モニターを処分する方法|PCリサイクルマークがないか要チェック

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モニターを
処分する方法
PCリサイクルマークがないか要チェック

パソコンのモニターは、粗大ゴミとして捨てることはできません。買い替えなどで古いモニターが不要になったら、しっかりと手続きを経て処分する必要があるのです。どうしてそんなに面倒な手続きが生まれたのか、どのようにして処分すれば良いのかなど、モニターを処分する時に知っておきたい情報を紹介します。

パソコンモニターの処分は要注意!

パソコンモニターの処分は要注意!

パソコンのモニターは、古くなったからといって簡単に処分できるものではありません。法律によって規制されているため、家庭ゴミや粗大ゴミとして出せないのです。パソコンのモニターを、ゴミとして処分できない理由を見ていきましょう。

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    粗大ゴミでは廃棄できない

    パソコンのモニターは燃えないゴミとしてはもちろん、粗大ゴミとしても処分することはできません。粗大ゴミは家具や家電製品など、家庭から出る大型の不用品を処分する方法ですが、パソコンやパソコンのモニターは対象になっていないのです。

    「資源有効利用促進法」という法律によって、パソコンのモニターはリサイクルが義務づけられています。そのため、通常のゴミとしてではなく、リサイクルできるように適切な方法で処分しなくてはなりません。粗大ゴミとしてパソコンのモニターを出しても、回収を断られてしまうでしょう。また、パソコンのモニターに含まれる、貴重な資源をリサイクルできなくなってしまいます。

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    資源有効利用促進法を分かりやすく解説

    資源有効利用促進法を分かりやすく解説

    いわゆる資源有効利用促進法は通称で、「資源の有効な利用の促進に関する法律」が正式名称です。パソコンやモニターをリサイクル対象として、「再生資源の利用の促進に関する法律」を改正して2001年4月1日に施行されました。この法律は電気製品などに使われている金属などの資源を無駄にせず、リサイクルによって再利用するためにつくられています。

    資源有効利用促進法は有限な資源の再利用と再生を繰り返す循環型社会を目指すことで、環境への負荷を減らすことを目的にしています。資源有効利用促進法の対象になっているパソコンやモニターなどの製品には、金属やプラスチック、さらにレアメタルと呼ばれる希少な資源が使われており、そういった資源を回収して再利用するのです。

    また、モニターには水銀や鉛などのような、適切に処理をしないと環境に悪影響を及ぼす素材も使われています。こうした有害物質をきちんと管理することも、資源有効利用促進法の役割です。

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    リサイクルにかかる料金

    パソコンやモニターを、リサイクルしてもらうには料金がかかります。ただし、パソコンやモニターに「PCリサイクルマーク」がついている場合は、リサイクル料金がかかりません。これはパソコンやモニターを購入した時に、リサイクル料金を前払いしているためです。PCリサイクルマークは、既にリサイクル料金を支払っている証です。

    PCリサイクルマークのないパソコンを処分するには、次のリサイクル料金がかかります。リサイクル料金は、回収を担当するメーカーごとに異なります。

    Lenovo NEC 富士通 DELL
    デスクトップパソコン 3,300円 3,300円 3,630円 3,300円
    ノートブック 3,300円 3,300円 3,630円 3,300円
    液晶モニター 3,300円 3,300円 3,630円 3,300円
    CRT(ブラウン管)モニター 4,400円 4,400円 4,730円 4,400円
    液晶モニター一体型パソコン 3,300円 3,300円 3,630円 3,300円
    CRTモニター一体型パソコン 4,400円 4,400円 4,730円 4,400円

    ※料金は税込

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    リサイクルの対象になるもの
    とならないもの

    パソコンとモニターは資源有効利用促進法によって、リサイクル対象製品に指定されています。リサイクル対象になるのは、デスクトップパソコンの本体、ノートブック、モニター一体型パソコン、そして液晶やCRTのモニターです。これらの製品には再利用できる資源が多く含まれているため、適切にリサイクルできるように処分する必要があります。

    しかし、パソコンの周辺機器の中には、リサイクルの対象にならないものもあります。例えば、次の周辺機器はリサイクルの対象外です。

    • プリンター(インクジェット、レーザー)
    • スキャナー
    • 外付けストレージ(ハードディスク、SSD)
    • スピーカー
    • マウス、キーボード

