LTE-A 技術とは？

LTE-A 技術とは？

LTE-A は LTE-Advanced の略です。 LTE (Long Term Evolution) の一世代先の移動体通信規格を指します。 LTE が 3G の通信規格だったのに対し、LTE-A は 4G、つまり第 4 世代の通信規格です。

第 4 世代の通信ネットワークがもたらすメリットは数多くあります。 最も端的に言うと、LTE-A は 3G よりも高速な通信速度を提供します。 IMT-Advanced 規格で定義されていますが、4G では、ユーザーがデータ・ステーションに対して物理的に高速で移動している場合は、公称データ・レート 100 メガビット/秒、ユーザーとステーションが互いに固定されている場合は、1 ギガビット/秒を提供する必要があります。 さらに、LTE-A では、グローバル・ローミング、ネットワーク間のスムーズなハンドオーバー、既存の無線規格との相互運用性を実現します。

ワイヤレス通信では、LTE-A または 4G LTE が現在の最先端技術です。

LTE-A の機能

3G ネットワークと比較して、4G ネットワークにはいくつかのメリットがあります。 ネットワークを 4G に分類するには、国際電気通信連合が規定する一定の基準を満たす必要があります。 4G 通信規格の要件は以下のとおりです。

• オール IP (インターネット・プロトコル) パケット交換ネットワーク (ネットワーク効率の向上のため)
• 既存の無線規格との相互運用性
• モバイルおよび固定ユーザー向けの特定の公称データ・レート
• 各セルでより多くの同時ユーザーをサポートするために、ネットワーク・リソースを動的に共有
• 最大 40 MHz の拡張可能なチャネル帯域幅
• ダウンリンクの場合は 15 ビット/秒/Hz、アップリンクの場合は 6.75 ビ ット/秒/Hzのピーク・リンク・スペクトル効率
• ネットワーク間のスムーズなハンドオーバーによるシームレスな接続性
• ユニバーサル接続によるグローバル・ローミング
• マルチメディア対応に十分なサービス

4G のデータ速度は 3G データ速度よりも高速ですが、メガビット (Mbit) とメガバイト (MB) は異なることに注意してください。この 2 つはよく混同されます。 メガバイトはデジタル・ファイルのサイズの大きさ、メガビットはデジタル・ファイルのアップロードとダウンロードの速さを指します。 メガビットは、メガバイトの 1/8 の大きさです。 1MB のファイルを 1 秒でダウンロードするには、お使いのネットワーク接続が 8Mbps (または メガビット/秒) である必要があります。

現在対応しているデバイス

すべてのモバイル・デバイスが 4G に対応しているわけではありません。 多くのスマートフォンや タブレット は、現在 4G に対応していますが、ノートパソコンなど無線接続が可能なモバイル・デバイスは 4G に対応していない場合が多いです。 ノートパソコンなどのデバイスに関しては、4G 対応となると消費者の選択肢が限られることが頻繁に起こります。 消費者のニーズに応え、現在のテクノロジーを活用した選択肢を提供するために、 Lenovo の X シリーズ と T シリーズ のノートパソコンでは、4G ワイヤレス接続を利用できます。 4G のネットワークを活用することで、これらのノートパソコンではブラウジング速度の高速化、マルチメディア利用の拡大、使いやすさの向上などのメリットが得られます。

LTE と LTE-A の比較

3G LTE ネットワークと 4G LTE-Advanced ネットワークを比較すると、比較にならないことがわかります。 LTE-A ネットワークは、ダウンロードとアップロードの両方ではるかに高速なピーク速度を提供し、より高い信頼性、ネットワーク間のよりシームレスなハンドオーバー、およびグローバル・ローミングを提供します。 お使いのノートパソコンが 4G に対応していない場合、そのオンライン機能は大幅に制限されます。 すべての客観的指標において、LTE-A は 3G LTE よりも優れています。 主観的には、4G LTE-A ネットワークでは、はるかに充実した実りあるユーザー・エクスペリエンスが得られると期待できます。