故郷であるコミュニティへの還元

Lenovo Foundation は、COVID-19 に対する世界規模の対策支援において指導的役割を担い続けています。 患者の治療にあたる新しい病院や ウイルスの研究を行う研究者へのテクノロジーの寄贈に加え、オンラインで授業を行う学校にソフトウェアやハードウェアを提供し、世界各地の従業員から寄付を募っています。レノボは大小さまざまな規模で支援を行っており、レノボのチームが近くでサポートできる環境で、実際のニーズを重視した取り組みを行っています。また、レノボはこれまでに合計 670 万ドルの寄付を行っており、私はこの寄付がもっとも重要な場所に使用されると確信しています。

従業員への配慮

レノボは、グローバル企業として、ウイルスの影響に配慮し、各地域のリーダーがチームの健康を最優先して行動できるようにしています。当初は中国のチームが在宅勤務となり、まだ影響を受けていなかった世界のその他の地域が支援に乗り出しました。現在では中国のオフィスと工場は再開されましたが、ヨーロッパや北米などでは、ウイルスの感染拡大を受けて、各地域のリーダーが在宅勤務の可能な従業員に在宅勤務を指示しています。状況が刻々と変化する中、重要となるのが柔軟性です。レノボのサプライヤー、パートナー、業界全体、そしてとりわけ世界各地のレノボのチームがこの柔軟性を発揮しています。ありがたいことに、レノボの従業員とパートナーが力を合わせてお客様を支援し、互いをサポートしてくれています。また、ウイルスによる経済的影響によって削減された部門の従業員に、新たな役割を見つけられたことも誇らしく思っています。私たちの日常生活がいつまで影響を受けるのかは誰にもわかりませんが、レノボは市場ごとに地方当局が定めたガイドラインに従って、可能な限りの支援を行い、そして何より従業員の健康と安全を確保することに全力で取り組んでいきます。

お客様重視

この 2 か月にわたり、パートナーやお客様に情報を提供し続け、可能な限りスムーズに業務を遂行できるようにレノボのチームが熱心に取り組んでくれたことに私は感心しています。しかし、驚いてはいません。なぜなら、これまでもさまざまな厳しい状況の中、レノボのチームが力を合わせてお客様のために尽力してきたことを知っているからです。中国の工場が数週間閉鎖された際には、レノボのサプライ・チェーン・チームが集まり、世界各地の 30 を超える製造拠点をどのように活用すれば、生産力を調整し、生産バランスを取り戻すことができるのかを検討しました。中国の工場の閉鎖は生産と供給に短期的な影響を与えましたが、私たちはこれをできる限り最小限に抑えることができました。さらに、在宅勤務のためのテクノロジーとソリューションへの需要が高まる中、レノボのチームはどうすればコロナウイルス対策の最前線にいるお客様を優先しながら、働き方を変える世界中のお客様を迅速に支援できるかについて独創的な取り組みを行っています。

現在の状況は前例がなく、今なお多くの課題があります。しかしレノボは、従業員を支援するためにできる限りのことを行い、従業員はお客様を支援するためにできる限りの力を尽くしてくれるはずです。

将来を見据えて

今は、私たちすべてにとって試練の時です。人々は自分たちの家族、仕事、地域社会など、生活のあらゆる側面にどのような影響があるのかを懸念しています。COVID-19 の影響により中国全土で旧正月の連休が延長され、オフィスと学校が閉鎖されて以来、私も同じ懸念を抱えています。

このような試練の時に役立つのは、私たちは誰もが同じことを望んでいるということを思い出すことです。私たちは、大切な人が健康でいること、ウイルスの影響が小さくなること、治療法が開発されること、生活が正常に戻ることを望んでいます。このように希望と目的を共有することは、この試練の時に私たち一人一人に勇気を与え、直面する課題に力を合わせて立ち向かうための助けとなります。レノボのためだけでなく、レノボを頼ってくださるお客様や、私たちの故郷であるコミュニティのために尽力してくれるすべての従業員に感謝します。力を合わせてこの試練に立ち向かいましょう。