    これらの製品はリサイクルではなく、粗大ゴミや不燃ゴミとして処分できます。また、タブレットやスマートフォンも、パソコンとは扱いが異なり、小型家電リサイクル法などにしたがって処分することになります。リサイクル対象製品とそうでない製品をきちんと見分け、正しい方法で処分することが大切です。

パソコンのモニターを処分する方法

パソコンのモニターを処分する方法

パソコンのモニターを正しく処分するには、決められた手順に沿って進める必要があります。ここではパソコンのモニターを処分する方法を、基本的なことから分かりやすく解説します。

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    PCリサイクルマークを探す

    モニターを処分する前に、まず「PCリサイクルマーク」がついているかを確認します。PCリサイクルマークがついているモニターは、購入時にリサイクル料金を払っている証です。つまり、追加で費用を負担することなく、モニターを処分できるのです。

    PCリサイクルマークは、ルールとして外から見える位置に表示することになっています。そのため外側のケースなどを外す必要はありません。多くのモニターは、背面にラベルやプリントでPCリサイクルマークが記載されています。もし見つからなければ、取扱説明書やメーカーの公式サイトで記載場所を確認して下さい。

    2003年10月以前に購入したモニターの場合、PCリサイクルマークは記載されていないため、リサイクル料金を支払う必要があります。

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    メーカーへ回収を依頼する

    パソコンやモニターのリサイクルは、メーカーが回収を負担することになっています。もし、パソコンとモニターのメーカーが異なる場合は、それぞれのメーカーに回収を依頼して下さい。

    多くのパソコンやモニターのメーカーでは、パソコンのリサイクルに関するページを用意しています。各メーカーの公式サイトへアクセスして、回収の連絡先を探しましょう。回収を依頼する方法は、電話やWebサイトなどメーカーによって異なります。回収を依頼する時には、モニターのモデル名や型番などの情報が必要になることが一般的です。これらの情報はモニターの背面にあるラベルなどで確認できます。申し込みが完了すると、メーカーから「エコゆうパック伝票」などの専用伝票が送られてきます。

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    モニターを梱包する

    モニターの梱包方法は、メーカーのWebサイトに記載されています。パソコンやモニターは精密機器なので、ていねいな梱包が必要かと思うかもしれません。しかし、多くのメーカーではビニール袋や、段ボール箱だけの簡易的な梱包で良いとしています。袋が破れたり、段ボール箱に穴が開いたりしないように気をつける必要はありますが、機器が損傷しないようにエアキャップなどの緩衝材を使う必要はありません。丈夫なビニール袋や段ボールを用意すれば十分でしょう。

    注意が必要なのは、モニターとパソコンの梱包を別にすることです。同じ袋にまとめてしないようにして下さい。また、パソコン購入時に付属していたキーボードやマウス、スピーカーであれば、パソコンと一緒に回収することが可能です。

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    モニターを発送する

    モニターを梱包し終えたら、次は発送の手続きに進みます。メーカーから届いた「エコゆうパック伝票」などの専用伝票を使い、指定された方法で発送しましょう。発送方法には、郵便局への持ち込みと、自宅での集荷依頼のふたつがあります。

    郵便局に持ち込む場合は、近くの郵便局窓口へ梱包したモニターを持って行き、専用伝票を貼りつけた上で手続きを行います。集荷を希望する場合は、郵便局へ電話またはインターネットで集荷依頼を出すと、自宅まで引き取りに来てもらえます。

    郵便局のスタッフが集荷に来るまで時間がかかることもあるため、希望する日程に余裕を持って依頼しておくと安心です。発送時に伝票の控えを必ず受け取り、回収が完了するまで大切に保管しておきましょう。これでモニターの発送手続きは完了です。

PCリサイクルマークがないモニターの処分方法

PCリサイクルマークがないモニターの処分方法

モニターにPCリサイクルマークがついていない場合は、リサイクル料金の支払いが必要になります。そのため、PCリサイクルマークがある時と、処分方法に違いがあります。PCリサイクルマークがないモニターを処分する方法を見ていきましょう。

