目 次
パソコンのCPUの役割を分かりやすく解説
なんとなく重要なものだとは分かっているものの、どういう役割をしているのかまでは分からない。そういった人のために、CPUについて基本的なことから分かりやすく解説します。CPUの重要性が分かれば、新しいパソコンを購入する時の参考になるでしょう。
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CPUはどんな役割をしている?
CPUはCentral Processing Unitの略称で、中央演算処理装置と訳されます。パソコンの中枢として働き、プログラムやデータの処理、パソコン全体の管理などを担っています。次から次へと送られてくるプログラムをはじめとする命令を処理して返すのがCPUの仕事の基本です。パソコンで起こることの全ては、CPUの管理下で行われています。
このように重要な役割を担っていることもあって、パソコンに搭載されている装置の中でCPUは最も高価なもののひとつです。CPUの価格がパソコンの価格を左右することが一般的です。そのため、CPUを選ぶ時はできるだけ慎重に、そしてじっくりと時間をかけて検討することが大切です。CPU選びがパソコン選びの第一歩となるでしょう。
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パソコンの性能の大部分をCPUが決める
CPUはパソコン全体を管理する中枢のため、パソコンの性能の大部分はCPUの性能によって決まります。次から次へとCPUへ送られてくるプログラムの命令などを高速で処理できれば、それだけパソコンの操作が軽快になるためです。だから高性能のCPUは、非常に高価です。
高性能CPUを搭載しているパソコンは、それだけで高性能なパソコンと判断しても良いでしょう。ただし、パソコンの使いやすさはCPUだけで決まるものではありません。それ以外の要素にも注目しなくては、自分にとって使いやすいパソコンにはならないでしょう。
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いまでは映像の処理もCPUの役割
映像の処理は、GPU(Graphics Processing Unit)というプロセッサが専門的に担当します。映像処理には高い負荷がかかるため、CPUとGPUで役割を分担することで、より高速に処理ができるようになっているのです。
いまのCPUの多くは、このGPUを内蔵しているものが主流です。GPUを内蔵しているため、CPUがあればGPUを搭載したグラフィックボードが必要ないのです。高画質の動画編集であれば、より高性能なGPUが必要になりますが、書類作成などであれば内蔵GPUでも十分に間に合います。
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CPUとGPUはなにが違う?
CPUは中央演算処理装置と呼ばれるように、パソコンの中枢となって全体を管理しています。その一方でGPUはCPUが担当しない映像処理を専門的に担っています。CPUとGPUでは、担当する分野が違うのです。映像処理では大量の演算が必要となるのですが、GPUはそういった大量の演算を同時に処理する並列処理を得意としています。
GPUがCPUの得意でない並列処理を代わりに行うことで、CPUへ負担をかけることなく映像の処理ができるのです。
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パソコンに搭載しているCPUを確認する方法
いま使用しているパソコンがどんなCPUを搭載しているのかは、簡単に確認できます。
1.スタートを右クリック
2.メニューの「タスクマネージャー」を選択
3.「パフォーマンス」タグをクリック
4.左のメニューから「CPU」をクリックウィンドウの右上に表示されているのが、パソコンに搭載されているCPUです。ちなみにグラフで表示されているのは、CPUを使用している状況です。使用率が高ければCPUに高い負荷がかかっていることをあらわし、その逆であればCPUに余裕があることをあらわします。
CPUの使用率が常に高い状況であれば、何らかの負荷の高い処理を行っていることになります。高使用率が続く場合は、CPUの性能が不足しているのかもしれません。
CPUの種類を見分けるポイント
さまざまな種類のCPUがあり、どのような違いがあるのかを解説します。CPUの名前を見るだけでも、どういった性能があるのかを判断する手がかりになります。パソコンを購入する時に、性能の良しあしを判断するポイントにして下さい。
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CPUの名前の見方と意味
CPUの名前を見れば、それがどういったCPUなのか分かるようになっています。例えば、次のCPUの名前を見れば、上のCPUの性能が高いと推測できます。
Core Ultra 7-265H
Ryzen™ 5 9600X①はCPUの名前がIntel®のハイグレードCPUの「 Core Ultra7 」であること、「 265 」から新しい200シリーズのCPUであること、「H」からノートブック向けの高性能CPUであることが分かります。
②は「Ryzen™ 5」からAMDのミドルグレードで、「 9600 」から新しいシリーズのCPUで、「X」からデスクトップパソコン向けの高性能CPUをあらわしています。
