AI機能を駆使したAndroidタブレットならここまでできる!
自分の創造力を超えた作品の完成も!
「Lenovo Yoga Tab
Plus」を使って
クリエイティブの世界を存分に駆け回れ!
2025/6/11
文●岩渕 茂 / 編集●ASCII
ペンが使えるタブレットは、とても活用範囲の広いデバイスだ。さっとメモを取ったり、絵を描いたりといった作業がとても手軽にできる。
最近は、Androidタブレットにもペン対応モデルの選択肢が増えている。価格的にも手頃感があるし、「Snapdragon」などの高性能なCPUや、ゆとりのある画面サイズと組み合わせることで、パソコンともスマホとも違う体験が得られるのが魅力だ。
そんな中、AI対応をうたうAndroidタブレットが登場した。それがレノボの「Lenovo Yoga Tab Plus」。ビジネスやクリエイティブ、そして映画などのエンターテインメントといった幅広い用途に使える製品として注目のモデルだ。
見た目はオシャレで中身は超最先端!
映像も美しく、クリエイティブにもエンタメにも活躍
Lenovo Yoga Tab Plusは、12.7型の大画面ディスプレー(2944×1840ドット)を搭載しており、映像は非常に鮮明で美しく、写真や動画との相性は抜群だ。Harman Kardon製の6スピーカーと相まって、映画鑑賞やゲームなどのエンタメ用途にも最適。このタブレットがあれば、仕事の合間のリラックスタイムにも活躍するだろう。
また、付属するペン「Lenovo Tab Pen Pro」は、本体上部にマグネットで取り付けられるので、アイデアの書き出しからアート制作、メモ取り、文章校正まで、幅広いクリエイティブ作業をいつでもストレスなくこなせる。
オンデバイスAIを採用している点も、本機の特徴のひとつ。「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサー」と「Hexagon NPU」を組み合わせることで、20TOPSという驚異的なAI処理能力を実現している。
オンデバイスAIは、クラウドに接続せずともデバイス内でAI処理を行えるため、プライバシーやセキュリティー面での不安を軽減しつつ、スピーディーな処理を実現できるのがメリットだ。ただし、現在は英語のみの対応なので、今後の展開に期待しよう。
| 「Lenovo Yoga Tab Plus」の主なスペック | |
|---|---|
| OS | Android 14 |
| プロセッサー |
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
プロセッサー(最大3.3GHz)、コア数8 NPU Qualcomm Hexagon NPU 20TOPS |
| メモリー | 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレー | 12.7型 (2944×1840ドット)、リフレッシュレート144Hz、マルチタッチ対応(10点) |
| インターフェース | USB3.2 Type-C(DP-Out対応) |
| 通信機能 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| 内蔵カメラ | 1300万画素/1300万画素+200万画素 |
| オーディオ機能 | Dolby Atmos、スピーカー×6(Harman Kardon製)、マイクロフォン×2 |
| 電源 | リチウムイオンポリマーバッテリー(10200mAh)、使用時間:約12時間、充電時間:約1.5時間(ACアダプター使用時) |
| サイズ | 幅291.0mm×奥行き188.3mm×高さ6.7mm |
| 重量 | 約640g |
| レノボ直販価格 | 8万9980円 |
付属のペンで作業効率が断然アップ!
「Lenovo Tab Pen Pro」はフィット感も
書き心地も最高レベルだ
本機をさらに魅力的にしているのが、付属のペンデバイス、Lenovo Tab Pen Proの存在だ。直感的な操作で文章が書け、AIに要約や校正を依頼したり、スケッチを描いてAIに仕上げを任せたりと、作業の効率が格段に向上する。
サイズは長さ:約16.2cm、重量:約18gと、普通のボールペンを少し太くしたサイズ感。適度な重みで、手にフィットする。本機に吸着するだけでペアリング&充電が可能な利便性の高さも非常にいい。
気になるペンの書き心地は、遅延もなく非常にスムーズ。まるで紙に書いているような自然な感覚だ。筆圧検知にも対応し、普段のメモ取りから、イラストを描くといったクリエイティブな作業まで幅広くこなせる。
Lenovo Tab Pen Proには、タップやスワイプのジェスチャーを設定できる。ペン先を上に向かってスワイプするとコピー、下に向かってスワイプすると貼り付けが可能。手書き中にダブルタップすると、消しゴムモードに切り替えられる。頻繁に使う操作がペンだけで行えるのは効率的だ。
ユニークなのは、ペンの書き味を変える「手書きフィードバック」機能が搭載されている点だ。これは、音とバイブレーションを組み合わせてペンの書き味を再現できるというもの。
ペンの種類には、ボールペン、蛍光ペン、鉛筆、万年筆の4種類が用意されている。試しに鉛筆で試してみたが、ペーパーライクフィルムを貼っていなくても、ペンが紙とこすれている感覚が再現されている。遊び心のある面白い機能だ。
音声をリアルタイムに字幕化する「AI字幕」も超便利!
