Yanmar

農業とエンジニアリング
未来のための農業:よりスマートなテクノロジーで持続可能な世界をつくる

読了目安時間: 4分間

ヤンマーは日本の食料の安定供給に務め、テクノロジーを通して多様な農家のあり方を支える。

 

日本の農業生産は岐路に立たされています。従来通りの農作業を尊重しつつ、持続可能な農作業の方法も取り入れた新しい時代を切り開く狭間にあるのです。

日本政府によれば国内の農業就業人口の平均年齢は60代後半と高めに推移しており、農業就業人口は2010年から2019年の10年でおよそ100万人減っています。

テクノロジーを駆使しながら国内の食料の安定供給を守ろうとしているある日本の老舗企業があります。農業就業人口の減少に対応するために、幅広い層の農業従事者をサポートすることに取り組んでおり、農業従事者と一緒に革新的かつ使いやすいテクノロジーを作り出すことで持続可能な農業の新しい時代を切り開こうとしているのです。

ヤンマーは、1912年に山岡孫吉氏により設立されました。 農家の息子として生まれた山岡氏は、1933年に小型ディーゼルエンジンの開発に成功。農業従事者である自分の家族だけでなく、世界の農業従事者の作業を機械化により迅速かつ容易にしてきました。

山岡氏は当時の発明家とは違い、「地球温暖化」や「アントロポセン」などの言葉が普通に使われるようになる前に持続可能な農業機器を設計するというビジョンを持っていました。「燃料報国」は彼がよく使っていた言葉です。

創業100年以上の歴史を持つヤンマー は、イノベーションを通しての持続可能性やアクセシビリティという精神を大事にしながら事業を続けています。このような前向きな精神がこれまでの会社の成功を支えてきました。ヤンマーはいま農業従事者が直面する問題の解決方法を単に模索するだけではなく、これから発生する未来の問題にも目を向けているのです。

企業ビジョンとして、ヤンマーが直面する課題は多大です。世界人口の増加や地球温暖化の影響を受けて世界の農業用地は減少をたどっています。ヤンマーはそれぞれの問題に個別に取り組むのではなく、総合的にそして多角的に農業の持続可能性を考えています。同社のソリューションはプロセスのすべてのステップにテクノロジーと革新的な考えを適用することで、いくつもの差し迫った農業問題だけではなく、世界の現在および将来の問題を解決しています。

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ヤンマーの山岡健人社長は2016年にヤンマーのブランド戦略の総合プロデューサーを務める佐藤可士和クリエイティブディレクターとの会話の中で「地球の資源を大いに消費してかまわない、そういった考え方は変えるべき」と述べました。また、「経済成長の中で環境汚染が問題になり、食材でも化学物質にまみれたものが世に溢れている。地球の資源にも限りがある中で、テクノロジーを使って自然と人間がともに豊かさを保つためにはどうしたらいいのか」とも語りました。

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まず農業機械はどう改良すればいいか、とヤンマーは考えました。機械をよりスマートにする方法はないか?生産性を更に上げるにはどうしたらいいか?修理を早める方法はないか?使いやすくはできないか?考え抜いた結果、生まれたのがスマートアシストです。GPSを搭載したIoTのデバイスでヤンマーの機械からリアルタイムでデータを収集し、操作ログ、メンテナンス情報、盗難警告などが機械により記録され、ユーザーにわかりやすいビジュアルなフォーマットで情報が送られるのです。
 

ヤンマーの矢島孝應取締役 ビジネスシステム部 部長は、同社の機械は「何粒刈り取ったか」というレベルの詳細なデータまで記録を取ることができる、と述べています。同社のシステムは機械の作業者がいつ、どこで、どれだけの作業を完了したかを記録する為、企業は収穫量を正確に把握することができる、と矢島氏は語っています。

 

スマートアシストは修理時間を短縮し、生産性を向上し、企業の最重要目標の1つである大規模農業の環境フットプリントの削減につながる、とヤンマーは考えています。

 

極めてユーザーフレンドリーにまた人間工学に沿って、ヤンマーはスマートアシストを設計しています。「ヒューマンインターフェイスに合わせて機能を改良している」とヤンマーアグリの日高茂實 開発統括部先行開発部技監・部長は述べています。こうした改良は日本では特に重要です。と言うのも、大部分の農業従事者はインターネットを使ったテクノロジーが無い時代に育っているからです。その為にヤンマーでは出来る限り機械に自動化の機能を追加しています。技術格差を最大限に縮めることで多様なレベルの技術を持つユーザーに対応するようにしているのです。

 

「(レノボ製品は)情報処理能力が高い」と矢島氏は言っています。

Executive Image
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ヤンマー同様、レノボにも日本で語り継がれるストーリーがあります。レノボの内藤在正は1990年代初頭に神奈川県の同社の大和研究所でThinkPadを開発しました。ThinkPadのオリジナルデザインは日本的な考え方、とりわけ弁当箱の開かれると同時に中身が明らかになる概念を念頭に開発されました。

 

また、レノボはヤンマーの創業時からの特徴でもあった先を見据える精神を大事にしています。新製品を開発する際、多様なユーザーをサポートするテクノロジーツールを作成するために、いま現在だけではなくこれからのことも考えながらモノづくりを進めています。それによって世界を変えるだけではなく、周りの人々は技術革新を通じて独自のインテリジェントな変革を追求できるようになるのです。

 

レノボのThinkPadノートパソコンとThinkStationワークステーションは、トラクター、田植機、コンバインなどヤンマーの機械に組み込まれているスマートアシストテクノロジーの開発に不可欠です。種まきから育成そして収穫のし方まで農業従事者が改革していくのを支援するということがヤンマーの目標であり、レノボはよりスマートなテクノロジーを提供することで、そのヤンマーの将来を見据えたインテリジェントな変革を支援しています。ヤンマーは今後の技術発展のためにテクノロジーを開発しているのではありません。長年続いてきた問題にあらゆる角度から取り組むことで、テクノロジーがクライアントの最も緊急なニーズにどう直接対応していけるのかを問うているのです。そのプロセスは型通りの革新ではなくコラボレーションから進んでいきます。

 

ヤンマーの最先端技術は重機を超越していきます。ヤンマーは天候や土の水分などの外部条件を記録でき、土に埋め込むことができるリモートセンサーを開発。さらに、パンやパスタや麺などの食品の基本原料として使える「ライスジュレ」と呼ばれる新しい食品も開発しています。

 

「単に機械を売るだけでは無しに食の全体をサポートしていこうとしている」と矢島氏は語っています。

 

地球温暖化のために社会および環境が変化し続ける中、そのような全体的なものの見方は標準となり、例外ではなくなるのです。

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