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メーカー名
CPUを製造しているメーカーには、Intel® と AMD の2社があります。パソコン市場では Intel® が大きなシェアを獲得していますが、AMD も徐々にシェアを伸ばしています。さらにQualcommがノートブック向けのCPUで参入しており、ユーザーにとっては選択肢が増えているのがいまのCPU市場の状況です。
最新の高性能CPUではしのぎを削って競い合っていますが、Intel® と AMD どちらが良いということはなく、一般的なユーザーにとってはほぼ同じと考えても良いでしょう。QualcommはAI処理性能を高めたCPUが特徴で、バッテリー駆動時間の長さや静音性の高さが評価され、ノートブック市場で存在感が増しています。
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ブランド名
CPUにはメーカーごとに、さまざまなブランドがあります。パソコン用のCPUとしては、Intel® と AMD 、Qualcommでそれぞれ次のブランドを持っています。
CPUのブランド
Intel® AMD Qualcomm ブランド名 Core Ultra、Intel Processor Ryzen™、Ryzen AI、Athlon Snapdragon X Intel® のCore Ultraと AMD のRyzenは高性能CPUに使用する、いわば看板のブランドです。多くのパソコンでは、これらのブランドを前面に押し出してアピールすることが多いです。以前のCore iシリーズは、AI処理性能を高めたCore Ultraになっています。AMDもRyzen AIが高性能CPUとして注目されています。QualcommのSnapdragon Xは、AI処理、省電力性に優れたノートブック向けCPUのブランドです。
Intel® にはPentiumやCeleronといったエントリーグレードのCPUのブランドがありましたが、それらは廃止されて Intel Processorに統一されています。
パソコンを購入したタイミングによっては、PentiumやCeleronといったブランドを使用していることがあります。それらも徐々に新しいブランドの Intel Processorに置き換わっていくでしょう。
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グレード
CPUのグレードは、ブランド名とそれに続く数字で見分けられます。基本的に Intel® のCore Ultra9と AMD のRyzen 9はほぼ同等の性能があると見なされています。他の数字についても同様です。AI処理の性能を高めたモデルのCPUもあって、CPUの性能は比較がしにくくなっていますが、基本的にブランド名の後ろにある数字が大きいほど高性能でグレードが高いことに変わりはありません。Qualcommは、Snapdragon Xがミドルグレードで、X Plus、X Eliteがハイグレードになります。
CPUのグレード順に並べると次の表のようになります。
Intel® AMD Qualcomm ハイグレード Core Ultra 9, Core Ultra 7 Ryzen™ 9, Ryzen™ 7 Snapdragon X Elite, Snapdragon X Plus ミドルグレード Core Ultra 5, Core Ultra 3 Ryzen™ 5, Ryzen™ 3 Snapdragon X エントリーグレード Intel Processor Athlon - グレードの高いCPUほど高性能で、かつ高価になります。パソコンの購入予算と照らし合わせてCPUを選びましょう。
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世代・シリーズ
CPUの性能で重要なのはグレードだけではありません。世代・シリーズも大きく性能に影響します。設計によってCPUは世代、シリーズに分かれており、同じグレードのCPUだとしても世代・シリーズが異なると大きく性能に差が出ることがあります。世代・シリーズが大きく異なる場合は、グレードが下になるCPUの性能の方が良いことも珍しくありません。CPUのグレードの良しあしだけで、性能を決めつけないようにしましょう。
世代・シリーズの確認方法は、Intel® も AMD も CPU の型番を確認します。型番の数値が大きいほど世代・シリーズが新しいと判別することが可能です。
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CPUのタイプ
グレード、世代が同じでも、CPUのタイプによっても性能は変わります。CPUには、クロック数を変えられる高性能なタイプ、ノートブック向けの省電力のタイプ、GPUを内蔵していないタイプなど、さまざまなタイプがあります。タイプによっては、グレードと世代が同じでも大きく性能が異なります。
例えば、ノートブック向けのCPUであれば、デスクトップパソコン向けのCPUよりも電力の消費を抑えるために少し性能を低く設定しています。そのため、グレードと世代は同じでも、性能に差が生じるのです。デスクトップで使っていたCPUと同程度のものがノートブックでも必要であれば、少し性能が高めのものを搭載した方が良いでしょう。
