目 次
CPUの基本と性能の見方
CPU(Central Processing Unit)とは、日本語で「中央演算処理装置」を表すパーツです。コンピューター上でデータの計算処理を行うのが主な役割で、CPUの性能が高ければ高いほど、高速かつ複雑な処理が可能になります。 ゲーミングPCを選ぶ際は、CPUの性能が動作に非常に大きな影響を及ぼします。そのため、新しくゲーミングPCを購入したり自作パソコンを作成したりする時は、最初にどのCPUを搭載するのかを決めることが重要です。 一般的に性能が高くなるほど価格も高くなるため、予算とのバランスをよく検討した上で、購入するCPUを決めることが求められます。 さらに、CPUはゲームの動作速度や快適性だけでなく、動画編集・配信・3DCG制作といったクリエイティブ作業にも大きく関わるため、自分の用途を明確にした上で適切な性能を選ぶことが重要です。最近ではAI処理やストリーミング向けの機能を強化したモデルも登場しており、活用シーンに応じた選び方も求められるようになっています。CPUの性能を左右する要素はいくつかありますが、詳しくは後述します。
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CPUの役割と処理の流れ
CPUはコンピューターの中枢であり、ゲームなどのソフトを動かす命令を順に受け取り処理するパーツです。プログラムに従い計算や制御を行い、その結果を他の部品へ伝達します。こうした一連の動作が速やかに行われることで、滑らかな動作が可能となります。CPUの処理能力が高いほど、複雑なゲームも快適に楽しめることが多いでしょう。
さらに、CPUは多くの作業を瞬時に切り替えながらこなすため、同時に複数の処理を扱う能力も欠かせません。このため処理速度だけでなく、並列処理の性能もCPUの重要な指標となっています。
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クロック周波数とは何か
クロック周波数とは、1秒間に電気信号を送受信する回数を表す数値で、「Hz(ヘルツ)」という単位で表記されます。数値が大きいほど基本的な処理速度が高く、例えば3.20GHzなら1秒間に32億回の信号をやり取りできます。
通常、性能の高いCPUほどクロック周波数も高く、より多くのデータを高速に処理できますが、その分消費電力や発熱も増加します。このため近年は、パソコンの負荷に応じてクロック周波数を自動で切り替え、効率よく動作する仕組みが主流です。ゲーミングPCでも負荷の高い場面では周波数を上げ、アイドル時には抑えることで、性能と省エネのバランスを取っています。
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コア数とマルチコアの性能差
コアとは、CPUの内部に組み込まれている演算用の回路を指すパーツです。「コア数」とは、CPUの内部に何個のコアが組み込まれているのかを表しています。例えば「4コア」なら、CPUの内部には4つのコアが組み込まれており、それら4つのコアを使ってデータを処理できるイメージです。
基本的に、コアが多いほど多くの処理を並列で行うことができるため、処理性能は高まります。昔はシングルコアなどのように1つのコアだけが組み込まれているPCも少なくありませんでしたが、ゲーミングPCのように高速な処理が必要なモデルの場合は、6コアや8コア、12コアなど、多数のコアが組み込まれているものが主流となっています。
具体的には、複数のゲーム処理を同時に実行したり、動画編集や複数のブラウザタブを快適に操作したりする際に、コア数の多さが処理速度の向上に直結します。マルチコアCPUはこうした負荷の高い作業を効率的にこなせるため、快適なパソコン体験を支えています。
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スレッド数による処理能力の違い
スレッド数とは、何個のタスクを同時に処理できるのかを表した数値のことです。例えば「8コア16スレッド」と表記されているCPUなら、8個のコアを使って、16スレッドの同時処理が可能であるという意味を持ちます。つまり、1つのコアを使って2スレッドの並列処理ができるということです。
コア数・スレッド数が多いほど、同時処理できるタスクは増え、処理速度も向上します。例えば、ゲームをプレイしながら動画を録画したり、ブラウザで複数のタブを開いて作業したりする時に、スレッド数の多さが快適さを左右します。マルチタスク環境では処理の遅延が減り、より効率よく作業をこなせるのが特徴です。
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世代による性能差の考え方
