小型デスクトップ PC の購入を検討するとき「性能が劣るのではないか」と懸念する方もいるかもしれません。従来の小型デスクトップ PC といえば、インテル® の Celeron N シリーズなど、低消費電力な CPU を搭載した製品が多かったことは事実です。

しかし、近年では同じくインテル® の Core™ i シリーズや、AMD のRadeon™ シリーズを採用した製品も増えています。性能面が大きく向上しており、ハイスペックなデスクトップ PC にも引けを取らないモデルが多く展開されています。

大型のデスクトップ PC のデメリットともいえるのが、動作中に発生するファンの音です。本体そのものがコンパクトな小型デスクトップ PC は、このような動作音も軽減しやすくなります。静音性に優れているため、音が気になる場所でも気兼ねなく作業できるでしょう。

また、一般的には HDD よりも SSD のほうが静かといわれています。超小型デスクトップ PC と呼ばれる手のひらサイズの製品には、ファンレスで完全無音を可能にしたモデルもあります。

デスクトップ PC は、CD や DVD を読み込む光学ドライブを搭載したモデルがほとんどです。一方、小型化を重視した PC の多くには備わっていません。小型デスクトップ PC でディスクの読み込みを予定している人は、光学ドライブがあるモデルを選択するか、USB 等で接続できる外付けドライブを追加で購入しましょう。

PC のサイズを選ぶときには「どこで何に使いたいか」を決めることも大切です。使い方は人それぞれですが、小型デスクトップ PC は以下のような用途でも活用できます。
・高性能モデルを購入してメインパソコンとして使う
・予算をおさえてサブや予備機として使う
・映像出力 (VGA・HDMI ) を搭載したモデルを購入してテレビと接続する (テレビがモニターになる)

小型デスクトップ PC のサイズと価格に注目し過ぎると、性能面で不満を感じるかもしれません。負担のない金額を踏まえ、十分な性能を搭載しているか確認しましょう。設置スペースが決まっている人は、サイズの上限を把握できると安心です。

モニターアームとは、モニターの角度や位置を調整できるアイテムです。モニターの背面に「VESA規格 (取り付ける際に使うネジ穴の間隔について定められた国際標準規格) 」があれば、モニターアームが取り付けできます。

稼働域が広いモニターアームであれば、高さの調整や前後左右への移動も可能です。最適なポジションにモニターを配置することで姿勢もよくなり、体への負担も軽減できます。デスクの上をスッキリしたい方にもおすすめです。