また、ノートブック用のCPUであったとしても、消費電力よりも性能を優先しているタイプもあります。そういったタイプのCPUであれば、ノートブック用でも高いパフォーマンスを発揮することが期待できます。
CPUのタイプは、型番の後ろにあるアルファベットで判別できるようになっています。このアルファベットのことをサフィックスと呼びます。ただし、Snapdragonにはサフィックスがなく、Snapdragon Xシリーズがノートブック向けCPUとなっています。
デスクトップパソコン向け
Intel® AMD 高性能、オーバークロック対応 K X 内蔵GPUなし F F 高性能GPU内蔵 - G 高ゲーミング性能 - X3D ノートブック向け
Intel® AMD 高性能、オーバークロック対応 HX、HK HX 高性能 H H 軽量ノートブック向け P HS 省電力 U U
CPU メーカーの特徴
パソコンの CPU メーカーは過去にいくつもありましたが、現在は Intel® 社と AMD 社の 2 社が多くの割合を占めています。
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Intel® 社 CPUの特徴
Intel® は高い世界シェアを誇る CPU メーカーです。Windows だけでなく他の OS でも採用されており、多くの製品に搭載されています。圧倒的なシェアは信頼の証しでもあり、安定した動作が求められる環境で需要が高い CPU です。
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Intel® 社のCPUの種類
Intel® のパソコン向けのCPUには、大まかに次の種類があります。
Intel® のCPU
ハイグレード Core Ultra 9, Core Ultra 7 ミドルグレード Core Ultra 5, Core Ultra 3 エントリーグレード Intel Processor 今はCore UltraというCPUが中心で、価格の安いCPUとして Intel Processorがあります。以前はPentiumやCeleronというCPUがありましたが、それらのブランドは廃止されて Intel Processorに統一されています。
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AMD 社 CPU の特徴
グラフィック処理性能が高く、比較的安価で性能も高いことが特徴です。近年は Ryzen™ というブランドの CPU を搭載した機種が増えており、特にゲーミング PC などの高性能なグラフィックスを求める製品で採用されています。
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AMD 社 CPU の種類
AMD の CPUには、次の種類があります。
AMD の CPU
ハイグレード Ryzen™ 9, Ryzen™ 7 ミドルグレード Ryzen™ 5, Ryzen™ 3 エントリーグレード Athlon, AMD3020e Intel® の Core Ultra にあたるものが、AMD だと Ryzen™ となります。価格の安いエントリーグレードとしてAthlonがあり、その下には児童の使用するパソコンに搭載される AMD 3020e というCPUがあります。
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Qualcomm 社 CPU の特徴
Qualcommは、スマートフォン向けCPUで培った省電力技術を応用し、ノートブック向けにSnapdragon Xを展開しています。低消費電力ながら高い処理効率を実現し、長時間のバッテリー駆動と発熱の少なさが大きな特徴です。また、AI処理に特化したNPU性能が高い点も強みです。
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Qualcomm 社 CPU の種類
Qualcommのノートブック向けCPUには、次の種類があります。
Qualcomm の CPU
ハイグレード Snapdragon X Elite, Snapdragon X Plus ミドルグレード Snapdragon X Armという技術を使用したSnapdragon Xシリーズです。上位モデルのSnapdragon X Eliteは、高い電力効率と優れたAI処理能力を両立しており、動画視聴や資料作成といった日常的な用途に加え、AIアシスタントの活用にも強みがあります。
CPUの性能を決める重要ポイント
CPUの性能差はどういったところから生じるのでしょうか。性能差を決めるポイントを抑えることで、パソコンを選ぶ時の参考にできるでしょう。CPUの性能を決めるポイントを解説します。
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クロック周波数
クロック周波数とは、1秒間にどれだけの処理ができるのかをあらわす数値のことで、Hz(ヘルツ)という単位を用います。基本的にクロック周波数の数が大きければ大きいほどCPUが処理できるスピードが速いことを意味し、性能が高いCPUといえます。
ただし、CPUの性能はクロック周波数だけであらわすことはできません。その他の要素も関係するため、クロック周波数の小さいCPUにトータルの性能では劣ることもあります。