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    メーカーへ問い合わせる

    PCリサイクルマークがついていないモニターでも、多くの場合は製造元のメーカーに回収を依頼できます。まずはモニターのメーカーを確認し、公式サイトにアクセスしましょう。リサイクル回収に関するページに案内があるので、そこから申し込み方法を調べて下さい。

    モニターを回収してもらうには、メーカーへリサイクル料金を支払わなくてはなりません。電話やWebサイトからリサイクル回収の依頼をすると、リサイクル料金の振込伝票を送付してもらえます。依頼する時には、モニターのモデル名や型番など必要になることが多いため、あらかじめ確認しておくとスムーズに進められます。

    ● メーカーが倒産している場合

    モニターのメーカーが倒産している、事業から撤退しているという場合は、リサイクル回収の依頼ができません。こういった場合はメーカーでなく、一般社団法人パソコン3R推進協会からリサイクルを依頼します。メーカーによっては、回収をパソコン3R推進協会へ依託していることもあります。

    パソコン3R推進協会のWebサイトからリサイクル回収を依頼すると、料金支払い用紙が郵送されます。PCリサイクルマークのあるモニターだったとしても、リサイクル料金の支払いが必要です。パソコン3R推進協会のリサイクル料金は、次の通りです。

    リサイクル料金
    デスクトップパソコン 4,400円
    ノートブック 4,400円
    液晶モニター 4,400円
    CRT(ブラウン管)モニター 5,500円
    液晶モニター一体型パソコン 4,400円
    CRTモニター一体型パソコン 5,500円

    ※料金は税込

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    リサイクル料金を支払う

    PCリサイクルマークがついていないモニターを処分する場合は、リサイクル料金を支払う必要があります。メーカーにリサイクル回収を依頼したら、料金支払いの手続きを行って下さい。メーカーによって異なりますが、振込伝票や請求書を送付されることが一般的です。リサイクル料金はメーカーごとに異なりますが、1個あたり3,000~5,000円です。個数が増えると、それだけ料金が増えます。

    リサイクル料金の振り込みが確認されると、エコゆうパック伝票などの発送用の伝票が届きます。あとはその伝票を使用して、モニターを発送する流れになります。

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    モニターを梱包・発送する

    リサイクル料金を支払い、発送用の伝票が届いたら、モニターの梱包・発送を行います。緩衝材で包むなどのていねいな梱包は必要ありませんが、モニターは丈夫なビニール袋や段ボールに梱包して途中で破れたり壊れたりしないように気をつけて下さい。輸送中にモニターがぐらつかないよう、新聞紙を詰めて固定しても良いでしょう。

    梱包を終えたら、あとは発送するだけです。メーカーから送られてきた伝票を貼りつけて、郵便局へ持ち込むか、集荷を依頼しましょう。発送を終えたらPCリサイクルマークのないモニターの処分は完了です。

モニターを処分する時の注意点

モニターを処分する時の注意点

モニターをリサイクル回収に出して処分する時は、いくつかの注意点があります。うっかり見落としてしまうこともあるため、モニターを処分する前によく確認しておきましょう。

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    テレビ用のモニターは
    家電リサイクル法の対象

    パソコン用のモニターと、テレビとの違いは何でしょうか。リサイクル回収を行う時に、パソコン用のモニターとテレビでは扱いが大きく異なるため、その違いは非常に重要です。しかも、どちらもHDMIでパソコンと接続できるのですから、ほぼ同じものと見なすことも可能です。

    パソコン用モニターとテレビの違いは、テレビチューナーの有無、PCリサイクルマークの有無で判断します。ただし、テレビチューナーがついていたとしても、PCリサイクルマークがあったらパソコン用モニターとなります。

    テレビの場合は資源有効利用促進法ではなく、「家電リサイクル法」の対象となります。そのため、パソコンのリサイクルではなく、家電リサイクル法に基づいた手続きが必要です。

    ● 家電リサイクル法とは

    家電リサイクル法とは、使わなくなった家電製品を適切に回収し、資源として再利用するために定められた法律です。正式には「特定家庭用機器再商品化法」と呼ばれ、リサイクルを通じて廃棄物の削減や資源の有効活用を目的としています。

    家電リサイクル法の対象となる家電製品は、エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ、有機EL)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。

    対象機器を処分するには、リサイクル料金と運搬料金を支払い、販売店への引き取りを依頼する必要があります。買い替える時は購入する販売店へ、処分するだけなら過去に購入した販売店に依頼します。販売店が不明な場合は、自治体で指定している方法にしたがって下さい。

