スマホじゃゲームが楽しくない!
そう思ったら最高レベルのプレイを手に入れよう
これが同じゲーム?ゲーム専用タブレット
「Lenovo Legion Tab」の見違える
パフォーマンスに驚く
2025/6/6
文●岩渕 茂 / 編集●ASCII
ゲームをするなら、ゲーム専用のタブレットで始めよう!
いま、多くの人がスマホでゲームを楽しんでいる。通勤電車の中や寝る前のベッド上など、場所を選ばずプレイできる手軽さは大きな魅力だ。でも、少し慣れてくると、しだいに物足りなさを感じるようになるのでは?一番の理由は画面の小ささ。また、小型の本体では操作性が悪いし、そして長時間プレイによる発熱やバッテリーの消耗も心配だ。
そこでおすすめしたいのがゲーミングタブレットの「Lenovo Legion Tab(8.8”, 3)」だ。スマホでは画面が小さい。一方で、ゲーミングPCや家庭用ゲーム機は高性能だが、「ソファーで寝転びながらサッと起動」という手軽さがない。もっといい選択肢はないかと探している人にマッチする製品。高い携帯性とゲーミング性能を兼ね備えた、新時代のモバイルゲーミング端末なのだ。
コンパクトなボディに先進機能を搭載!
リアルかつ低遅延な表示でモバイルゲームが楽しめる
Lenovo Legion Tabは、軽量ボディにゲーミングに求められる先進機能を多数搭載している。横持ち前提で設計されたスリムな金属ボディは、携帯性と高級感を両立。手軽に、そして外出先でも快適にプレイできる。
そのコンパクトなボディには、2024年に登場したハイエンド市場向けのSoC(System-on-a-Chip)、「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」を搭載しており、負荷のかかる3Dゲームでもスムーズに動作。ディスプレーのリフレッシュレートの高さも相まって、ゲームプレイでラグ(遅延)を感じることはほとんどなく、快適にゲームをプレイできる。
さらに、快適なゲームプレイを手助けするアプリが標準搭載されているのも見逃せないポイント。例えば、ゲームハブの役割を果たす「Legion Space」のようなアプリを使えば、お気に入りのゲームへすぐにアクセスが可能。いつでもどこでも遊びたいゲームをすぐに起動できる。
このように、軽量かつ高性能な設計思想と、ゲーム専用アプリによる機能性の高さが融合しているのがLenovo Legion Tabの特徴。「本格ゲームをいつでもどこでも快適に」という理想を、しっかり形にした製品だ。
| 「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」の主なスペック | |
|---|---|
| OS | Android 14 |
| プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサー(最大3.3GHz)、コア数8 |
| メモリー | 12GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレー | 8.8型 (2560×1600ドット)、リフレッシュレート165Hz、マルチタッチ対応(10点) |
| インターフェース | USB3.2 Type-C(DP-Out対応)、USB2.0 Type-C |
| 通信機能 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| 内蔵カメラ | 800万画素/1300万画素+200万画素 |
| オーディオ機能 | Dolby Atmos、スピーカー×2、マイクロフォン×2 |
| 電源 | リチウムイオンポリマーバッテリー(6550mAh)、使用時間:約15時間、充電時間:約1時間(ACアダプター使用時) |
| サイズ | 幅208.5mm×奥行き129.5mm×高さ7.8mm |
| 重量 | 約350g |
| レノボ直販価格 | 7万9860円 |
165Hzリフレッシュレートで
映像のレスポンスは良好!
没入感も最高!