CPUについて学ぶのであれば、「開発世代」という概念も押さえておくことが重要です。CPUには、メーカーが開発した時期に応じて「第〇世代」という世代名が付き、世代ごとに技術や対応マザーボード、性能が大きく異なります。
基本的には、技術の進歩に伴って、開発世代が新しくなるほど性能は向上していく傾向にあります。例えば第11世代と第12世代なら、同じCPU名(Core-i5など)であっても、新しい開発世代のCPUの方が性能は良いことが多いです。
ただし、グレードが高い一部のCPUに限り、古い開発世代が新しい世代の製品の性能を上回ることもあります。CPUを選ぶ際は、開発世代にも注目してみましょう。
近年ではIntelの第14世代やAMDのRyzen 7000番台などが登場し、効率的な電力管理や高速な処理性能、AI支援機能の強化など、従来より進化した機能が搭載されています。こうした最新世代のCPUは、古い世代と比べて特にゲームや動画編集など負荷の高い処理で大きな性能差を実感できます。CPUを選ぶ際は、世代ごとの特徴や対応プラットフォームも確認しましょう。
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CPUの末尾についている
アルファベットの意味は?CPUの末尾には、「〇〇-F」「〇〇-K」「〇〇-KF」などのアルファベットが付けられているものがあります。これらのアルファベットは、次のような意味を持っています。
- 無印(何も付いていない製品):最初に開発されたベースモデル
- 〇〇-F:内蔵GPUを搭載していない高コストパフォーマンスモデル
- 〇〇-K:オーバークロックに対応しているモデル
- 〇〇-KF:FとKの特徴を両方併せ持っているモデル
末尾にアルファベットが付いているモデルは、基本的に何もついていないベースモデルの改良版と考えると分かりやすいでしょう。「〇〇-F」はベースモデルを改良してパフォーマンスを高めたものであり、「〇〇-K」は定格を超えるクロック周波数で動作させることが可能なCPUです。「〇〇-KF」は、両者の特徴を併せ持つモデルとなっています。
近年では「HX」や「U」といった新しい末尾アルファベットも登場しています。「HX」は高性能かつ高消費電力のハイエンドモバイルCPUを示し、「U」は低消費電力で薄型ノートパソコン向けの省電力モデルを表しています。これらのアルファベットも製品選びの際に重要な指標となります。
CPUメーカーの特徴と選び方
CPUを製造しているのは、主に「Intel」と「AMD」の2社が主流です。ほとんどのゲーミングPCにはIntelとAMDのどちらかのCPUが搭載されているため、ゲーミングPCを購入する際は、どちらか一方のCPUを選ぶ必要があります。 ここでは、IntelとAMDそれぞれの特徴や選び方のポイントについて解説します。
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Intel
IntelのCPUは世界で高いシェアを獲得しており、「Coreシリーズ」が有名です。Core-i3,i5,i7などが数多く出回っていますが、近年ではさらに高性能な「Core-i9」シリーズが搭載されたゲーミングPCも増えてきました。
IntelのCPUはラインナップの幅が広く、さまざまなユーザーのニーズに柔軟に対応できる点が特徴です。インターネットやゲームを楽しみたい用途のユーザーから、動画制作や3Dモデリングなどのクリエイティブな用途のユーザーまで、幅広く対応可能な選択肢があります。
企業で導入されている一般的なパソコンの多くにもIntel製のCPUが採用されており、2025年現在も世界的に高いシェアを誇っています。
特に最新のIntel Core Ultraシリーズ(第14世代)では、高性能なPコア(パフォーマンスコア)と高効率なEコア(効率コア)を組み合わせたハイブリッド設計を採用しており、ゲーミングやマルチタスク性能が大幅に向上しています。また、AI機能の強化やDDR5メモリー、PCIe 5.0対応も進んでおり、最新の高負荷作業にも対応可能です。これにより消費電力効率も改善され、薄型ゲーミングノートPCなどにも適しています。
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AMD
AMD社が製造しているCPUでは、「Ryzenシリーズ」が有名です。Ryzen 3,5,7などが特に広く普及していますが、近年ではより高性能な「Ryzen 9」なども登場しています。
世界的なシェアは2023年6月現在で約30%ほどで、Intelと比べると知名度はやや低めです。
Ryzenシリーズは性能の高さに対するコストパフォーマンスの高さが特徴的で、要素によってはIntelのCPUを上回る高性能なモデルもあります。IntelとAMDのCPUが搭載されており、その他の条件がほぼ全て同じゲーミングPCを比較すると、多くの場合はAMDのCPUが搭載されているモデルの方が安価になるため、予算を重視するならAMDがおすすめです。
