッテリー駆動時間の長さを両立した。
このTiger Lakeを搭載するPCの中でもベストな体験ができることを示す“証”がインテル® Evo™ プラットフォームである。インテル® Evo™ プラットフォームのロゴを冠するには、バッテリー駆動中でもOSやアプリの起動や終了など操作レスポンスが良いこと、画面の表示品質や音質が優れていることなど、 普段使いの快適性を高いレベルで満たすことが求められる。
Tiger Lakeを搭載しているかどうか、そしてインテル® Evo™ プラットフォームに準拠しているかどうか、これからのノートPC選びにおいて必ず意識することになる。その点、「Yoga Slim 750i Carbon」は、Core™ i5プロセッサーモデルとCore™ i7プロセッサーモデルが共にインテル® Evo™ プラットフォームに準拠している。高いレベルで快適に使えることが保証されているのだ。
その実力は、後ほどベンチマークテストを通してチェックする。
1kg切りでも頑丈! MIL規格に準拠したタフネスボディー
ムーンホワイトのボディーはインパクトが抜群で、スリムかつスタイリッシュだ。天板のテーパー(先細り)加工、リアの精巧なエッジカーブなど、ディテールにもこだわっている。
ボディーサイズは約295.9(幅)×208.9(高さ)×14.25~15(厚さ)mmで、質量は約966gと1kgを下回る。ブリーフケースタイプのビジネスバッグにも余裕をもって収まるサイズで、軽さも相まってどこにでも持ち出しやすい。
「軽量である」と聞くと、丈夫さも気になる所だろう。この点、「Yoga Slim 750i Carbon」は米国国防総省が定める物資調達基準「MIL-STD 810G(MIL規格)」に定める9種類の耐久テスト(落下、振動、高温/低温環境における動作など)をクリアしている。加えて、実際の利用シーンを想定したレノボ独自の試験も実施することで、ハードな運用にも耐えられる丈夫さを確保した。
満員電車で押されたり、新幹線や航空機で揺られたり、イベント会場などで席を立つ人とぶつかったりと、外に持ち出せば持ち出すほど、ノートPCは振動や衝撃にさらされる場面は多くなる。コンパクトで軽量ながらも丈夫さをしっかりと確保した「Yoga Slim 750i Carbon」は、さまざまな場所に気兼ねなく持ち出せる。
美しく強い「白いカーボン」
薄型軽量なボディーと頑丈さを両立できた大きな理由として、「Yoga Slim 750i Carbon」のアピールポイントの1つである「白いカーボン」が挙げられる。
「Yoga Slim 750i Carbon」では、レノボのビジネス向けノートPC「ThinkPad X1 Carbon」でも実績のあるカーボンファイバー由来のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)をボディー素材として採用した。これは2016年に発売された「Yoga 900s」で用いられたカーボン素材と比べると約47%軽量でありながら、耐久性は25%も向上しているという。
カーボンファイバーを折り込んだカーボンクロスに樹脂を染み込ませて成形加工したCFRPは、極めて軽量ながらも高い強度を備える高級素材である。その特徴から、人工衛星、航空機や自動車など、クリティカルな用途でも使われることもある。
カーボン素材というと、ブラックのイメージが強い人も多いだろう。それだけに、「Yoga Slim 750i Carbon」はカーボン素材を採用したのに“白い”点において印象的である。
この美しい外観を長く保つために、「Yoga Slim 750i Carbon」は3層のサーマルコーティングで塗装の耐久性を向上している。さらに、ソフトフィニッシュや防指紋ペイントといった加工を施すことで、手触りが心地よく、指紋が付きにくい外装を実現した。汚れが付いた場合もサッと拭き取れるため、毎日きれいに使うことができる。
16:10ディスプレイと打ちやすいキーボードで生産性アップ!
