新境地を開拓する、よりスマートな方法
Qube社傘下のLCRグループは、採鉱の安全と効率を高めるために、インテル® Xeon® Platinumプロセッサーを搭載したレノボのHCIクラウド・コンピューティングをITの基盤に導入しました。その成功事例をご紹介します。
レノボの「データ中心型」
インフラストラクチャー・ソリューション
新境地を開拓する、よりスマートな方法
Qube社傘下のLCRグループは、採鉱の安全と効率を高めるために、インテル® Xeon® Platinumプロセッサーを搭載したレノボのHCIクラウド・コンピューティングをITの基盤に導入しました。その成功事例をご紹介します。
レノボの「データ中心型」
インフラストラクチャー・ソリューション
背景
Qube社傘下のLCRグループは、オーストラリアのブリスベンに本社を置き、幅広い採鉱・工業サービスを提供する会社です。同社はリフト＆シフト方式のマテリアルハンドリング・ソリューションを提供すること、そして安全かつ効率的に業務を遂行することで知られています。
同社は自動化によりヒューマンエラーのリスクを減らし、機材の使いやすさを向上させ、効率性を高めています。さらに安全性と説明責任を向上させる独自のソリューションを構築しています。
彼らのイノベーションとしては、洗練された車載監視システム（IVMS）や、機械やドライバーのデータを収集するキャビン内技術、さらにはそのデータをリアルタイムで追跡・分析するための完全なフリート・コントロール管理および監視センターなどがあります。
課題
Qube社傘下のLCRグループは、流入するすべてのデータに対応できるITインフラストラクチャーを必要としていました。それも、データを常に最適に管理でき、高い競争力を将来にわたって発揮することが可能なソリューションです。
同社は以前、ITホスティングや管理を外注していましたが、サーバーとストレージ・システムの寿命が近づき、この機会にデータセンターのモダナイズと高速化をはかるため、自社管理を選択しました。
私たちはITインフラストラクチャーを自社管理に移行することに決めました。それは、変化するビジネスの需要と期待に迅速に対応できる自由度と柔軟性が必要だったからです。当社は行動を最優先する企業であることから、俊敏性は最重要課題なのです。
将来を見据えて
Naicker氏はITの柔軟性を高めることを熱望していたため、既存の3層アーキテクチャーを更新することには反対でした。その代わりに彼らは誰よりも先にハイパーコンバージェンスを試すことを選びました。
ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー（HCI）では、すべてのソフトウェアとアプリケーションを単一のプラットフォームで実行することができます。同社のインフラストラクチャー・ソリューションは相互に連携して機能し、将来の業務の拡張を支える基盤となります。
革新と前進を継続するには、我々のテクノロジー・プラットフォームを見直す必要がありました。HCIのコンセプトには非常に魅力を感じました。これは、管理がしやすく拡張性も高い、本当の意味で将来を見据えたアーキテクチャーと言えます。
強固な基盤を構築
レノボはローカルITパートナーであるTechibleと協力し、Nutanix Enterprise Cloud OSソフトウェアを事前に統合し、パワフルなインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載したLenovo ThinkAgile HX3320の3ノードクラスターを導入しました。また、万が一の際にデータを守るため、災害復旧サイトにはLenovo ThinkSystem SR550サーバーを追加導入しました。
この新しいHCIソリューションは、現在ではQube Bulkのあらゆる業務を支えています。同社のすべての業務を担うと同時に、膨大な量のデータに対してリアルタイム分析を実行し、動的なインサイト（洞察）をも掘り起こしています。これにより同社はイノベーションを起こし続け、業務を高速化し、従業員と市民の安全の確保を支援しています。
ThinkAgile HXシリーズによるプラットフォームの性能と信頼性、柔軟性は想像以上に素晴らしく、従来の3層構成に比べ、かなりの低コストで導入できました。その結果、短期間でROIを達成でき、最先端のサービスを構築するための確固とした基盤を手に入れることができました。
成果
現在、Qubeの企業であるLCR Groupは、ミッションクリティカルなバックオフィス・ソフトウェア・スイートや基幹業務アプリケーションから、データウェアハウスやビジネス・インテリジェンス・ツールまで、あらゆるものをThinkAgileHXシリーズのプラットフォーム上で実行しています。
同社はさらなるイノベーションも続けています。予測分析によって機材のパフォーマンスと状態を継続的にモニタリングし、メンテナンスが必要な時期を見積もっています。
トラックに搭載したIVMSシステムは、運転手の表情や目の動き、瞬きの頻度などをリアルタイムでモニタリングし、運転手が眠気を感じたり注意散漫になっていないかどうかを常に確認しています。そのような傾向が見られた時は、瞬時に警告を発し、情報を記録することで安全性を向上しています。今後はさらにAIやVR、ロボット技術を導入することも計画しています。
同社のHCIは大きな成果と変革をもたらすことに成功しています。
短期間でROIを達成
部品や生産ロスにかかるコストを大幅に節減
リアルタイム分析による新たなイノベーションの実現
オーストラリア全土の従業員や市民の安全を向上
…当社は採鉱・工業サービス部門における技術的なリーダーの地位を確立しています。これからも、レノボの支援を受けながら、さらなる限界に挑戦し、新たな境地を開拓していきます。
将来を見据えたITインフラストラクチャーで実現する世界とは？
貴社独自のクラウド戦略とスマートなITインフラストラクチャーを構築して、単なるデータセンターから「データ中心型」へ移行しましょう。貴社のビジネスに新たに開ける地平は広大です。