実際にLenovo Legion Tabでゲームをプレイしてみたが、まず驚かされるのが、映像とタッチのレスポンスのよさだ。
ディスプレーは8.8型の手頃なサイズ感ながら、2.5K(2560×1600ドット)解像度で、視覚的な情報量が圧倒的。細かいアイテムや遠くの敵もくっきり表示され、戦略性が格段に高まる。画面占有率も87.8%と高く、没入感がバツグンだ。
165Hzのリフレッシュレートと同率のタッチサンプリングレートにより、画面の動きがとにかく滑らかなのも優れたポイント。特に、バトルロイヤル系のアクションゲームでは、敵の動きや視界の変化が瞬時に把握でき、勝敗に直結する感覚がある。
サウンド面は、横持ち時の左右に配置された2基の「スーパーリニアスピーカー」とDolby Atmos対応により、映画のような立体音響を体験できる。特に、足音や銃声、環境音が明確に聴き分けられるのは、ゲームを勝ち進めるのにも有利だ。
また、臨場感を高める触覚フィードバックも優秀。「デュアルX軸ハプティクス」により、ゲーム中のアクションに応じた繊細な振動が伝わり、物理的な体感が可能。ゲーム世界への没入感が一層深まるのだ。
ゲーミングタブレットで課題となるのは、本体の熱問題。Lenovo Legion Tabはこれを解決するために、高度な冷却システム「Legion ColdFront」を搭載。3D放熱構造によって熱を効率よく逃している。
位置的には、背面カメラの横あたりに搭載されている。ここから熱が逃げるので、手が触れる部分が熱くなりにくく、快適な状態を長時間キープできる。これは長時間プレイするゲーマーにとっては非常にありがたい仕様だろう。
ゲーミングタブレットとして優れた本体をアシストしてくれるのが、ゲーム専用アプリの存在だ。ゲーマー向けの統合型アプリ「Legion Space」は、ゲームのランチャー機能やシステム設定の管理、パフォーマンス調整、デバイスカスタマイズなど、ゲーミング体験を総合的にサポートする。
また、「ゲームアシスタント」は、ゲーム中にスワイプをするだけで、すぐに呼び出すことが可能。リフレッシュレートや温度モードなどをいつでも調整できる。こうした機能により、ゲームごとに最適な環境を構築し、最高のパフォーマンスを引き出すことが可能だ。
最高のゲームパフォーマンスを生み出す秘密とは?
基本スペックをチェックしておこう
Lenovo Legion Tabは、長時間のゲームプレイに欠かせない要素をしっかりと備えている。そこで、基本スペックを改めて確認していこう。
すでに紹介したように、搭載されているSoCはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサー。最大3.3GHzで駆動する8コアCPUは、従来機を大きく上回る処理能力を発揮し、グラフィックの美しさや操作の軽快さを大きく向上させている。
メインメモリーは12GBを搭載しており、複数のアプリを起動しても快適に動作する。また、消費電力を抑えた設計のLPDDR5X(Low Power DDR5X)を搭載しているので、バッテリーに優しいのもうれしい。
内蔵ストレージは256GBで、UFS 4.0に対応。従来世代比で読み書き速度が最大2倍に向上しており、大容量ゲームやアプリのロードも高速だ。ただし、SDカード非対応なので、ストレージ容量を追加できない点は注意したい。
汎用ベンチマークアプリ「Geekbench 6」の「CPU Benchmark」でCPUスコアを調べてみたところ、シングルコアは2100前後、マルチコアは6500前後だった。このスコアは最高性能とまではいかないものの、たいていのゲームは快適に動作する。
実際にアクションRPGの『原神』を最高パフォーマンス(画質を「最高」、フレームレートを「60」)でプレイしてみたが、一部の重たい演出を除けば、ほとんどの場面で60fpsを維持しながらプレイできた。外部コントローラーを接続すれば、PCやPS5などと同じような感覚で遊べるだろう。
8.8型PURESIGHTディスプレーは、2.5Kの高解像度でゲームの細部まではっきりと映し出す。165Hzのリフレッシュレートとタッチサンプリングレートにより、高速にスワイプや移動の操作が可能だ。さらに、HBMモードにより最大900ニットまで明るさが上がる。これにより、室内でも屋外でも、場所を問わずクリアな映像でプレイできる点も見逃せない。