「Yoga Slim 750i Carbon」の液晶ディスプレイは13.3型だ。表示解像度はWQXGA(2560×1600ピクセル)で、近くで見てもドットが見えないほどに高精細である。表面は非光沢(ノングレア)仕上げとなっており、自分の顔やライトも映り込みにくい。
このディスプレイの最大輝度は十分に明るい300ニットを確保している。インターネットコンテンツの標準色域規格である「sRGB」が定める色域を100%カバーしているので、色味(色の見え方)の面でも申し分ない。
sRGBの色域を100%カバーしているということは、クリエイティブコンテンツを制作するPCとしても便利に使える。ビジネスはもちろん、エンターテイメントを楽しむ際も、色を正しく表示できる能力があることは心強い。娯楽だけでなく、仕事や学習のモチベーションも上げてくれるだろう。
ディスプレイのアスペクト比が16:10であることも魅力だ。最近のノートPCにおいて一般的な16:9ディスプレイよりも縦方向の情報量が多いため、一覧性が高まる。A4縦サイズを想定した文書全体を相対的に大きく表示できるし、表計算ソフトのワークシートやWebページもスクロールなしでより多くの情報を表示できる。ビジネス用途でも便利に使える。
ビジネスにおける生産性、あるいはオンライン学習の円滑さを支える要素の1つが、キーボードである。「Yoga Slim 750i Carbon」のキーボードは、ビジネスPCとして長年絶大な支持を得ているThinkPad譲りの打ちやすさを確保している。ミスタイプしにくいキートップ形状でスイッチの感触もしっかり調整されており、長文を入力する際も快適に使える。マウス操作を行うタッチパッドも大きめで操作しやすい。
スマートな環境を構築できる先進の「Thunderbolt 4」
ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応する。Wi-Fi 6は最新の無線LAN通信規格で、電波の混在した状況でも速度が落ちにくく、安定した通信ができる点が魅力だ。Bluetooth 5.0はワイヤレスヘッドフォンやワイヤレスマウスなどをつなぐ際に便利である。
ボディーの左右には、3基のUSB Type-Cポートを装備する。全てがUSB Power Delivery(USB PD)に準拠した電源入力と、DisplayPort Alternate Modeに準拠した映像出力に対応する。
付属のACアダプターの出力は65Wと大きめだが、コンセントプラグを本体に一体化するなど工夫を凝らすことでコンパクトに仕上げている。カラーは「Yoga Slim 750i Carbon」と同じホワイトだ。
USB Type-Cで接続できるUSBハブ機能付きの外付けディスプレイと組み合わせれば、ディスプレイはもちろん、多数の周辺機器を一気に接続できる。自宅(オフィス)環境と身軽なモバイル環境をUSB Type-Cケーブル1本で切り替えられるわけである。先進のテレワーク/リモートワークスタイルとして注目を集めているこうした環境にも、「Yoga Slim 750i Carbon」なら簡単に対応できる。
USB Type-Cポートのうち、左側面にある2基は最新規格「Thunderbolt 4」にも対応している。Thunderbolt 4は最大40Gbpsの高速転送に対応し、「USB4」や「Thunderbolt 3」との互換性も備えている。
プロのクリエイティブユースにおいて普及しつつある超高速ストレージや、デスクトップPC並のゲーミング性能を追加できる外部GPUボックスといったThunderbolt 3接続の周辺機器を用意すれば、パワフルな「Yoga Slim 750i Carbon」をさらに強化できる。
顔認証とスマートアシストでよりスマートに使える「Webカメラ」
画面の上には、Webカメラとデジタルマイクを搭載している。追加コストなしでオンライン会議やオンライン学習に活用できる。このカメラにはIR(赤外線)撮影ユニットも内蔵しており、「Windows Hello」の生体認証にも利用できる。
顔のデータを一度登録しておけば、画面をロックした状態から顔を向けるだけでパスワードの入力なしにログインすることができる。Yoga Slim 750i Carbonはスリープ状態から瞬時に復帰する「モダンスタンバイ」にも対応しているので、 画面を開けて顔を向ければ、サッとログインできる。
Webカメラは利用しない時は、設定から無効化できる。リモート盗撮が気になる人、オンライン会議/オンライン授業システムにおけるカメラオフを忘れがちな人も安心だ。
このWebカメラを活用して、ノートPCをよりスマートに使えるようにしてくれるレノボ独自の機能が「Lenovo スマート アシスト」である。
他者が画面をのぞき込んだ際に警告する「プライバシーアラート」、プライバシーアラート作動時に画面をぼかすことで“のぞき見”を防ぐ「プライバシーガード」、マルチディスプレイ時に注視している画面以外をぼかすことで集中力を高める「スマートディスプレイ」、ユーザーが離席したことを検知すると自動的にWindowsをロックする「オートロック」など、ノートPCのセキュリティや、ノートPCを使った作業の効率を高める機能が満載だ。
なお、Lenovo スマート アシストには、画面から目を離すと動画の再生を一時停止する機能もある。オフタイムでも便利に使える機能といえる。
インテル® Evo™ プラットフォームの実力をチェック!