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    CRT・液晶モニター
    一体型パソコンのリサイクル料金

    CRT・液晶モニター一体型パソコンのリサイクル料金

    CRTや液晶モニターが本体と一体になった一体型パソコンは、モニターとパソコンを別々に扱うのではなく、「一体型パソコン」としてリサイクル対象になります。そのため、処分する時にかかるリサイクル料金も、モニターとパソコンそれぞれの料金を合算するのではなく、一体型パソコン専用の料金が設定されています。

    もっとも、一体型パソコンだからといって、極端に価格が高くなることはありません。多くのパソコンメーカーでは、モニターと同額の価格設定がされています。PCリサイクルマークのない、古い一体型パソコンを所有している場合は、心配せずにリサイクルの申し込みをして下さい。

    ● パソコンをリサイクルする時はデータの消去は必要?

    パソコンをリサイクルする時はデータの消去は必要?

    パソコンをリサイクルに出す場合、基本的にデータの消去作業は不要です。メーカーやパソコン3R推進協会の回収では、ストレージそのものを再利用することはなく、適切に破壊・再資源化されるため、データが第三者に流出する心配はありません。そのため、通常のリサイクル手続きでは個人でデータを消す必要はないとされています。

    ただし、絶対に情報が流出しないという保証はありません。重要なデータを保存している場合は、回収に出す前に適切にデータを消去しておきましょう。

    また、リサイクル回収ではなく、リサイクルショップへ売却するなどする場合は、情報流出のリスクがあるため、必ず保存している情報を消去しておく必要があります。

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    処分の理由が故障なら
    保証期間を確認する

    モニターが故障したことを理由に処分を考える場合は、まず保証期間が残っていないかを確認しましょう。メーカー保証が有効であれば、無償で修理や交換を受けられる可能性があります。故障してすぐにリサイクルに出してしまうと、本来受けられるサポートを無駄にしてしまいますし、環境に負担がかかることも欠点です。

    保証書を紛失していても、通販サイトや店舗で購入した場合は、購入時の領収書や納品書、注文履歴などが代わりに使えることがあります。購入日が分かる書類があれば、メーカーのサポート窓口で補償対象かどうかを確認できることが多いため、捨てずに保管しておくと安心です。

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    下取りの対象になっていないか確認する

    モニターの買い替えで処分をするのなら、新しい製品を購入する時に下取りサービスが利用できないか確認しておきましょう。多くのメーカーや家電量販店では、パソコンやモニターの買い替えに合わせて、旧モデルの下取りや引き取りサービスを行っています。下取りサービスを利用すれば、新しいモニターの購入代金から割引を受けられます。また、リサイクルの手続きを行う手間も省けるため、スムーズに買い替えられるのもメリットです。

    サービス内容は店舗やメーカーによって異なるため、購入前に公式サイトや店舗スタッフに確認しておきましょう。新製品発売時やキャンペーン期間中は、通常よりお得な条件で下取りを行っていることもあります。

モニターを処分する前に確認すること

モニターを処分する前に確認すること

モニターを処分する前には、いくつか確認しておきたいポイントがあります。まだ使える状態であれば、リサイクル回収以外の選択肢も考えられるためです。モニターを処分する前に確認しておくことを紹介します。

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    まだ新しければ
    リサイクルショップへ売却可能

    使用年数が短く、状態が良いモニターであれば、リサイクル回収に出すよりもリサイクルショップに売却できることがあります。製造から2、3年以内のモデルや、人気の高いメーカー製品、高解像度や高リフレッシュレートなどの特徴を持つモニターは、中古市場でも需要が高いため、思った以上の価格で買い取ってもらえるかもしれません。

    売却を考える場合は、まずリサイクルショップや中古パソコンショップに査定を依頼しましょう。きずや動作不良がないかを事前に確認し、付属品(電源ケーブル、スタンド、マニュアルなど)がそろっていると、査定額が上がることもあります。

    モニターの汚れをきれいに拭き取っておくなど、査定時の印象が良くなるよう工夫することもおすすめです。不要になったからと処分するのではなく、売却という選択肢も検討してみると良いでしょう。