2025年現在、AMDはRyzen 7000シリーズに加え、Ryzen 9000シリーズも展開しており、3D V-Cache技術を搭載したモデルが特にゲーム性能で注目を集めています。また、省電力性能の向上やPCIe 5.0対応、DDR5メモリーの活用も進み、幅広い用途に対応可能です。クリエイティブ作業やAI処理にも強みがあり、コストパフォーマンスに優れた選択肢として多くのユーザーに支持されています。
用途別に見るCPU選びのポイント
CPU は計算処理を行う場所で、ゲーミング PC を選ぶ時に重要な要素のひとつです。CPU の性能が高いほど快適にゲームが楽しめますが、性能が上がるほど価格も高くなります。用途によって必要な性能やコア数は異なり、ゲームだけでなく動画編集や一般作業に適したCPUを選ぶことが快適なパソコン環境のポイントです。ここでは、用途別におすすめの CPU をご紹介します。
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ゲームに最適なCPUの選び方
CPU の性能が低いと画面表示にタイムラグが生じるなどの不具合が発生するため、ゲーム中に大きなハンデを受けることになります。そのため、CPU はインテル® Core™ i5 以上から選ぶのがおすすめです。
Ryzen™ は第 3 世代以降から性能が格段によくなっており、中でもRyzen 5 7600X、Ryzen 7 7700Xはコスパと性能のバランスがとれたおすすめの CPU です。
● 最新のゲームなら Core™ i7 か Ryzen™ 7
インテル® Core™ i5 を搭載していても、ゲームタイトルによっては不利になってしまうかもしれません。大規模なオンラインゲームでは、CPU 性能に余裕があると安心してプレイできます。
そのため、推奨スペックが高い最新ゲームをプレイする場合は、インテル® Core™ i7、もしくは AMD Ryzen™ 7 を選択するのが理想的です。本格的に PC ゲームを楽しむのであれば、総合性能値が高い Core™ i9、Ryzen™ 9 をおすすめします。
● 少し前のゲームなら Core™ i5 か Ryzen™ 3 でも OK
昔に開発されたゲームであれば「推奨 CPU」のレベルが低いため、Core™ i5 もしくは Ryzen™ 5 でも十分な場合があります。ただ、ゲームの快適性を考えれると、できる限りクロック周波数が高くてコア数も多い製品を選択しましょう。
また、ゲーミングPCの性能は解像度やゲームジャンルによっても変わります。フルHDなら4コアでも問題ありませんが、WQHDや4K解像度でプレイする場合は、6コア以上のCPUを選ぶとより快適です。さらに、FPSやアクションゲームのように処理負荷が高いジャンルでは、コア数だけでなく高クロックのCPUが特に重要となります。
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ゲーム以外の作業を中心に選ぶ
動画編集や配信作業、3DCGのモデリングなど、ゲーム以外に高いスペックが必要な作業を行う場合は、そちらの作業に合わせてCPUを選ぶ方法もあります。
特に動画編集や3DCGのモデリングはゲームよりも高いスペックが必要になるケースもあるため、慎重にCPUを選択することをおすすめします。
特に動画編集で重要な「エンコード」作業はCPU負荷が非常に高く、コア数が多いほど処理速度が速くなります。また、画像編集ソフトの「レイヤー操作」など複数の処理を同時に行う場面では8コア以上のCPUがスムーズに動作するためおすすめです。
● 動画編集や配信作業を行う
ゲーム以外に動画編集や配信作業を行う場合は、Core-i7やRyzen 7以上の、比較的ハイスペックなCPUを選ぶのがおすすめです。特に動画編集を行う場合は高いスペックが求められるため、Core-i3やi5などのゲーミングPCを選んでしまうと、十分に動作せず、希望通りの作業を行えない可能性があります。
単に撮影した動画にテロップを付ける程度の最低限の作業であれば動作させられることもあります。しかし、長尺の動画を制作したり、アニメーションを数多く取り入れたりする場合は処理に長い時間がかかったり、レンダリング(動画の出力作業)が難しくなったりするため、CPUの性能に余裕を持ったゲーミングPCを購入することが望ましいでしょう。
● 3DCGの編集を行う
3DCGは非常に高いスペックを必要とするので、Core-i9やRyzen9など、ゲーミングPCに搭載されているCPUの中でも高いスペックのモデルを選ぶことをおすすめします。最高水準のスペックのゲーミングPCを購入することで、快適に動作させられる可能性が高くなります。
