AI PCという呼び方が使われ始めたのは、NPUを搭載したプロセッサが一般向けノートパソコンに載るようになった2024年以降です。それ以前のパソコンでもAI処理自体は実行できましたが、CPUやGPUが計算を肩代わりしていたため、処理中は動作が重くなり、バッテリーの消費も大きくなっていました。NPUはAI処理だけを専門に担当する回路で、同じ処理をより少ない電力で実行できます。NPUそのものの仕組みは「NPUとは何かの解説」で詳しく説明しています。
NPUの性能はTOPS(Tera Operations Per Second)という単位で表され、1秒間に何兆回の演算ができるかを示します。2026年時点で一般向けに流通しているAI PCは、NPU単体で10〜50TOPS程度の幅があります。この数値がそのまま、本体だけで動かせるAI機能の範囲を決めます。