接続性も優れており、最新のWi-Fi 7に対応。高速かつ安定した通信環境を実現し、オンラインゲームでも遅延を最小限に抑えられる。これにより、ゲームプレイ中でも途切れることなく安定した接続を保ち、マルチプレイヤーゲームでも他プレイヤーとのコミュニケーションもスムーズだ。
Bluetooth 5.4にも対応しており、ワイヤレスヘッドセットやコントローラーとの接続も素早く、応答性の高さを実現。特に、お気に入りのコントローラーを接続すれば、さらに快適にゲームを楽しめる。
軽量で薄型のボディも、長時間のプレイを快適にしてくれる要素だ。本体は約350gと軽く、長時間手に持っていても疲れにくい。ソファーでもベッドでも快適な姿勢でプレイを続けられる。また、薄さ約7.8mmのスリム設計はバッグへの収まりもよく、外出時の持ち運びにも適している。
バッテリー持続時間も十分で、大容量6,550mAhバッテリーを搭載。約15時間の連続使用が可能であり、外出先でも電池残量を気にすることなく思う存分ゲームに没頭できる。さらに、68Wの急速充電に対応しており、バッテリーが切れてもわずか1時間程度で満充電になるため、ゲームの中断時間を最小限に抑えられる。
2つのUSB Type-Cポートを搭載している点も注目したい。片方で充電しながらもう片方で周辺機器を接続することが可能なので、充電しながらARグラスを接続してゲームを楽しむことが可能だ。このような柔軟な使い方ができる点も優れた点だ。
なお、Androidタブレットで必ず確認しておきたいのが、OSやセキュリティーパッチのサポートだ。Lenovo Legion TabはAndroid 14を搭載しており、今後3回のOSアップグレードを予定している。これにより、長期にわたって最新の機能や改善を享受できるので、安心感も抜群だ。
ゲームだけではもったいない!
映画やライブ映像なども高画質&高音質で楽しめる
Lenovo Legion Tabの魅力は、ゲームプレイだけにとどまらない。2.5Kの高解像度ディスプレーと臨場感あふれる音響システムは、動画視聴においても圧倒的な体験をもたらす。映画やアニメ、音楽ライブなどのコンテンツも、より鮮明でダイナミックに楽しめる。
もちろん、「Widevine」(Googleが開発したデジタル著作権管理技術)は最高レベルのL1に対応。「Netflix」「Amazonプライム」「Disney+」などのコンテンツを、HDRなどに対応した高画質で再生できる。
さらに特筆すべきは「Smart Connect」を搭載している点。これは、PC、スマホ、タブレットなど複数のデバイスをシームレスに連携させ、データや操作を簡単に共有・同期できる利便性の高いアプリだ。
例えば、Androidスマホと接続すれば、ファイルをドラッグ&ドロップで転送できるなど、デバイス間の垣根をなくすことができる。実際にAndroidスマホと接続してみたが、設定も難しくなく、画面に表示されたQRコードを読み取るだけで接続できた。ファイル共有など、かなり便利な機能なのでぜひ試してみてほしい。
画面の美しさ、プレイのスムーズさは一級品!
いますぐこの快適さを味わってほしい
ゲームに真剣に取り組む人ほど、この「Lenovo Legion Tab」の価値を実感することができるだろう。つまり、「従来のタブレットでは物足りなさを感じていた人」や「スマホの小さな画面に限界を感じていた人」にとって、Lenovo Legion Tabは理想的な選択肢となる。
高速なプロセッサー、美しいディスプレー、長持ちするバッテリー、効率的な冷却システム、そして軽量なボディ。これらのすべてが組み合わさることで、場所を選ばない最高のゲーム体験が可能だ。
もはやモバイルゲームに妥協は必要ない。Lenovo Legion Tabがあれば、いつでもどこでも、まるでハイエンドゲーミングPCのような没入感と操作性でゲームを楽しめる。これからのモバイルゲーミングの新たな標準として、Lenovo Legion Tabが活躍してくれるのではないだろうか。
なお、レノボの直販サイトでは、Lenovo Legion Tabと周辺機器をお得に購入できるセットを用意しているので、興味のある人は注目してほしい。