ただし、編集する3DCGの複雑性が高くなるほど、処理に必要なスペックは高くなります。人間の複雑な動きを表現するような高度なモデリングを検討している場合は、さらに高いスペックを引き出すことができる、専用のタワー型パソコンなどを購入した方が良い場合もあります。
ゲーム以外に3DCGの編集を日常的に行う場合は、3DCGが動作するスペックかどうかを基準に購入するモデルを検討しましょう。
● ゲーム以外はインターネット閲覧や動画視聴が中心
ゲームをプレイする以外はインターネット閲覧や動画視聴が中心で、それほど動作の重い作業を行わないのであれば、無理に高スペックのゲーミングPCを購入する必要はありません。そのため、プレイするゲームの推奨スペックに合わせて選ぶのがおすすめです。
ゲームには「必要スペック」と「推奨スペック」の2種類がありますが、基本的には「推奨スペック」に合わせて購入するゲーミングPCを選ぶことが望ましいでしょう。
必要スペックはそのゲームを動作させるために最低限必要なスペックを表す一方、推奨スペックはゲームを快適に遊ぶために必要なスペックなので、推奨スペックを満たしておくと快適なゲームプレイが期待できます。
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一般用途やコスパ重視の選び方
パソコンを一般用途で利用するなら、表計算・ブラウザ・文書作成・動画視聴といった軽作業が中心となります。この場合、性能よりもコストパフォーマンスを重視した選び方が重要です。4コアから6コアのCPUを選択することで、複数のアプリを同時に開いても処理が重くなりにくく、日常的な作業も快適に行えます。Windowsの動作も複数スレッドを効率良く処理するため、最低4コア以上のCPUがおすすめです。
IntelならCore i3シリーズ、AMDならRyzen 3や5シリーズがコスパと性能のバランスに優れ、一般作業におすすめです。予算や用途に合わせて製品情報を確認し、最適なCPUを選択しましょう。
CPUと他パーツとの性能バランス
ゲームの快適さを左右する重要な指標のひとつが「フレームレート(fps)」です。これは1秒間に画面が何回更新されるかを示す数値で、この値が高いほど映像は滑らかに表示されます。CPUの性能が高ければフレームレートも向上しますが、CPUだけで快適な環境が整うわけではありません。 実際のゲーム描画はGPU(グラフィックボード)が担当し、メモリーはその作業を一時的に支える役割を担います。例えば、ハイエンドCPUを搭載していても、GPUの性能が低ければ描画処理が追いつかず、フレームレートは伸び悩んでしまいます。 同様にメモリー容量が不足していると処理速度が低下し、動作のカクつきやアプリの強制終了につながることも。 パソコンの性能は各パーツのバランスによって決まるため、どれか一つだけ高性能でも本来の力を発揮できません。ここでは、CPUとGPU、CPUとメモリーの関係を具体的に解説します。
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CPUとGPUの関係
CPUの性能が高くても、GPU(グラフィックボード)とのバランスが取れていないと、快適にゲームができない場合があります。特に最新の重量級ゲームでは描画処理の負担が大きく、GPU性能が不足するとフレームレートの低下やカクつきの原因になることも。
CPUとGPUのスペック差によって、どちらかの性能を十分に発揮できない状態を「ボトルネック」と呼びます。ゲーミングPCを選ぶ際は、CPUとGPUのバランスを考慮し、ボトルネックが発生しない構成を意識することが大切です。
例えば、以下のような組み合わせが目安です。
GPU 推奨CPU(第14世代) RTX 4060 Core i5-14400以上 RTX 4060 Ti / RTX 4070 Core i5-14500以上 RTX 4070 SUPER / RTX 4070 Ti SUPER Core i5-14600K以上 RTX 4080 SUPER Core i7-14700K以上 RTX 4090 Core i9-14900K以上 一般的に、専門性の高いパソコンメーカーやBTOメーカーでは、ボトルネックが発生しにくいバランスの取れた構成で販売されているため、既製品やBTOパソコンなら基本的に心配はありません。ただし、自作パソコンを組む場合は、構成によって性能差が生じやすいため、パーツ選びの際は十分注意が必要です。
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メモリー容量や速度との関係性
