ゲーミングPCの自作に必要なものは？メリットやかかる費用も紹介

ゲーミングPCの自作は自分の好みのパーツのカスタマイズが可能です。

たとえば、きれいな映像や快適な動作環境を求めるのであれば、性能の良いグラフィックボードを内蔵させ、ほかを中古にして価格を抑えることで自分の求めている性能に特化させることができます。

また、市販の組み上がったゲーミングPCは、そのときに販売されている製品からしか選ぶことができませんが、自作で自分だけの世界に1つしかないPCを作ることができるでしょう。

さらに、自分でゲーミングPCを作るため「各部品がどのメーカーなのか」「どういった仕様になっているのか」など、搭載する部品の情報をきちんと把握できます。

自作のゲーミングPCは部品の交換も可能です。必要がなくなったり、古くなって交換したりした部品は、ネットオークションや中古ショップで売れるので、総合的なコスト削減につながる可能性があります。

自作のゲーミングPCは各部品の取り外しが簡単にできます。というのも、自作のゲーミングPCは自分で組み立てているので、構造が明確だからです。

既製品は購入した時点で組み上がっているので、構造がわかりにくく、故障しても原因の特定が容易ではありません。

自作のゲーミングPCは故障した部品だけ取り替えることができることに加え、清掃もしやすいので、PCが長持ちする可能性も高くなります。

なお、メンテナンス時は故障の原因にもなる静電気の発生に注意して作業をしましょう。

ゲーミングPCに限らず、PCは新製品が出るたびに性能が上がり、常に最新のPCを買っていては費用が莫大になってしまいます。

しかし、自作のゲーミングPCであれば部品の交換が簡単なため、本体を買い替えなくても必要な部品だけを最新の製品と交換が可能です。

ただし、パーツ同士の相性やマザーボードの規格に合っている部品なのかなどは、購入前に調べておく必要があることを覚えておきましょう。

予算が厳しい場合は、ゲーミングPCの自作で大きなメリットになる可能性が高くなります。なぜなら、ゲーミングPCを自作する場合は最安値の部品で制作することもできるからです。

近年はネットショップでもPC関連の部品が多く出品されており、複数のショップやオークションの価格を比べて部品を購入することで、予算に合わせたゲーミングPCの組み立てが可能です。

また、機能に支障のない不要な部品を購入しなければ、さらに費用を抑えることもできるでしょう。

ゲーミングPCに限らず、PCを自作するには各部品の役割や構造を理解する必要があります。

各部品の役割や構造などの知識を身につけることで、部品交換やトラブル原因の特定に対応できる可能性が高くなるでしょう。

ハードウェアに必要な主なパーツは以下のようになります。

• CPU
• マザーボード
• メモリ
• SSD・HDD
• グラフィックボード
• 電源ユニット
• PCケース
• クーラー(冷却ファン)

中でも「CPU」「グラフィックボード」「メモリ」はゲーミングPCの性能を決定する重要なパーツなのでしっかり選ぶことをおすすめします。

CPUは処理速度に影響するため、快適にゲームを楽しみたいなら性能が良い製品を選びましょう。

グラフィックボードは映像処理をするパーツになるので、性能が低いと映像に不具合が生じるほか、最悪の場合動かなくなることもあります。

メモリに関してはゲーミングPCなら最低でも8GB、資金に余裕があるなら16GBの容量を確保するとより快適にゲームを楽しめるはずです。

また、ゲームが主になるゲーミングPCは消費電力が大きく、PC内部が高温になります。内部が高温になるとCPUやグラフィックボードなどの部品が故障してしまう可能性があるので、クーラーは必須です。

PCのクーラーとしては冷却ファンが一般的ですが、より冷却性の高い水冷キットも普及しているので、冷却装置を選ぶ際の参考にしてください。

PCを操作するのにオペレーションシステム(OS)は必要不可欠です。ゲームによって「Windows」「Mac」などプラットフォームが異なるので、自分がプレイしたいゲームに対応しているOSを選択しましょう。