先述の通り、「Yoga Slim 750i Carbon」はインテル® Evo™ プラットフォームに準拠している。
このプラットフォームの“要”となるTiger Lakeは、Ice Lakeと比べると 機械学習ベースのAI(人工知能)処理スピードが最大で約5倍高速となっている。CPU部分だけではなく、内蔵GPU「インテル® Iris® Xe グラフィックス」でも並行して推論演算を行えるようになったことが、この高速化に寄与している。
Tiger Lakeに最適化されたクリエイティブソフトウェアを使うと、今までのノートPCでは考えられないほどにレンダリング(描画)やエンコード(圧縮)などがスピーディーに進むようになる。オンライン会議の録画映像の不要な部分をカットして配布するといった作業なども、より快適にこなせる。
もちろん、Tiger LakeはAI以外の処理性能も底上げされている。PCI Express接続のSSDをストレージとして採用したことと相まって、「Yoga Slim 750i Carbon」はPCの起動、スリープからの復帰といった日常操作から、ビジネス、クリエイティブ、エンターテイメントまで、あらゆるアプリを快適に利用できる。
……とはいえ、実際に使ってみないと実力は分からない。そこで、ベンチマークテストアプリを通して「Yoga Slim 750i Carbon」の実力をチェックしてみよう。なお、この記事ではCore i7-1165G7(2.8G~4.7GHz、4コア8スレッド)を搭載する上位モデルにおいて、電源オプションを「最も高いパフォーマンス」としてAC電源を接続した状態でテストしている。
CINEBENCH R20
まず、CPUを使ったレンダリング(描画)パフォーマンスを計測できる「CINEBENCH R20」を実行してみた。スコアは以下の通りだ。
・ マルチ:1721ポイント
・ シングル:549ポイント
13.3型のモバイルノートPCとしては比較的高いスコアを記録した。Tiger Lakeのパワーをしっかりと引き出せていることが伺える。
PCMark 10
続いて、PCの普段使いの性能をチェックできる「PCMark 10」の結果を見てみよう。通常のテストに加えて、スコアは以下の通りだ。
・ 総合:4996
・ Essentials:1万53
・ Productivity:6767
・ Digital Content Creation:4975
Webブラウジングやアプリ起動といった普段使いにおいて重要な「Essentials」テストのスコアは1万を超えた。ノートPCでこのような高スコアを見ることができるとは、まさに第11世代Core™ プロセッサーを採用した効果だろう。文章作成やプレゼンテーションといったオフィス環境での利用を想定した「Productivity」や、コンテンツ作成能力を見る「Digital Content Creation」のスコアも、独立GPUを備えないノートPCとしては高い。
合わせて、Microsoft Officeのアプリ(Word、Excel、PowerPoint)やMicrosoft Edgeを実行した際のパフォーマンスをチェックできる「Applications」テストも実行した。結果は以下の通りだ。
・ 総合:1万746
・ Word:8046
・ Excel:16628
・ PowerPoint:1万103
・ Edge:9867
Officeアプリを使った作業も、今までのノートPC以上に快適にこなせることが分かる。
3DMark
「Yoga Slim 750i Carbon」が搭載するインテル® Iris® Xe グラフィックスは、3Dグラフィックスの描画パフォーマンスが大幅に改善していることも特徴である。そこで、3Dグラフィックスのベンチマークテスト「3DMark」も実行し、実力をチェックしてみよう。
