シンプルさと柔軟性で成長を大きく促進
Servimed社は、Lenovo TruScale™ インフラストラクチャー・サービスと、第2世代のIntel® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載したLenovo ThinkSystem SR950およびSR650サーバーを活用して、ITインフラストラクチャーを簡素化し、効率性と生産性をさらに向上させました。
レノボの「データ中心型」
インフラストラクチャー・ソリューション
シンプルさと柔軟性で成長を大きく促進
Servimed社は、Lenovo TruScale™ インフラストラクチャー・サービスと、第2世代のIntel® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載したLenovo ThinkSystem SR950およびSR650サーバーを活用して、ITインフラストラクチャーを簡素化し、効率性と生産性をさらに向上させました。
レノボの「データ中心型」
インフラストラクチャー・ソリューション
背景
40年にわたり、ブラジルの8つの州で事業を展開し、今ではブラジル最大級の医薬品および消費財の流通販売会社にまで成長したServimed社は、「製造と小売の戦略的な架け橋になる」というミッションを果たしてきました。
現在、2,000名の従業員を擁する同社は、月間受注数28,000件以上、製品数15,000点以上という強力なポートフォリオを誇り、その勢いはとどまりません。
課題
成長を続けるServimed社にとって、常に最優先課題となってきたのが「効率」でした。
効率化を図るには、出荷・販売のプロセスを合理化する機会を見出す必要がありました。そんな中、SAP HANAアプリケーションへのアップグレードの準備を進めていたServimed社が、効率化を大幅に進める絶好のチャンスとして目をつけたのが、基盤となるITインフラストラクチャーでした。当時、同社が使っていた従来のITソリューションには専門的なサポートが必要で、それがコストの増大や俊敏性の制約になり、イノベーションや変革への道を阻む要因となっていました。
課題に果敢にチャレンジする精神を旨とするServimed社は、ITトランスフォーメーションの必要性を認識し、会社の成長に合わせて拡張が可能な、シンプルなIT消費モデルの検討に着手しました。
「当社のビジネスは、応答性の高いSAPアプリケーションに依存しています。SAP HANAへの移行にともない、当社では新しいERP機能を最大限に活かせる、優れた基盤アーキテクチャーを必要としていました」
拡張可能なas-a-Service型テクノロジー
Servimed社では、将来の成長を見据え、事業規模に合わせてシームレスに拡張でき、成長の妨げにならないソリューションを提供できるパートナーを必要としていました。慎重に検討した結果、高額な初期資本投資を必要とせず、拡張性に優れたテクノロジーを利用できるインフラストラクチャー as-a-Service（IaaS）ソリューションが最適であると判断しました。
そこでServimed社は、ブラジルの他の企業に先立ち、Lenovo TruScaleインフラストラクチャー・サービスを導入しました。
「パブリック・クラウドで新しいプロジェクトを始めるのは、たいてい難しいことではなく、既知のメリットがあります。しかし、高度に相互接続されたプロセスをもつオンプレミスのインフラストラクチャーを移行するとなると、メリットよりもリスクのほうが大きくなります。例えるなら、航行中の飛行機の翼を交換するようなものです。現在、市場で提供されているas-a-Service型モデルについて、技術的・財務的な実現可能性を分析してみたところ、Lenovo TruScaleを使用する当社の現在のインフラストラクチャーと同等のものをパブリック・クラウドで利用するには約3倍の費用がかかり、パフォーマンスと制御に関する課題もより多くなることが判明しました」
多面的なソリューション
Servimed社は、従量課金制のレノボのテクノロジーを活用し、システムの刷新に着手しました。
その第一歩として、レノボはゴールド・パートナーであるPresentia Consultoria E Servicos社と協力し、Lenovo ThinkAgile VXハイパーコンバージド・インフラストラクチャー（HCI）をベースとしたハイパーコンバージド・クラスターの移行を支援しました。この革新的なソリューションは、Lenovo TruScaleインフラストラクチャー上に展開され、VMware vSAN® およびvSphere® ソフトウェアが採用されました。また、第2世代のインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載したLenovo ThinkSystem SR950およびSR650サーバーは、SUSE Linux Enterprise ServerオペレーティングシステムとVMwareハイパーバイザーを実行しています。
同時に、Servimed社は新たなSAP HANA環境の運用を開始。Veeamソリューションを活用したLenovoクラスターにテープベースのバックアップを置き換え、ビジネス・レジリエンスの向上も実現しました。
この移行を無事に終えてまもなく、同社は、拡大するビジネスニーズに合わせてインフラストラクチャーの拡張も実施しました。TruScaleを活用したことで、ハードウェアの設計から導入、サービスの管理に至るまで、迅速かつスムーズに実行することができました。
「HCIを選ぶことで、スケーリングが難しくなるのではないかという不安がありましたが、実際はその逆でした。Lenovo TruScaleインスラストラクチャー・サービスを活用することで、リソースをビジネス要件に的確に対応させることができるので、ビジネスチャンスを逃さずにしっかり活かせるうえ、余剰キャパシティにコストをかけずにすみます」
成果
ITインフラストラクチャーの合理化を終えたServimed社は、成長戦略の次の段階に力を注いでいます。
SAP HANA環境に適した強力なIT基盤を備え、ERP情報を1つのソースに統合した同社は、将来的なスケールアップへの柔軟性を手にしただけでなく、ビジネスの意思決定をより効果的に行えるようにもなりました。
また、IaaSモデルの採用により、ITチームの管理負担が軽減され、全社的な生産性の向上につながったのは、言うまでもありません。Henrique Cardoso氏は次のように説明しています。「従来のソリューションでは、仮想マシンのプロビジョニングに8時間かかっていました。レノボでVMwareを実行することで、その作業がわずか10分に短縮されたのです。以前は、仮想マシン作成などの作業に専門スタッフが必要でしたが、今ではチームの誰もが簡単にその業務をこなすことができます。Lenovo TruScaleを導入したことで、チームの生産性や効率性が高まり、核となる業務に力を注げるようになりました」
24時間365日無休の流通事業を拡大し続けるServimed社では、Lenovo TruScaleの優れた可用性と耐障害性により、今日のビジネスですでに成果を上げている一方、事業運営費（OPEX）の予測可能な価格設定により、明るい未来のための事業計画も可能になっています。
仮想マシンの作成時間を98%削減
導入後、可用性が100%に
ITチームの時間を40%節約
「レノボで当社のインフラストラクチャーを変革したことにより、需要に対応するための拡張性と俊敏性が高まりました。テクノロジーはもはやボトルネックではなく、Servimed社のビジネスの戦略的な原動力となっています。」
データ中心型のアプローチは、従来のデータセンター・サービスの枠を超え、ビジネスの成長を促す真のパートナーとなります。ビジネスを次のレベルに引き上げる、従量課金制のデータセンターについて、詳しくご覧ください。