また、ゲーム以外に普段の作業でも使用する場合は、そのことを考慮してOSを選択したほうがPCの使い勝手も良くなるかもしれません。

ゲームを快適にプレイするためにはゲーミングPC周辺のアクセサリも考慮する必要があります。アクセサリには以下のような製品があります。

• ディスプレ
• マウス
• キーボード
• ヘッドセット

PCの性能が高くても、モニターの画質が悪くては十分にゲームを楽しむことができないので、ディスプレイはゲームのグラフィックを鮮明に映せるものを選ぶと良いでしょう。

また、ゲーム専用のマウスやキーボード、ヘッドセットなどのアクセサリは人間工学に基づいて設計されている製品が多く、ゲームをより快適に楽しみたい方におすすめです。

ゲームをプレイする際に、ディスプレイはどのようなスペックが適しているのか確認しておきましょう。ゲーミングディスプレイを選ぶときの参考にしてください。

項目	仕様
ディスプレイサイズ	● 24 インチ ● 27 インチ
TPS	● FHD (1,920x1,080) ● WQHD (2,560x1,440) ● QFHD (3,840x2,160)
応答速度	1ms 以下
リフレッシュレート	144Hz 以上

なお、ディスプレイは大画面で低解像度だと画質が下がり、きれいな映像を楽しめないので、サイズの大きさに比例して解像度も高いものを選ぶのがおすすめです。

人間工学に基づき設計された「Lenovo Legion M300s RGB ゲーミングマウス」は、プログラム可能な8ボタンに加え、マウスの感度に影響するDIPが200～8000まで100刻みの調整ができるので、自分の好みに合わせてマウスを設定できます。

さらに、ポーリング・レートは4段階に調整可能なので、普段の作業とゲームのプレイ時で使い分けもできます。

また、プログラム可能な1,680万色のRGBライティングのほかに、本体中央下部のロゴマークも5種類のモードに対応しており、お気に入りの色合いにプログラムが可能です。

73gの軽量設計がされている「Lenovo Legion M600s Qi ワイヤレスゲーミングマウス」は、長時間のゲームでもマウス操作の疲れを軽減できるほか、背面のスイッチの切り替えで「Bluetooth」「無線LAN」「USB」の 3とおりの接続方法が利用可能なため状況に合わせて切り替えができます。

また、マウスのセンサーには高い解像度、ポーリング・レートが用意されているPixArt PAW 3370を採用しているので、ゲームのプレイに適しています。

さらに、ワイヤレス接続時での最大70時間の連続使用が可能になっており、長時間でも安心してプレイできるでしょう。

ワイヤレスでも有線でも接続が可能な「Lenovo Legion H600 ワイヤレスゲーミングヘッドセット」は、大口径50mmドライバーを採用しており、広い音域で正確なサウンドでゲームの臨場感を体験できます。

また、最大20時間の駆動が可能なことに加え、通気性が良く、低反発素材を使用した快適設計のイヤーパッドで長時間でも快適にプレイができるでしょう。

別売りのゲーミングステーションがあれば、2.5時間で100％充電が可能な急速充電にも対応しています。

キーボードの色彩設定が可能な「Lenovo Legion K300 RGB ゲーミングキーボード」は、キーボード全体または固定された5ゾーンにおいて1680万色のライティングが設定でき、プレイ中の気分もあがるでしょう。

バックライトの輝度調整は簡単キー操作でモードの切り替えが可能です。

また、メンブレン式でしっかりしたタッチ感のキーは2,000万回の耐久性があり、プレイ中にキーが効かなくなることも発生しづらくなっています。

さらに、ゲームモードのオン・オフでプレイの妨げになるキーの無効化もできるので、よりゲームのプレイに集中できる環境を作ることができます。

ゲーミングPCの自作ができても、ディスプレイやマウスなどを所有していない場合は、ゲームを楽しむことができません。その場合はゲーミングPCの作成費用に上乗せしてアクセサリ費用がかかります。

アクセサリは性能やメーカーによっても価格がまちまちなので、Lenovoのゲーミングアクセサリの価格を参考に紹介します。

アクセサリ	製品名	価格（税込）
ディスプレイ	Lenovo Legion Y27q-20	59,890円
マウス	Lenovo Legion M300 RGB ゲーミングマウス	3,498円
マウス	Lenovo Legion M600 ワイヤレス ゲーミングマウス	8,980円
キーボード	Lenovo Legion K300 RGB ゲーミングキーボード	4,980円
ヘッドセット	Lenovo Legion H600 ワイヤレス ゲーミングヘッドセット	9,980円