T-Systems Success Story | Lenovo
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サービスをスピードアップして、時間を節約

T-Systems社は、インテル® Xeon® Platinumプロセッサーを搭載したレノボのクラウド・コンピューティング・ソリューションによる自動化を活用し、目まぐるしく変化する顧客ニーズに対応しています。

レノボの「データ中心型」

インフラストラクチャー・ソリューション

サービスをスピードアップして、時間を節約

T-Systems社は、インテル® 搭載のレノボのクラウド・コンピューティング・ソリューションによる自動化を活用し、目まぐるしく変化する顧客ニーズに対応しています。

レノボの「データ中心型」

インフラストラクチャー・ソリューション

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背景

T-Systems社は、ドイツに本拠地を置くクラウド・コンピューティングのパイオニアで、あらゆる規模の企業や組織がデジタル・トランスフォーメーションを実現するための支援をしています。

同社は、ヨーロッパの大手通信事業者であるドイツテレコムの関連企業として、世界各地の30か所にあるデータセンターすべてで、クラウドのようなプラットフォームを持つ巨大なプライベート・クラウドを運営しています。また、ヨーロッパで最大のサイバー防衛とセキュリティのシステムを運用し、さらに590万人のユーザーを有する、世界最大のSAPホスティング・プロバイダーとしての役割も果たしています。

現在、同社はビジネス・クリティカルなアプリケーションが稼働する65,000台の仮想マシン(VM)を約10,000台の物理サーバでホストしています。そのビジネスは、毎年最大8,000台のVMが増加するペースで急速に成長しています。

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課題

このような急速な成長に、これまで使用していたプライベート・クラウド・ソリューションでは対応できなくなっていました。柔軟性やスピードが十分ではなく、顧客ごとに異なっている構成方法に対応するために、運用上の対処の高速化が求められていました。

これに加えて、マルチ・クラウド環境を運用する顧客が増え、同社への期待はますます高まりました。顧客は、自分たちのプライベート・クラウドをパブリック・クラウドと同様にシームレスに利用することを希望していました。

早急に対策を講じる必要がありました。より高速で安定したパフォーマンス、より優れた敏捷性、そして複雑さに対応するより高い能力が必要でした。そして、誰もがそうであるように、彼らも破産せずにそれを実現したいと考えていました。

これまでの仕事のやり方は、時間がかかり、複雑で、コストもかかりました。サーバー担当者が、ストレージやネットワークの処理を待つ「デッド・タイム」が頻繁に発生し、その結果、社内システムで大量のチケットが発行され、調整の手数が増え、大半の時間を待ち時間に費やさなければならなくなっていました。

portrait of Thomas Rumpf
Thomas Rumpf T-Systems社、プライベート・クラウドCTO

生産性を向上するパートナーシップ

時間切れが迫っていました。T-Systems社には、顧客の期待を失う前に、その期待に応えるための協力をしてくれるパートナーが必要でした。

同社では、旧来システムとVMware Cloud Foundationを置き換えることなく、顧客が望むスピードと敏捷性を提供することができる、カスタマイズされたスケーラブルなポートフォリオを構築できる誰かを探していました。

そして、それは適切なパートナーであるべきだと考えていました。徹底的な選定プロセスを実施し、彼らのプラットフォームと生産性のニーズに最もよく対応できるパートナーを、業界を牽引する企業と新興のスタートアップ企業の中から見つけ出しました。

そのパートナーはレノボでした。

自動化による高速化

クラウドの導入プロセスは、しばしば逐次的で、時間がかかり、エラーが発生しやすい手動のプロセスを必要とします。インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載したLenovo Open Cloud Automation(LOC-A)ソフトウェアは、エンド・ツー・エンドの自動化によって簡素化と合理化を実現します。

当社とT-Systems社は、LOC-Aを一緒に使用して、彼らと彼らの顧客の両方に有効なソリューションを構築しました。この新しい構成は、Lenovo Open Cloud FrameworkとVMware vRealizeによる100%の自動化により、クラウド規模のビルディング・ブロックとDevOpsのサポートを提供します。これには約20のワークフローと500のタスクを含みます。

さらにこの新しい構成には、ThinkAgile VXとThinkSystemサーバーを搭載した工場で統合済みのラック、および約100台のラック、3,000台のサーバー、350個のスイッチで構成されたネットワークが含まれます。これらすべてがAnsibleプレイブックに含まれているため、新しいユースケースを再現可能で、迅速な展開と進化する顧客の要求への対応が可能になります。

現在、T-Systems社 は、自動化されたAPIにラップされた既存のレノボのハードウェアを使って、API レベルでのみ作業を行っています。彼らの環境は、3層クラスターからVMwareを運用するハイパーコンバージド・インフラストラクチャーへと進化し、さまざまなフレーバーやサーバー・タイプのLenovo vSANノードを大量に提供しています。

T-Systems社は、LOC-Aフレームワークの下で、既存のストレージ資産とOpenStack環境を組み合わせ、デュアル・スタックとベアメタルの統合も近いうちに実装したいと考えています。

すべてのコンポーネントが適切に動作するようにするには、やるべきことがたくさんありました。アーキテクチャー内のすべての独立したコンポーネントを適合させ、それらを構成してテストするには、多大な労力が必要でした。

Thomas Rumpf T-Systems社、プライベート・クラウドCTO
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成果

今、T-Systems社は、顧客の期待に応えるだけでなく、それを超えるために必要なスピードを発揮しています。同社の新しいオープンで自動化されたクラウド・プラットフォームは、オンプレミスとオフプレミスの両方の顧客のために将来のワークロードをホストすることができ、彼らのビジネスの仕組みを根本的に変革しました。

当社とのパートナーシップにより、自動化、エラーのない迅速な導入、エンド・ツー・エンドのライフサイクル管理を実現し、新規顧客の導入にかかる時間を短縮しました。さらに、高度に自動化されたブループリントを用いてサービスをカスタマイズすることも可能になり、顧客のタイム・トゥ・バリューを加速し、かつ最大40%のコスト削減を実現しています。

スイッチやネットワーキングを含むすべてのコンポーネントに、新しい標準化されたテンプレートと設定が導入されたことで、LOC-Aは、これまで時間がかかりエラーが発生しやすかった作業を、テスト済みの設定に基づいて迅速に行うことができます。

そして何よりも素晴らしいのは、以前は2週間を要した移行プロセスが、現在ではわずか4時間で完了できるようになったことです。これにより、T-Systems社は、ビジネスが成長していく時間も短縮できます。

100%自動化による 効率的なオペレーション

最大40%顧客のコスト減

0回顧客へのサービス停止回数

私たちがしていることは、これまでとはまったく違う質のものです。今では以前にはなかった方法でスケールアップできるようになりました。効率が飛躍的に向上し、従来は不可能だったスピードでお客様のご要望に対応することができています。

T-Systems logo
Thomas Rumpf T-Systems社、プライベート・クラウドCTO

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レノボのクラウド・コンピューティング・ソリューションは、オープンで実証済みのすぐに導入できるテクノロジーの提供だけでは終わりません。貴社専任のパートナーが、データの安全かつ迅速な移行から、すべてのデータを管理し、共に成長を支援することまで、あらゆる段階をサポートします。

準備はできていますか? レノボの「データ中心型」アプローチ、導入事例、ソリューションについてご紹介します。

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