ゲーミングマウスと普通のマウスの違いとは？メリットやおすすめゲームジャンルを紹介

ゲーミングマウスは、一般的なマウスと違って高性能のセンサーが搭載されています。

マウスのセンサー性能には、IPS(Inch per second)やリフトオンディスタンス、DPI(dot per Inch)といった数値が関係しますが、ゲーミングマウスのセンサーは、よりゲームを楽しめるような性能になっています。

IPS(Inch per second)が高い

IPSは、1秒間あたりに何インチまでならマウスの動きに対応できるのかを表した指標です。たとえば、100IPSであれば1秒間に約2.5m(1インチ＝2.54cm)までマウスを動かしても、動きを正常に読み取ることができることを示しています。

ゲーミングマウスは普通のマウスよりIPSが高く設定されているため、TPSやFPS などのマウスをすばやく動かすゲームもストレスなく楽しむことができるでしょう。

なお、IPSは数値が高いほど大きくかつすばやい動きに対応できます。ゲーミングマウスによって数値は異なるので、マウスを選ぶときは確認するようにしましょう。

リフトオンディスタンスが短い

リフトオンディスタンスはマウスが接地面から離れた状態で、どの高さまで反応するかという指標です。つまり、リフトオンディスタンスが長いほど、接地面から離れた状態でもマウスが反応します。

ゲーミングマウスは普通のマウスよりリフトオンディスタンスが短くなっている製品が多いです。

マウスの位置を直すときなど、ゲームをプレイ中にマウスを少し持ちあげることもあると思いますが、リフトオンディスタンスが短いゲーミングマウスなら意図しない挙動が発生しづらいので、ストレスなくゲームを楽しめるでしょう。

DPI(dot per Inch)が高く調整ができる

PCのモニター画面は、目に見えないほど小さなドットの集合でできています。DPIとは、1インチ(2.54cm)動かしたときに、モニター上でマウスポインターが何ドット動くかという指標です。

たとえば、1,000dpiであればマウスを1インチ動かすと、モニター上では1,000ドット移動します。

つまり、DPIの数値が高いほどマウスの小さな動きでもモニター上のマウスポインターが動くことになります。ゲーミングマウスは、普通のマウスよりDPIが高く設定されている製品が多くなり、数値を変更できる製品もあります。

なお、DPIは高ければ良いということではないため、マウスを選ぶときはゲームに合わせて数値を変更できる製品がおすすめです。DPIを調整できる製品の中には、細かい単位で変更できる製品もあるので、確認しておくと良いでしょう。

ゲーミングマウスは重量も軽いのが特徴です。一般的に90g以下のマウスは軽いとされており、ゲーミングマウスは90g以下の製品が多数あります。

軽量化されたマウスは手が疲れづらいため、長時間ゲームをプレイしても疲労を感じることなく楽しめるでしょう。

ただし、重量が軽いマウスは疲れづらい反面、ちょっとした拍子にマウスが動いてしまうデメリットがあります。マウスは軽ければ良い訳ではないので、自身に合った重さのマウスを選ぶようにしましょう。

ゲーミングマウスによっては、マウスの底に重りを入れて重量の調節ができる製品もあるので、このような製品であれば状況に合わせてマウスの重さを変更できておすすめです。

普通のマウスはボタンの数が2個または3個の製品が多くなりますが、ゲーミングマウスはサイドボタンが付いているほか、左右にスクロールできるチルトホイールを搭載しているものもあるため、普通のマウスよりボタンの数が多いのも特徴です。

各ボタンには通常キーボードで行う操作を割り当てることが可能なので、たとえばMMORPGでマップを開く、武器を取り替えるなどの動作登録もできます。

また、普段よく利用するコピーや貼り付けなどの通常のキーボード操作も登録可能です。

ゲーミングマウス以外でもボタン数の多いマウスはあるので、ゲーミングマウスだけの機能ではありませんが、ゲームから普段使いまで利用できるとても便利な機能です。

ゲーミングマウスは、耐久性が高い点も普通のマウスとの違いです。ゲーミングマウスのボタンは何千万回もクリックに耐えることができる製品が多く、ボタンの押し心地や連打性に優れた製品も豊富にあります。