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    フリマアプリを使って個人間売買をする

    リサイクルショップでは低評価だったとしても、フリマアプリであれば売却できる可能性があります。メルカリなどのフリマアプリを利用すれば、幅広い人へアピールできます。もう古いモニターだったとしても、格安で購入できるモニターを求めている人がいるのです。そういった人たちが見つけてくれたら、価格次第で売却できるでしょう。

    出品する時は、モニターの型番、サイズ、解像度、接続端子の種類など、できるだけ詳しい情報を記載すると、買い手が見つかりやすくなります。モニターの状態や動作確認の結果も正直に記載しておくことが、トラブル防止につながります。

    フリマアプリでは値下げ交渉を受けることがありますが、値下げ交渉に応じて処分を優先するのもひとつの方法です。また、送料は出品者負担とするか、購入者負担とするか選べますが、送料込みにすると売れやすくなる傾向があります。

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    無償譲渡でリサイクル料金をゼロに

    リサイクル料金がかかる場合は、モニターを無償で譲渡する方法もあります。地域密着型の掲示板「ジモティー」などを活用すれば、不要になったモニターを近隣の人に無料で引き取ってもらうことが可能です。有料では買ってもらえないよう古いモニターでも、無料であれば引き取り手がいることもあるのです。リサイクル手数料がかかるのであれば、試してみる価値があります。

    出品時には、モニターのサイズ、型番、状態をできるだけ詳しく記載しましょう。無料とはいえ、情報がしっかりしていれば、引き取り手が見つかりやすくなります。また、引き渡し方法は直接手渡しを選ぶと、配送の手間もかからずスムーズです。無償譲渡は、まだ使えるモニターを誰かに役立ててもらえる上、環境にも優しい選択肢といえます。

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    古いCRTにも意外な需要がある

    古いCRTにも意外な需要がある

    CRTモニターとは、ブラウン管のモニターのことです。液晶などのスリムなモニターが主流になっているいま、大きくて解像度の低いCRTにはほぼ需要はないと思うかもしれません。ところが、CRTには一定の需要があります。

    レトロゲームを楽しむ愛好家の間では、ブラウン管特有の映像表現を求める声が根強く、液晶モニターでは再現できない映像を求めてCRTを探している人が少なくないのです。レトロゲーム機とCRTモニターは相性が良く、入力遅延が少ないことや、アナログ特有の映像が評価されています。

    CRTモニターの売却を考える場合は、リサイクルショップよりも、フリマアプリやオークションサイトの方が高値で売却できる可能性があります。動作確認をしっかり行い、画面の焼き付きや表示異常の有無も正直に伝えることが、トラブルを防ぐポイントです。

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    売却・譲渡前の動作確認がおすすめ

    モニターを売却したり譲渡したりする前に、必ず動作確認を行うことをおすすめします。動作確認をしないまま取引を進めると、あとから「映らなかった」「不具合があった」といったトラブルにつながることがあります。「ノークレーム・ノーリターン」と条件をつけていた場合でも、トラブルが起きれば対応に手間がかかるため、事前にチェックしておく方が安心です。

    動作確認では、モニターを実際に電源に接続し、映像が正常に表示されるかを確かめます。画面に異常な色むらや線が出ていないか、明るさやコントラスト調整が正しくできるかもチェックポイントです。

    確認後は、出品ページや譲渡の案内に「動作確認済み」であることを記載し、問題があった場合は正直にその内容も伝えます。こうすることで、取引後のトラブルを減らし、スムーズに手続きを進められます。

資源有効利用促進法が施行された背景

資源有効利用促進法が施行された背景

モニターやパソコンを捨てるために、さまざまな手続きが必要なのは正直なところ、かなり面倒くさいと思います。しかし、資源有効利用促進法は、必要があって施行されています。どういった背景があるのでしょうか。

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    大量生産・大量消費・
    大量廃棄社会からの脱却

    かつての経済成長は、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とするものでした。しかし、資源の枯渇や廃棄物処分場のひっ迫、環境汚染などの問題が深刻化し、こうした仕組みは限界を迎えています。今後は、廃棄物の発生を抑える「リデュース」、繰り返し使う「リユース」、資源として再利用する「リサイクル」という3Rの考え方に基づいた、循環型経済への転換が求められます。