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コア数
CPUは内部に複数のコアを内蔵していて、複数のコアがあれば同時に処理を行えるようになります。異なるCPUを比較した時にクロック周波数では負けていても、コア数が多いと最終的に処理するスピードが勝ることがあります。コア数の多さはCPUの性能をあらわす要素のひとつといえるのです。
高性能とされるCPUは、基本的にコア数が多いことが多いです。特にCPUのグレードが異なる時は、コア数も異なることも多いので注目して下さい。
また、最新のCPUではコアにも複数の種類を用意して、より効率的な処理ができるように設計しています。例えば、複数の処理を担当できるコアと、複数の処理を担当しないスレッドに分けるなどです。負荷の高い処理は複数処理のできないコアに割り当てるなどして効率化をすすめているのです。
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スレッド
コア数が多いほどCPUは、複数の処理を同時に行うことが可能です。スレッドはさらに複数の処理を並行して行うためのしくみで、コアが空いている時を利用して、別の処理をさらに行います。つまり、ひとつのコアで複数の処理が可能になるのです。
2つのコアがあるCPUでコアごとに2つの処理をできるようになると、最大で4つの処理を並行して行えます。スレッドによって、CPUの性能を余すことなく活用できるのです。
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キャッシュ
CPUに内蔵されているメモリーのことをキャッシュといいます。CPUが処理するデータは、一旦メモリーに保管されたあと、必要なものだけがCPU内のキャッシュへと移されます。キャッシュは他のメモリーよりも早くアクセスできるため、頻繁に使用するデータをキャッシュに保管することで効率よくCPUが処理できるようになります。
キャッシュが多ければ多いほどCPUが早く処理を行えるようになるため、性能の高いCPUといえます。
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GPU
パソコンには映像処理を専門的に扱うGPUというプロセッサがあります。映像処理はプログラムなどとは違い、できるだけ多くの処理を同時に行う必要があります。そのため、CPUとは別に映像処理に特化したGPUが必要になるのです。
今は多くのCPUがGPUを内蔵しています。そのため、CPUとは別にGPUを選ぶ必要はありません。より高度な映像処理が必要になったら、高性能なGPUを別途用意する必要がありますが、書類作成や動画再生などであればCPUに内蔵しているGPUで十分に対応可能です。
ちなみに、新しい世代のCPUだとGPUの性能が向上していることがあるため、複数のCPUを比較する時はどんなGPUを搭載しているのかチェックしておきましょう。
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NPU
近年のCPUには、AI処理を専門に担当するNPU(Neural Processing Unit)というプロセッサが搭載されるようになりました。NPUは画像の認識や分類、音声の生成や要約といったAI処理を低消費電力で高速に処理できる点が特徴です。
従来はCPUやGPUが担っていたAI処理の一部をNPUが引き受けることで、バッテリー消費を抑えつつ、安定した動作が可能になります。
NPUの性能を示す単位にTOPS(Tera Operations Per Second)があり、1秒間に何兆回の演算ができるかを表し、大きいほど高度なAI処理が可能です。例えば、Core UltraやRyzen AIのNPU性能の向上によって、ノートブック本体でAI処理が可能になり、インターネットに接続することなく生成AIを利用できます。
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世代・シリーズ
CPUは設計を改良することで、より性能を高めて行くことができます。そのためCPUは、新しければ新しいほど性能が高くなります。特に理由がなければ、新しいCPUを選びましょう。CPUは用いられた技術で、世代で分けられていました。新しい世代のCPUを選ぶことで、処理能力が向上するだけでなく、電力消費も効率的になっていたりします。
ただし、1世代、2世代くらいで劇的な性能差が出ることはあまりありません。そのため、価格が安くなっているのであれば、あえて以前の世代のCPUを選ぶのもひとつの方法です。
また、最近のCPUは世代ではなく、シリーズで分けられることが一般的です。例えば、Core Ultra 200シリーズ、Ryzen 9000シリーズのように分けられています。基本的にシリーズの数字が大きいほど、新しいCPUだと判断できます。
パソコンを買う時のCPU選び
CPUはパソコンの性能を決める重要な要素のひとつです。しっかりと用途に合ったCPUを選べるように、パソコンを購入する時に注目すべきポイントを紹介します。CPUを決定する時の参考にして下さい。
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処理速度が速ければ速いほど良い…のは本当?