ゲーミングマウスは、センサーやボタンの数などの基本的な性能に優れているだけではなく、ボタン性能も高いのが特徴といえるでしょう。

普通のマウスは汎用性の高さを重視した設計となるため、右手でも左手でも使えるように左右対称の製品が多い傾向があります。

一方、ゲーミングマウスは左手専用や右手専用の形状や、人間工学を基にした持ちやすい形状など、ゲームに特化した製品が豊富にあります。

また、ゲーミングマウスによってはライティングや、メッシュ加工されているものなど、実用性はもちろんですが、見た目がかっこいいデザインの製品もあるので、幅広いバリエーションを楽しむことができる点も魅力でしょう。

ゲーミングマウスはセンサーの性能が高いため、マウスポインターをすばやく動かせて、繊細な動きに対応できます。

また、センサー性能に加えて、デバイスがPCに対して1秒間に何回情報を送るかを示したポーリングレート(レポートレート)の数値が高い製品が多いのも特徴です。

たとえばポーリングレートの数値が250hzのマウスの場合、1秒間に250回PCに情報を送ることになります。

ゲーミングマウスのポーリングレートは500Hzと1,000Hzが主流となっており、反応速度が速く、マウスポインターの動きも滑らかです。そのため、FPSやTPSなどのリアルタイムでのすばやく繊細な動きが重要なゲームに向いているでしょう。

さらに、耐久性が高く連射性に優れたゲーミングマウスであれば、より有利にゲームを進められます。

ゲーミングマウスはボタンの数が多く、中には十数個のボタンが付いた製品もあります。マウスのボタンの数が多いほど登録できる内容が増えるため、ショートカットで多くの操作が可能になります。

また、ゲーミングマウスを使用すればキーボードの操作が少なくなるので、キーボード操作をする手が楽になるのも大きなメリットでしょう。

ボタン数の多いゲーミングマウスは、すばやく繊細な操作を必要とするFPSやTPSには向いていない傾向がありますが、MMOやRTSなどのゲームにはとてもおすすめです。

独特な形状のゲーミングマウスの中には、人間工学に基づいて設計された製品もあります。人間工学に基づいたゲーミングマウスは、マウスが手に馴染むのでフィット感が高く、手が疲れづらくなります。

さらに、重量の軽いマウスであれば、より手や手首にかかる負担が軽減されるので、長時間プレイが必要なゲームでも快適に遊ぶことができるでしょう。

「Lenovo Legion M300s RGB ゲーミングマウス」は、人間工学に基づいて設計されており、手に馴染んで使いやすいマウスです。プログラム可能な8つのボタンが搭載されているため、バトロワFPS/TPSでもアイテムやスキルの設定を十分に割り振れる数となっています。

また、DPIは200～8000まで100刻みの調整が可能で、事前に3段階の設定を登録できます。登録したDPIは本体中央のDPIボタンで切り替えができるため、動作に合ったDPIへすばやく切り替えて、ゲームを有利に進めることができるでしょう。

さらに、ポーリングレートも125Hz、250Hz、500Hz、1000Hz の4段階に調整可能なため、用途に合わせて変更が可能です。数値を高くすればゲームでのマウス入力がPCにすばやく伝わりますし、低くすれば普通のマウスのように使用できるので、汎用性も高くなっています。

RBGライティングで1,680万色からお気に入りの色合いをプログラムできるので、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。

「Lenovo Legion M600s Qi ワイヤレスゲーミングマウス」は、軽量かつ耐久性にすぐれたフッ素樹脂マウスフィートを採用しており、73gの軽量設計でFPSやTPSのゲームにおいて重要なエイム操作がしやすい仕様のマウスです。

また、マウスのボタン部分は約8,000万回のクリック寿命を持つオプティカルマイクロスイッチなので、安心してボタンの連打が可能です。本体にはプログラム可能な6つのボタンが付いているので、FPSやTPSであれば十分対応可能な性能になっています。

さらに、利用環境や状況に合わせてBluetooth 5.0、2.4GHz無線LANおよび有線の3とおりの接続方法が選択できます。ワイヤレス接続時は最大約70時間の連続使用ができるので、長時間のプレイでも問題なく楽しむことが可能です。

ゲームをプレイ中に充電が切れても、約10分の充電で10時間程度の利用が可能になりますし、約2時間で満充電となるため、長時間待たずにプレイを再開できるのも魅力でしょう。