    特にパソコンやモニターのような精密機器は、部品に貴重な金属や有害物質が使われており、適切に処理しなければ資源の無駄だけでなく、環境への深刻な影響を及ぼすおそれがあります。限りある資源を守り環境負荷を減らすには、ただ廃棄するのではなく、回収して再利用する仕組みが必要だと社会全体で見直しが進められるようになりました。今後の社会では、資源を無駄にせず、持続可能な成長を実現する仕組みが不可欠です。

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    パソコンに含まれる有効資源を活用する

    パソコンに含まれる有効資源を活用する

    パソコンやモニターには、多くの貴重な資源が使われています。例えば、鉄やアルミニウム、銅、金などの金属資源に加え、液晶パネルにはインジウムなどのレアメタルが含まれています。これらの資源は限りがあり、採掘にも大きなコストと環境負荷がかかるため、できるだけ回収して再利用することが重要です。

    特にレアメタルは、スマートフォンや電気自動車など、現代社会に欠かせない製品に使われています。しかし、世界的に需要が高まる一方で、新たな供給源を見つけるのは難しく、安定供給にはリサイクルが欠かせないのです。

    パソコンやモニターをリサイクルすることで、これらの有効資源を再び社会に役立てられ、資源の枯渇リスクを抑える効果も期待できます。パソコンリサイクルの推進は資源の有効活用という観点からも非常に大切な取り組みとなっています。

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    3R(リデュース・リユース・
    リサイクル)の推進

    限りある資源を有効に活用するため、廃棄物の発生を減らし、再利用・再資源化を進める「3R(リデュース、リユース、リサイクル)」の考え方が広がっています。「リデュース」は製品の長寿命化や部品点数の削減などにより、ゴミの量を減らす取り組みです。「リユース」は一度使った製品や部品をそのまま再使用する方法で、再資源化よりも環境負荷が小さい点が特徴です。そして「リサイクル」は、回収した使用済み製品を原材料として再利用することを意味します。

    パソコンのモニターも3Rの考え方に基づいて考えるのなら、耐久性の高いモニターを選んで長く使う(リデュース)、モニターを他人が使えるように譲渡する(リユース)、再び資源として生まれ変わらせる(リサイクル)となります。パソコンやモニターのような機器は、金属やプラスチックが多く使われており、適切に回収・再利用すれば、資源の有効活用につながります。

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    2025年に資源有効利用促進法
    の改正を予定

    2025年2月、政府は「資源の有効な利用の促進に関する法律」(資源有効利用促進法)の一部を改正する法律案を閣議決定しました。​改正案には再生資源の利用義務化や環境配慮設計の認定制度の創設などが含まれており、2026年4月1日の施行が予定されています。​

    特定の製品に対して再生資源の利用が義務づけられ、一定規模以上の製造事業者には再生資源利用計画の提出と実施状況の報告が求められます。​また、環境配慮設計の認定制度が導入され、製品の設計段階から資源の有効利用と脱炭素化を推進する取り組みが評価されるようになります。

買い替えにおすすめのパソコンモニター

買い替えにおすすめのパソコンモニター

モニターを処分することは面倒かもしれませんが、新しいモニター選びという楽しみもあります。これまでのモニターよりも高画質、高機能など、用途に合わせてモニターを選んでみましょう。おすすめのモニター選びのポイントを紹介します。

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    価格が下がって4Kモニターが手ごろ

    以前は高価だった4Kモニターも近年では価格が下がり、手ごろに購入できるようになっています。4KとはフルHDの4倍にあたる3840×2160ピクセルの解像度で、細かい文字や画像もくっきりと表示できるため、作業効率の向上にもつながります。

    特に写真編集や動画視聴、表計算ソフトを複数並べて使うといった場面では、4Kの広い表示領域が大きなメリットになります。細かい部分まで一度に表示できるため、作業スピードの向上も期待できます。

    ただし、4Kモニターはサイズが大きくなるため、設置するスペースに余裕が必要です。27インチ以上のモデルが主流で、机や周辺機器とのバランスを考えた選び方が求められます。ちゃんと設置できるだけのスペースがあるか、購入する前に確認しておきましょう。

