ThinkPad Japanese Connections

ThinkPadとイノベーション

レノボThinkPadと日本の関係。そのインサイドストーリー。

読了目安時間: 9分間

ThinkPadのイノベーションの発信地である、レノボ大和研究所の内藤在正曰く「ThinkPadを開発する私たちの最初の試みは、ライト兄弟のようでした。それが飛ぶかどうか、誰にもわからない・・・」「でも、飛んだんです。」

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「ThinkPadの父」と呼ばれる内藤は、自身の経験を振り返ります。1974年、彼がIBMに入社したとき、会社が考えていたノートPCの概念は、「スーツケースの大きさの可搬型10kgコンピュータ」というものでした。そして、この50年でその概念は大きく変わりました。  

今日では、レノボのThinkPadは、ビジネスコンピュータの未来を描く最前線にいます。累計販売台数は1.5億台を超え、ThinkPadは、あらゆる時代を通じて紛れもなく世界ナンバー1のビジネスノートPCとなっています。レノボのビジョンである”Smarter technology for all”、それは、世界中の人々やビジネスが、自分自身のインテリジェントな変革を追求し、結果として世界を変革できるようにするために、よりスマートなテクノロジーによって力を与えられてゆくこと。そして、ThinkPadはそのビジョンを最も体現する製品なのです。

人々がThinkPadを愛するようになるまでの道のりは、とても長いものでした。例えば、神奈川県・大和研究所にあるThinkPadミュージアムでは、その歴史と物語を垣間見ることができます。ミュージアムに並んでいる数多くのThinkPad旧モデルは、このノートPC が、開発初期から今日に到るまでどれほど長い道のりを歩んできたかを物語っています。

「この一台からすべてが始まったんです。」と語るのは、研究所を訪れたレノボPCSDグループのシニア・コンペティティブアナリスト、ケビン・ベック。彼は、最初のモデルであるThinkPad 700Cに愛情を込めた手で触れ、話します。「X1 Carbonのような最新モデルに比べれば、これは本当に重かったんです。」

「これは特別なモデルで、もはやコレクションアイテムです。」歴代モデルが並んでいるところを1995年まで辿り、彼はThinkPad 701Cのカバーを開きました。すると「バタフライ・キーボード」が2つの翼のように広がり、そして中央部でカチッと組み合わされるのです。

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その道のりは決して真っ直ぐなものではありませんでしたし、今この瞬間にも新しい道が作られています。疑いない事実、それは、世界で最も有名なテクノロジーブランドのひとつ、ThinkPadのDNAは日本に深く根ざしているということです。研究・開発は神奈川県・大和研究所で、生産は山形県・米沢工場で、修理・サポートは群馬工場で行われています

 

これらの施設のすべてが、ThinkPadの基本姿勢「お客さまの成功への貢献」の実現に大きな役割を果たしています。お客さまの成功は、ThinkPad誕生の地であり主要なイノベーションの数々が生まれた大和研究所から始まるのです。

 

1990年代、ThinkPadのデザインを託されたドイツのインダストリアル・デザイナー、リヒャルト・ザッパーは、区分けされた中にいろいろな料理が詰まっている日本のお弁当に着目しました。初代ThinkPadはお弁当の箱と同じ形状をしていて、内部はお弁当と同様、区分けされた中にコンポーネントが配置されています。

 

ThinkPadは「デザインと機能の融合」という、お弁当に共通する考え方を持っています。お弁当が、味覚と見た目と栄養の最適な組み合わせを提供しているのに対して、ThinkPadは、普遍的なデザインの中に最新のテクノロジーと最高の使いやすさと機能を統合しています。

 

インダストリアル・デザイナー 嶋 久志は言います。「今日でもお弁当は、レノボのデザイナーにとって、インスピレーションの基準であり指標なのです。」

 

*米沢や群馬の拠点はレノボとNECのジョイントベンチャーであるNECパーソナルコンピュータの工場です。

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ThinkPadはシンプルでありながら深い・・その滑らかなデザインの中に、大いなる深みとパワーが秘められています。設立時から今日まで、大和研究所のチームは、ThinkPadのデザインと機能の融合を徹底的に追求してきました。その代表例は、有名な「耐久テスト」です。何千台にも及ぶThinkPadを使い、電磁波を照射し、氷点下の環境に置き、高負荷な衝撃テストや音響テストを行い、エベレスト山頂と同じ状況で試験を行ってきました。これら過酷な耐久テストを行う理由は、「実際の使用シーンで、ユーザーはThinkPadをラフに扱うから」というシンプルなものです。

 

レノボの代表的なエンジニアである小菅正は、4年間で3,500台以上のThinkPadをテストした日々を懐かしく思い出します。「ThinkPadが最高のクオリティであることを確かめるために、私たちは自分たちの手ですべてをやりたかったのです。X線を通したマザーボードのひとつひとつを検証し、PCをすべて開いてみました。結果として、3,500台のPCをテストすることになりましたが、その価値はあったと思います。」「これが、改善ということです。」

 

「改善」は、ものづくりに対する飽くなき追求を意味する「こだわり」と密接な関係があります。何千ものThinkPad の躯体を半分に切断し、どんな小さな欠点も詳細に突き詰め、ディテールへの飽くなき追求を行う・・日本の刀鍛治や職人にも匹敵するような大和研究所の存在が、「改善」と「こだわり」の精神を明快に表しています。

 

結局のところ、改善とこだわりが意味するものは、立ち止まることなく完璧を追求することにあります。イノベーションを追い求める精神と長い年月を経て培われた理念こそが、大和研究所とレノボ全体を動かし続けるものなのです。

 

ケビン・ベック曰く、「いろいろな意味で、ThinkPadを改善してきたプロセスは、30年の長きに及ぶ実験でした。そしてその実験は、これからも終わることはないのです。」

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