今回はDirectX 12ベースの「Time Spy」、DirectX 11ベースの「Fire Strike」の2種類のテストを実施した。前者は最近の3Dゲーム、後者は少し古めの3Dゲームの快適さを測るバロメーターとなる。
総合スコアは以下の通りだ。
・ Time Spy:1647
・ Fire Strike:4454
いずれも、1世代ほど前のエントリークラスのノートPC向け独立GPU並みか、それ以上のスコアである。ゲーム内の設定次第の面もあるが、単体でも十分にゲームを楽しめるレベルだ。
最大14時間の長持ちバッテリー
薄型軽量でも、Yoga Slim 750i Carbonはバッテリーの容量や持ちを犠牲にしていない。バッテリーの容量はモバイルノートPCとしては多めの50Whとなっている。付属のACアダプターを使えば、約15分の充電で約2時間分の駆動電力を確保できる急速充電も可能だ ※。※ 実際の駆動時間は、利用状況により変わります
駆動時間は約14時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 バージョン2.0)となっている。
動作パフォーマンスは、「Fnキー」と「Qキー」のコンビネーションで簡単に切り替えられる。バッテリー持ちを重視したいシーも、処理パフォーマンスを重視したいシーンもサッと切り替えられる。
ここで、電源オプションを「最も高いパフォーマンス」とした上で、ディスプレイの輝度を最大にした状態でバッテリーの駆動時間を計測するテストも行った。
計測に用いたのは、PCMark 10に内包されたバッテリーライフテストの「Modern Office」シナリオ。電源オプションとディスプレイ輝度以外の設定はいじっていない。駆動時間は、100%から2%までの消費で約8時間35分となった。
普段のビジネスシーンで利用するOfficeアプリケーションの利用をシミュレーションしたテストで、しかもパフォーマンスと画面輝度を高めた状態でこれだけ持つということは、通常設定時はもっと長く持つはず。「バッテリー持ちを重視してより長く使いたい!」という人はもちろん、「バッテリー駆動時もパフォーマンスを求めたい!」という人も、これなら満足が行くだろう。
スリムでスタイリッシュなだけじゃない、最先端のモバイルノートPC
「Yoga Slim 750i Carbon」は「美しく白いカーボン」に目を奪われがちだが、決して見た目だけの製品ではない。薄型軽量で丈夫なボディーにインテル® Evo™ プラットフォームに対応した先進のハードウェアを使いやすい形で詰め込んだ“超強力な1台”である。
高性能であることはもちろん、見やすい画面、使いやすいキーボード、スマートに周辺機器を拡張できるThunderbolt 4、長持ちするバッテリーなど、モバイルノートPCとしてさまざまな利用シーンにおいて満足の行く実力を備えている。未来感のあるインテリジェントなLenovo スマート アシストも、その使い勝手をさらに高めている。
テレワーク、モバイルワーク、オンライン学習、そして趣味でクリエイティブやエンターテイメントをといった用途を楽しみたい人も含め、モバイルノートPCを探している全ての人にイチオシしたい。
何より、薄型軽量で丈夫さも備えた美しい白いボディーは、他のモバイルノートPCにはない付加価値である。モバイルノートPCの購入を検討している人は、“第一候補”として検討してみてほしい。
- 2020年12月15日 ITmedia PC USER掲載記事より転載
- アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年12月31日