クリエイティブな作業にガンガン使える
アプリもプリインストール
クリエイティブな作業をするなら、プリインストールされた「Adobe Express」が便利。特筆すべきは、AIによってテキストプロンプトから魅力的な画像を生成する「text-to-image」だ。これにより、誰でも簡単にアイデアを視覚化できる。
写真のレタッチやイラスト制作にも対応。「Adobe Lightroom」のプレミアム機能を使えば、ジェネレーティブAIで不要なものを消したり、ぼかしを追加したりと、プロ顔負けの写真編集が簡単に行える。また、「CLIP Studio PAINT」もインストールされているので、本格的なイラスト制作も可能だ。
また、ビジネスに活用できるパーソナルアシスタント「Lenovo AI Now」もプリインストール。これは、デバイス内にPDF、Word、PowerPointといったドキュメントを保存しておくと、文書の瞬時な検索・取得が可能。保存したドキュメントの情報だけを収集し、提案や要約を作成できるので、回答にノイズが入らないのが特徴だ。
最近話題になっているGoogleの「NotebookLM」に近い機能を持つアプリだが、「NotebookLM」はクラウドで処理するのに対し、「Lenovo AI Now」はすべてローカルで処理を行う。これにより、高速かつ安全に利用できるのが大きな強みと言える。
ただし、現時点では英語のみの対応となっており、日本語は将来的に利用できるようになる予定。この機能が日本語で活用できるようになれば、かなり強力なツールとして活躍してくれるだろう。
さらに、「ラボの機能」内にある「AI字幕」という自動字幕起こし機能もビジネスで重宝しそうだ。画面上で出力される音声や、マイクに向かって話しかけた内容をリアルタイムで字幕化してくれる。この機能は、1日2時間までという制限はあるものの、日本語にも対応しているので、会議やインタビューの記録に重宝するだろう。
AIを使ううえで気になるのはセキュリティー面だが、専用の「セキュリティ・プロセッシング・ユニット(SPU)」を搭載し、生体認証データも暗号化して保存される。さらに、データがローカルで処理されるため、クラウドに送信される心配がない。よって、プライバシーを重視するユーザーでも安心して使える。
クリエイティブ作業の合間にリラックスタイムも!
明るい映像と6スピーカーでエンタメも満喫
仕事やクリエイティブな作業の合間には、エンタメ要素も欠かせない。Lenovo Yoga Tab Plusは、その点でも妥協のない仕様となっている。
12.7型の大画面ディスプレーは、2944×1840ドットの3K表示に対応。ピーク輝度900ニットの明るい映像で、リフレッシュレートは最大144Hzを実現しており、動きの激しいゲームも快適に楽しめる。
また、DCI-P3比100%の色域をカバーしており、映画やゲーム、写真などのコンテンツを忠実な色彩で楽しめるのも大きな魅力だ。さらに、反射防止技術を採用しており、映り込みを極力防止する。これにより、窓際などの光が当たる環境で使っていても視認性が損なわれにくい。
サウンド面では、Harman Kardon製の6スピーカー(ツイーター2基とサブウーファー4基)を搭載。これにより、低音から高音まで、バランスの取れた立体的なサウンドを体験できる。Dolby Atmosへの対応により、映画やドラマを視聴する際には、まるで映画館にいるかのような臨場感あふれるサウンドスケープが広がる。
Lenovo Yoga Tab Plusの活用範囲をさらに広げるのが、オプションの「Lenovo 2-in-1 Keyboard Pack for Lenovo Yoga Tab Plus - 日本語配列」(レノボ直販価格:14,850円=税込・送料無料)だ。このキーボードパックを装着すれば、タブレットがノートPCのような使い勝手になり、長文の入力や複雑な作業もスムーズに行える。
さらに注目すべきは、「Smart Connect」機能だ。これを活用すれば、Windows PCやAndroidスマホとシームレスに連携できる。例えば、スマホで撮影した写真をドラッグ&ドロップでタブレットに移動したり、タブレットのアプリをPCで開いたりできるようになる。
オンデバイスAIは今後の展開が楽しみ!
「Lenovo Yoga Tab Plus」を活用して
作業をレベルアップしよう
「Lenovo Yoga Tab Plus」は、タブレットの常識を覆すパフォーマンスを持つモデルだ。特に、オンデバイスAIの採用により、クリエイティブな作業の効率と質を大きく向上させる可能性を秘めている。
現時点では英語対応のみというAI機能も、将来的な日本語対応が予定されており、今後の展開に期待が持てる。また、「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサー」と「Hexagon NPU」の組み合わせによる20TOPSという処理能力は、将来的なソフトウェアアップデートによって、さらに魅力的な機能が追加される余地を残している。
そして、Lenovo Tab Pen Proの自然な書き心地と組み合わせれば、アイデアスケッチから作品の完成まで、シームレスな創作活動が可能になる。メモや文書作成、イラスト制作、写真編集など、さまざまなクリエイティブ作業をこなせるのは大きな魅力だ。
洗練されたTidal Tealカラーのオールメタルボディも高級感があり所有の満足度も高い。デザイン性と機能性を両立した、まさに一級品のタブレットと言えるだろう。
Lenovo Yoga Tab Plusは、「生成AIを活用したクリエイティブな作業をしたい人」や「高性能なペンを駆使して仕事や趣味を充実させたい人」「最先端の技術に触れたい人」にとってベストな選択肢だ。この1台があれば、クリエイティブな世界を存分に駆け回れることだろう。
なお、レノボの直販サイトでは、キーボードなどの周辺機器と一緒に購入するとお得になるセットが用意されている。Lenovo Yoga Tab Plusに関心を持った人は、ぜひ注目したい。