ゲーミングPCに搭載されているメモリーが不足していると、CPUのスペックが高くてもスムーズな処理ができなかったり、複数のアプリケーションを同時に処理するときに支障が出たりする可能性があります。また、最新ゲームでは高解像度のテクスチャや多くの同時プロセスを処理するため、より多くのメモリー容量と高速なメモリー速度が求められます。
基本的に、ゲーミングPCの場合は16GB以上のメモリーが搭載されているモデルを選ぶことをおすすめします。中には8GBのメモリーが搭載されている製品もありますが、ゲームと同時にインターネットの閲覧やボイスチャットなどを並行して行う場合は、スペック不足になりやすいため、あまりおすすめできません。特にDDR5メモリーはDDR4よりも帯域幅が広く、最新CPUとの相性も良いため、できるだけ新しい規格のメモリーを選ぶのもポイントです。
近年販売されているゲーミングPCの多くは16GB以上のメモリーが搭載されていますが、購入時に念のためメモリーの欄をチェックし、十分な容量かどうか確認しておきましょう。
ゲームにおすすめのCPU
ここからは、ゲーミングPCにおすすめのCPU4選を紹介します。プレイしたいゲームのスペックに合わせた適切なCPUを選択することで、より快適なゲームプレイを実現できます。 今回紹介する4つのCPUは、下記の通りです。
| CPU | 特徴 |
| Intel Core i7-13700K | 16コア24スレッドの高コストパフォーマンス |
| Intel Core i5-13400F | 同世代のGPU搭載モデルに比べると安価 |
| AMD Ryzen 7 7700X | ブーストで最大5.4GHzの高速なデータ処理が可能 |
| AMD Ryzen 5 7600X | 初めてゲーミングPCを購入する人のエントリーモデルとしてもおすすめ |
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Intel Core i7-13700K
Intel Core i7-13700Kは、コストパフォーマンスの高さが魅力のCPUです。Intelの第13世代となるCPUで、1世代前に開発された「Core i9-12900K」と同程度のスペックを持つハイスペックなCPUでありながら、安価に購入できる点が特徴です。
16コア24スレッドで同時に多くのデータを処理することができ、基本クロック周波数も2.40GHzと高水準です。負荷のかかりやすいゲームも快適にプレイ可能で、動画編集などの高いスペックが必要な作業も問題なく行うことができます。
「Intel UHD Graphics 770」と呼ばれる内蔵GPUを搭載しており、別途高性能なGPUが搭載されていない場合でも、比較的スムーズにグラフィックの描画を行えます。
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Intel Core i5-13400F
Core i5-13400Fは、Intelの第13世代のCPUです。グラフィックを描画するための内蔵GPUが搭載されていない分、同世代のGPU搭載モデルに比べると安価に購入できる点が魅力です。
ゲーミングPCには内蔵GPU以外に高性能なGPUが搭載されていることが多いため、CPUに内蔵GPUが搭載されていないことのデメリットは少ないので、価格を重視するならねらい目のモデルのひとつです。
第12世代で最高クラスのスペックである「Core i5-12600K」と同程度の高性能を誇るため、コストパフォーマンスも高いモデルといえます。まだゲーミングPCをそれほど使ったことがなく、これから本格的に購入を検討している人の入り口となるCPUとしてもおすすめです。
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AMD Ryzen 7 7700X
AMD Ryzen7 7700Xは、AMDが開発したRyzen7シリーズのCPUです。8コア16スレッドのパワフルな並列処理が可能で、ブーストクロックを設定すると最大5.4GHzもの高速なデータ処理が可能になるため、重い処理を必要とするゲームでも快適にプレイできます。
動画編集や3DCGなどの作業を日常的に行う場合も、この水準のCPUを選ぶと快適に感じられるでしょう。ゲームをプレイするだけならCore i7シリーズの第13世代の方が安定感は高くなりやすい傾向にありますが、ゲーム以外の作業も並行して行うのであれば、Ryzen7 7700XはおすすめのCPUです。
価格も安価で、コストと性能のバランスが良いモデルです。
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AMD Ryzen 5 7600X
Ryzen 5 7600Xは、ライトゲーマーやミドルゲーマーにおすすめのCPUのひとつです。Ryzen5シリーズの中でも安価に購入できるCPUなので、これから初めてゲーミングPCを購入する人のエントリーモデルとしてもおすすめです。
