
動画&画像編集
動画編集・写真編集に必要なスペックの目安
動画編集・写真編集に必要なスペックは、扱うデータの大きさで変わります。フルHDの動画と4Kの動画を目安にすると、次のとおりです。
| 項目 | フルHD動画の編集・写真の現像 | 4K動画の編集・エフェクトを多用する編集 |
|---|---|---|
| CPU | インテル® Core™ Ultra 5 / AMD Ryzen™ 5 以上 | インテル® Core™ Ultra 7 / AMD Ryzen™ 7 以上 |
| メモリー | 16GB | 32GB以上 |
| ストレージ | SSD 512GB以上 | SSD 1TB以上 |
| グラフィックス | CPU内蔵でも可 | NVIDIA GeForce RTX シリーズなどの独立したグラフィックス |
| ディスプレイ | フルHD以上、sRGBのカバー率が高いもの | 2.8K以上、DCI-P3のカバー率が高い有機ELなど |
書き出しにかかる時間は、CPUとグラフィックスの性能で大きく変わります。編集ソフトごとの推奨スペックや、デスクトップパソコンとの比べ方は4K動画編集に必要なパソコンのスペックと選び方で詳しく紹介しています。
写真編集(RAW現像)で重視するポイント
写真の編集では、画面の色の正確さが仕上がりを左右します。Web用や印刷用の写真ならsRGB、映像作品や色の幅が広い写真ならDCI-P3のカバー率が高いデ ィスプレイを選ぶと、編集した色と実際の色の差が小さくなります。RAWデータを多く扱う場合は、メモリー16GB以上、写真を保存するストレージは1TB以 上あると余裕があります。
主な動画編集ソフト
動画編集ソフトは、できることと料金がそれぞれ異なります。主なソフトは次のとおりです。
| ソフト | 特徴 | 料金 |
|---|---|---|
| Clipchamp | Windows 11に標準で入っている。カット、テロップ、BGMの追加など基本の編集ができる | 無料(一部の機能は有料) |
| PowerDirector | テンプレートが多く、初めてでも操作しやすい | 無料版と有料版がある |
| DaVinci Resolve | 色の補正(カラーグレーディング)に強く、独立したグラフィックスの性能を生かせる | 無料版と有料版(Studio)がある |
| Adobe Premiere Pro | 動画制作の仕事で広く使われている | 有料(月額制) |
SNSに投稿するフルHDの動画であれば、Windows 11に標準で入っているClipchampから始められます。DaVinci ResolveやPremiere Proで4K動画を編集する場合は、上のスペックの目安の右の列を基準に選んでください
動画編集向けとゲーミングノートパソコンの違い
どちらも高性能なCPUとグラフィックスを搭載していますが、重視するポイントが異なります。動画編集・写真編集向けのモデルは、色を正確に表示できるディスプレイと大容量のメモリーを重視しています。ゲーミングノートパソコンは、映像を滑らかに表示する高リフレッシュレートのディスプレイとグラフィックスの性能を重視しています。
ゲーミングノートパソコンでも動画編集はできるため、ゲームも遊ぶ場合はゲーミングノートパソコンも候補になります。
動画編集・写真編集向けノートパソコンについてよくある質問
ノートパソコンでも動画編集はできますか︖
できます。フルHDの動画であれば、メモリー16GBのモデルでカットやテロップの編集を快適に行えます。4K動画の編集や、エフェクトを多く重ねる編集をする場合は、メモリー32GBと独立したグラフィックス(GPU)を搭載したモデルを選んでください。時間のかかる書き出しは、電源につないだ状態で行うと処理が遅くなりにくくなります。
動画編集にグラフィックス(GPU)は必要ですか︖
フルHDの動画を短く編集する程度であれば、CPU内蔵のグラフィックスでも編集できます。4K動画の編集や色の補正をする場合、書き出しの時間を短くしたい場合は、NVIDIA GeForce RTX シリーズなどの独立したグラフィックスを搭載したモデルを選んでください。
初心者が動画編集を始めるなら、どのくらいのスペックを選べばよいですか︖
YouTubeやSNSに投稿するフルHDの動画から始めるなら、インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサーやAMD Ryzen™ 5 プロセッサー以上、メモリー16GB、SSD 512GBが目安です。いずれ4K動画も編集するつもりなら、最初からメモリー32GBのモデルや、独立したグラフィックスを搭載したモデルを選んでおくと、買い替えずに続けられます。
動画編集には、ノートパソコンとデスクトップパソコンのどちらが向いていますか︖
同じ価格であれば、デスクトップパソコンのほうが高い性能を得やすく、長時間の書き出しでも熱がこもりにくい傾向があります。ノートパソコンは置き場所を選ばず、撮影した場所や外出先でもすぐに編集できます。編集する場所が決まっていない場合や、撮影から編集までを1台で済ませたい場合はノートパソコンが向いています。
動画編集を始めるには、パソコンのほかに何が必要ですか︖
編集ソフトと、撮影した動画を保存するストレージが必要です。編集ソフトは、Windows 11に標準で入っているClipchampから始められます。4K動画は1本で数十GBになることもあるため、パソコン本体のSSDに加えて外付けのSSDやHDDを用意すると、容量が足りなくなりにくくなります。
動画編集向けのノートパソコンを選ぶときの注意点は何ですか︖
高性能なCPUやグラフィックスを搭載したモデルは本体が重くなりやすく、負荷の高い作業ではバッテリーの減りも早くなります。持ち運ぶ機会が多い場合は、重さとバッテリー駆動時間もあわせて比べてください。動画編集以外の用途も含めて選ぶ場合はノートパソコン(PC)の一覧から探せます。