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    映像の美しさなら有機ELモニター

    映像の美しさを重視するなら、有機ELモニターがおすすめです。有機ELはそれぞれの画素が発光する仕組みで、発光しない部分が黒くなります。パネル全体を発光させる液晶モニターと違って、黒を完全に表示できるため、コントラストの高い映像表現が可能です。暗いシーンでも細かなディテールがしっかりと表現できるため、映画や動画鑑賞にぴったりです。

    さらに、有機ELモニターは発色が鮮やかで、赤や青といった色味も深みのある自然なトーンで映し出します。色の表現力が高いため、写真編集やデザイン作業にも向いています。また、視野角が広いのも特長で、斜めから見ても色の変化が少なく、どこから見ても美しい映像を楽しめます。ただし、有機ELモニターは価格が高いという欠点もあり、映像へのこだわりの強い人向けといえるでしょう。

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    高リフレッシュレートで
    ゲーム体験が向上

    ゲームをより快適に楽しむのなら、高リフレッシュレート対応のモニターがおすすめです。リフレッシュレートとは、画面を書き換える速さを示す数値のことで、単位はHz(ヘルツ)であらわされます。一般的なモニターは60Hzですが、ゲーミング向けのモニターでは120Hz、144Hz、さらには240Hz以上のモデルも登場しています。

    リフレッシュレートが高いと、それだけ画面の動きがなめらかになり、特にアクションゲームやシューティングゲームのように動きの速い場面で違いを実感できます。敵の動きがスムーズに表示されるため、操作と画面表示のズレが少なくなり、反応速度が求められるゲームでも有利になれます。

    ただし、高リフレッシュレートで映像を表示するには、モニターだけでなく性能の高いパソコンが必要です。

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    USB-C対応なら接続が簡単

    パソコンモニターを選ぶ時に注目したいポイントのひとつが、USB-Cに対応しているかどうかです。映像出力にはHDMIやDisplayPortなどもありますが、USB-Cだと他にはない便利なポイントがあります。USB-C対応モニターであれば、ケーブル1本で映像出力だけでなく、ノートブックへの給電やデータ転送も同時に行えるのです。

    特にUSBハブ搭載のモニターなら、マウスやキーボードも接続できるため、ケーブル周りをすっきりとさせられます。ノートブックを頻繁に持ち運ぶ人であれば、USBケーブル1本を接続するだけでオフィスや自宅の利用環境に戻せるのです。いくつもケーブルを抜き挿しする必要がないことは、大きなメリットになるでしょう。ただし、パソコンもUSB-Cの映像出力に対応している必要があり、非対応だと映像出力できないため注意して下さい。

買い替えならLenovoのパソコンがおすすめ

Lenovoのパソコンの特徴は、豊富なラインナップと高いカスタマイズ性です。ビジネス向けの軽量モデルから、クリエイティブ向けの高性能モデル、日常使いにぴったりなコストパフォーマンス重視のモデルまで、用途に合わせた選択肢がそろっています。 さらに、メモリーやストレージの容量、CPUなどもカスタマイズできるため、自分の使い方にぴったり合ったパソコンに仕上げることも可能です。CPUを最新のものと入れ換える、メモリーを多く搭載するなど、用途に合わせたスペックを決めましょう パソコンは決して安い買い物ではありません。だからこそ、時間をかけて自分に合うものを手に入れましょう。

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    ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

    ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Edition

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    ビジネス向けノートブックのThinkPadシリーズから、AI機能搭載のThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionが登場しました。極薄アルミフレームの美しいデザインを実現しつつ、高い耐久性を誇るプレミアムモデルです。ビジネスマシンとしての性能も高く、インテルのCore Ultraを搭載したCopilot+ PCで、AIのサポートを受けて効率的な業務を行えます。ユーザーは所有する満足感だけでなく、高性能AIによって高い生産性を実現できるでしょう。

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    Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10

    Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10

    Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10

    Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10は、クリエイターにぜひチェックしてほしいノートブックです。最大の特徴はノートブックとしては大きめの16型モニター。映像の美しさで高く評価される有機ELを採用しているだけでなく、高解像度の2880×1800ドットで緻密な映像を映し出すことが可能です。

    さらに、拡張性の高さも注目のポイントで、4つのUSBポート、HDMIなどを備えているため、メインマシンと使えるだけのポテンシャルを秘めています。ユーザーのイマジネーションを表現できるノートブックといえるでしょう。

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