CPUの性能が高過ぎたからといって困ることはありません。処理速度が速ければ速いほど良いCPUなのですから、購入する時は可能な限り高性能なCPUの方が良いでしょう。しかし、デメリットがあります。パソコンの価格が高くなってしまうのです。しかも、性能が高過ぎるとその能力をフルに発揮する機会がほとんどないのです。
せっかく性能の高いCPUを購入したのにもかかわらず、その性能を 発揮できなければ意味がありません。 きちんと用途に合った性能のCPUを選びましょう。
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ノートブックとデスクトップのCPU
ノートブック用のCPUとデスクトップ用のCPUでは、グレードや世代が同じでも性能が異なります。ノートブック用のCPUは発熱量を抑えたり、消費電力量を抑えたりするため、デスクトップパソコン用のCPUよりやや性能で劣ってしまうのです。
ノートブック用のCPUはノートブックにだけ使われているとは限りません。ミニPCなどのようにコンパクトなタイプだと、発熱量を抑えるためにノートブック用のCPUを使っていることがあります。高性能なCPUを使った作業をしたいのであれば、デスクトップパソコン用のCPUを使っているのかを確認しましょう。
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CPUのメーカーは気にした方が良い?
パソコン向けのCPUを発売しているメーカーは、ほぼ Intel® と AMD の2社に絞られます。ノートブックの場合は、QualcommのSnapdragon Xが加わります。そして、Intel® 、 AMD、Qualcomm の どれ が良いのかというと、 どれ を選んだところで大きな問題はありません。
同価格帯のCPUで Intel® と AMD、Qualcommを比較した時に、どちらかの性能が高いことはありますが、決定的な差になるほどの違いは生じません。また価格差もあまりないため、 どの CPUの方が安くパソコンを買えることもあまりないのです。つまり、同程度の性能のCPUであれば どれ を選んでも大丈夫です。ただし、最新のゲームを遊ぶ人であれば、ゲーミング性能に特化したCPUがあるので、それを基準に選んでも良いでしょう。
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迷ったらCore i5、Ryzen™ 5を選べば失敗しにくい
どのCPUを選べば良いのか迷った時は、ミドルグレードのCore i5またはRyzen™ 5を選んでおくのが無難です。用途に対して著しくオーバースペックになったり、逆にスペック不足になったりすることはありません。ミドルグレードということもあって、コストパフォーマンスにも優れています。CPU選びの中では、最も無難な選択肢です。
ただし、ハイスペックが必要な用途だと、ミドルグレードのCPUは性能不足になるでしょう。あくまでも、エントリー~ミドルグレードのCPUで迷った時の選択肢です。
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注意!メモリー不足だと高性能CPUが能力を発揮できない
せっかく高性能なCPUを選んだのに、あまり恩恵を受けられないことがあります。その場合、原因はメモリー不足になっていることが多いです。CPUの性能が高いのにもかかわらずメモリーが足りていないと、ストレージへのアクセス回数が増えるために、パソコン全体の処理に時間がかかるようになります。CPUの性能が高いだけでは、処理能力の低下を補えなくなってしまうのです。
高性能なCPUを搭載しているのにもかかわらず、メモリーが8GBでは能力を発揮できないおそれがあります。CPUの性能に 見合う だけのメモリーを搭載しましょう。少なくとも16GBは搭載した方が、CPUの性能を活かし切れずにパソコンの処理が遅くなってしまうような事態は避けられるでしょう。
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Copilot+PCは必要?判断のポイント
AI機能を活用したい場合は、Copilot+PCに対応したノートブックを検討しても良いでしょう。Copilot+PCは、CPUに内蔵したNPUを活用することで画像生成や書類要約、音声認識といった生成AIの処理をパソコン内部で実行できるノートブックのことです。一定以上の基準を満たすと、Copilot+PCとして認定されます。
Copilot+PCはインターネットに接続することなく、AI機能を利用できるため、作業の待ち時間を減らしたい人や、外出先で効率的に作業したい人に向いています。
ただし、動画再生やWebサイトの閲覧が主な用途であれば、AI機能は便利ですが必須とは言えません。人によっては、持て余してしまうことが多いでしょう。
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内蔵GPUでもゲームが遊べるようになった?