Intelの第12世代であるCore i5-12400と同程度の性能を持っており、コストパフォーマンスが高く、多くのゲームを快適にプレイできます。
基本クロック周波数も4.7GHzと高く、ブーストクロックした際のクロック周波数も5.3GHzを誇ります。搭載されているゲーミングPCのモデルの選択肢がそれほど多くない点はデメリットですが、基本性能が高く安価で購入しやすい価格帯なので、選択肢のひとつとして検討の価値があるCPUです。
重作業向けのパソコンに搭載したいCPU
動画編集・3DCG制作・AI処理などの重作業には、多コア・高クロック周波数のCPUが必須です。大量のデータ処理や複数スレッドの同時処理を効率良く行うため、8コア以上の高性能モデルを選択しましょう。
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Intel Core i9-13900K(F)
Core i9-13900K(F)は、Intelが開発した最新の第13世代の中でも最高スペックを誇るCPUです。24コア・32スレッドで大量のデータを同時処理することができるなど、発売当時としては最上位モデルでしたが、現在はRyzen 7000・9000シリーズも登場。とはいえコスパ重視なら今でも優れた選択肢といえるでしょう。
ゲームをプレイする上でも、ほとんどのタイトルを快適にプレイできるでしょう。4Kなどの高解像度も問題なくプレイ可能です。ただし、CPUとのボトルネックが発生しないように、GPUも高性能なものを選ぶことが大切です。
3DCGのモデリングなど、ゲーム以外の高負荷な作業も快適に行うことができます。その分、価格は高くなりますが、プロのクリエイターなどが選ぶCPUとして最高峰のモデルといえます。
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AMD Ryzen 9 5900X
Ryzen 9 5900Xは、AMDのRyzen9シリーズにあたるCPUです。後継の「Ryzen 9 7900X」も登場しており、こちらのCPUは1世代前のモデルになるため、比較的安価に購入できるのがメリットです。
基本クロック周波数は3.7GHzとそれほど高くありませんが、ブーストクロックを設定した際の最大クロック周波数は4.8GHzと高く、パワフルな動作が可能になっています。
動画編集や負荷の高いゲームをプレイするときに限って一時的にブーストクロックを使用するなら、おすすめのCPUのひとつです。しかし、日常的に負荷がかかる作業を行うのであれば、基本クロック周波数が高い他のCPUの購入を検討するのも良いでしょう。
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AMD Ryzen 9 7950X
AMD Ryzen 9 7950Xは、16コア32スレッドを搭載し、基本クロック4.5GHz・最大5.7GHzの高クロック周波数を誇るハイエンドCPUです。動画編集では4K映像のレンダリングや複数エフェクト処理もスムーズで、3DCG制作やAI処理でも膨大なデータを高速に処理できます。
複数スレッドを効率的に活用し、重い作業の時間短縮に大きく貢献。動画エンコードや画像解析といった並列処理の多い作業でも安定した性能を発揮します。価格は高めですが、プロ用途や重作業を快適に行いたい人にぴったり。Windows環境でも優れた互換性とサポートを備え、安心して導入できる製品です。
一般作業やコスパ重視の人におすすめのCPU
サブ機やオフィス用途なら、価格を抑えつつ一般作業に十分な性能を持つCPUがおすすめです。4コア以上・8スレッド対応の製品なら複数作業も快適にこなすことができ、コスパを重視する人にとって最適な選択肢となるでしょう。
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Intel Core i3-13100F
Intel Core i3-13100Fは、4コア8スレッドを搭載したコストパフォーマンス重視のエントリー向けCPUです。内蔵GPU非搭載のため、価格が抑えられているのも特徴。基本クロック周波数3.4GHz・最大ブースト4.5GHzの性能で、ブラウザ操作、動画視聴、表計算、文書作成など一般用途には十分対応できます。
複数のアプリケーションを同時利用しても処理落ちしにくく、作業の快適さが魅力。消費電力も低めで、電気代の節約や静音環境を重視する人にもおすすめです。別途グラフィックボードを搭載すれば、軽めのゲームや画像編集にも対応できます。価格と性能のバランスが取れた、サブ機や家庭用パソコンにも適したCPUです。
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AMD Ryzen 5 5600G
AMD Ryzen 5 5600Gは、6コア12スレッドと内蔵GPU「Radeon Graphics」を搭載した高コスパなオールインワン型CPUです。基本クロック3.9GHz、最大ブースト4.4GHzの性能で、文書作成・ブラウザ利用・動画視聴などの日常作業から、軽い動画編集やゲームプレイにも対応。内蔵GPUの性能も優秀で、フルHD環境なら動画もスムーズに再生でき、軽量なPCゲームも快適に動作します。
グラフィックボード非搭載でも幅広い用途に利用でき、コストを抑えたパソコン構築に最適です。さらに将来的にGPUを追加すれば、より重い処理にも対応可能。コスパと拡張性を両立したい人におすすめの製品です。
CPUに関するよくある質問
CPU選びでよく寄せられる疑問を、Q&A形式で分かりやすく解説します。コア数やスレッド数、用途別のスペック目安など、パソコンの購入前に確認しておきましょう。
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コア数が多いと性能は上がるのか
コア数が多いと処理性能が向上するのは、複数の処理を同時に行う場面や、マルチコア対応のソフトを利用する場合です。動画編集・3DCG制作・AI処理などでは8コア以上を搭載したCPUが効果を発揮し、大量のデータ処理もスムーズに行えます。
ただし、古いアプリや軽作業では4コア程度でも十分な場合も多く、性能向上は限定的。重要なのは、使用ソフトが複数コア・スレッド処理をサポートしているか確認することです。快適なパソコン環境を構築するためにも、用途に合わせたコア数を選択しましょう。
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スレッド数が多いと何が変わるのか
スレッド数が多いと、同時に処理できるタスク数が増え、複数作業を並行して行う際の快適さが向上します。例えば、動画を再生しながらブラウザで調べ物をし、文書作成を同時に行っても動作が重くなりにくくなります。8スレッド以上のCPUなら、複数のアプリケーションを立ち上げても余裕をもった処理が可能でしょう。動画配信やライブ配信なども、配信ソフト・ゲーム・チャットを同時利用しても安定動作を維持できます。快適なパソコン作業を求めるなら、スレッド数も確認して選択することが重要です。
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ゲームに必要なコア数の目安は?
ゲームに必要なコア数は解像度やジャンルによって異なります。フルHD環境なら最低4コア8スレッドが目安です。軽いゲームなら4コアでも問題ありませんが、最新のAAAタイトルやオンライン対戦では6コア以上が推奨されます。4K解像度や配信を行う場合は8コア以上が理想。また、FPSやレースゲームなど高フレームレート重視のタイトルは、コア数よりもクロック周波数の高さが重要になることもあります。遊ぶゲームの推奨スペックを確認し、自分のプレイ環境に合ったCPUを選択しましょう。
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動画編集に求められるスペックは?
動画編集ではCPU性能だけでなく、メモリー・GPU・ストレージも重要です。CPUは8コア以上、可能なら16コア搭載モデルを選ぶと4K映像編集や複数エフェクト処理も快適になるでしょう。メモリーは最低16GB、できれば32GB以上を搭載し、データの読み書き速度を高めるためにSSD、特にNVMe接続のモデルが理想です。動画エンコード時にはGPUも活用されるため、NVIDIA RTXやAMD RXシリーズなど、動画処理をサポートする高性能GPUも用意すると作業効率が大幅に向上します。各パーツのバランスを考慮し、快適な作業環境を整えましょう。
まとめ
CPU選びは用途と予算に合わせた製品選択が重要です。ゲーミングなら6コア以上、一般作業なら4コア以上を目安に、スレッド数やクロック周波数も確認しましょう。IntelとAMDの製品情報を比較し、性能・価格・拡張性のバランスを考慮するのがおすすめです。快適なパソコン環境を構築するため、本記事の情報をぜひ参考にして下さい。 レノボでは、初めて PC ゲームにトライする人や、たまにはゲームで遊びたいという人に おすすめのパソコンを多数ラインアップしております。ハイパフォーマンスを発揮する高性能 CPU を搭載したモデルもあるので、最高のゲーム環境を構築したい人も安心してお求め頂けます。 自宅で大好きなゲームを思いっきり遊びたい、そんな希望を叶えてくれるのがレノボのゲーミングPC「レギオン」です。リーズナブルなモデルもあるので、気になる人はぜひチェックしてみて下さい。