最近のCPUに搭載されている内蔵GPUは大きく性能が向上し、一昔前のゲームやカジュアルなゲームであれば、グラフィックボードを搭載していないパソコンでも遊べるようになったと言われています。
例えば、Ryzen 7 8700Gの内蔵GPUのRadeon 780Mは、2016年に登場したエントリーグレードのNVIDIA GeForce GTX 1050 Tiに並ぶ性能があります。決して最新のゲームを快適に遊べるほどの性能はありませんが、画質の設定を落とせば、多くのゲームを楽しめるでしょう。ただし、内蔵GPUは搭載しているメモリーをグラフィック用に使用するため、搭載容量に注意しましょう。
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ビジネス・学習中心ならCorei3以上が目安
ビジネスや学習といった用途であれば、それほど高性能のCPUでなくても良いでしょう。ただ、あまりにも性能の低いCPUを選んでしまうと、他の用途でもパソコンを使いたい時に性能不足を感じます。できればCPUの性能には、少し余裕を持たせましょう。
ただし、コストパフォーマンスも重要です。Intel® 社なら Core™ i3 シリーズ、AMD 社なら Ryzen™ 3 シリーズ がおすすめです。予算に合わせてワンランク上の CPU を選択しても良いでしょう。
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クリエイティブ系ならCorei5以上は必要
クリエイティブな作業に使うのであれば、スペック不足は最も避けたいところです。動画の編集など、クリエイティブな用途では負荷の高い処理が少なくありません。しかし、処理の待ち時間が長くなってしまうと、せっかくの創作へのモチベーションが下がってしまうおそれがあります。できるだけ製作へのモチベーションを保ち続けられるように、CPUはやや性能の良いものを選びましょう。
購入予算にも左右されますが、クリエイティブな作業には価格と性能のバランスがとれた CPU がおすすめです。Intel® 社なら Core™ i5 シリーズ、AMD 社なら Ryzen™ 5 シリーズが良いでしょう。
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ゲーマーならCore i7以上で快適なプレイを楽しめる
パソコンをゲームで使用するのなら、できるだけ性能の高いCPUを選びましょう。Intel® 社なら Core™ i7 シリーズ 、もしくは Core™ i9 シリーズ、AMD 社なら Ryzen™ 7 シリーズ、もしくは Ryzen™ 9 シリーズがおすすめです。
インターネットの向こうにいる相手に勝つためには、できるだけ高い性能のCPUを選びましょう。さまざまな処理をスムーズに行い、遅延なくゲームを進められることが大切です。
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まとめ
CPU はパソコンの動作性能に大きく影響する重要なパーツです。基本的には性能が高くなるほど高額になるので、利用目的に合った CPU を選びましょう。 レノボでは、Intel® 社、AMD 社、Qualcomm社のCPUを搭載した多くのモデルを取り扱っています。割引でお得に購入できるモデルもあるのでチェックしてみて下さい。





