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先を読み、フレキシブルな企業文化を創る

トヨタ自動車は、レノボとNutanixが提供するインテル® Xeon® Platinumプロセッサー搭載ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーを採用し、3D CADソフトウェアが利用できる仮想デスクトップ環境を構築。設計業務をリモートで行うことを可能にしました。

レノボの「データ中心型」

インフラストラクチャー・ソリューション

先を読み、フレキシブルな企業文化を創る

トヨタ自動車は、レノボとNutanixが提供するインテル® Xeon® Platinumプロセッサー搭載ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーを採用し、3D CADソフトウェアが利用できる仮想デスクトップ環境を構築。設計業務をリモートで行うことを可能にしました。

レノボの「データ中心型」

インフラストラクチャー・ソリューション

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背景

世界有数の大手自動車メーカーであるトヨタ自動車は、常にあらゆる面で影響を生み出している企業です。それはその優れた研究開発や生産、販売の戦略でビジネスの世界にインパクトを与えているだけではありません。トヨタグループで働く36万人を超える人々にも影響を与えています。

トヨタは人事施策においても先進的で革新的なアプローチを採ることで知られています。同社では、より柔軟な働き方の実現に向けて、過去5年間にわたって大規模な在宅勤務ソリューションを展開し、その結果13,000人の従業員が多忙な私生活と仕事を両立できるようになりました。

しかしながら、新しいことをはじめるときの常で、トヨタもこの新しい勤務制度の導入にあたり、大きな技術的課題に直面しました。トヨタにとって、それらの課題を克服して従業員のリモートワークを可能にすることは、未来への道を切り開くことだったのです。

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課題

リモートワークの利便性を言うは易く行うは難しで、その実現は決して容易ではありません。たとえばトヨタの設計開発部門では、パワフルな3D CADソフトウェアを使用しており、このソフトウェアの実行には高性能CPUと大容量メモリ、3Dグラフィックの高速描画を可能にするGPUを搭載した高性能なワークステーションが必要でした。そのため、業務の遂行には一般的なデスクトップPCやノートPCではなく、オフィスのワークステーションを使用しなければなりませんでした。

あえて繰り返しますが、トヨタの設計エンジニアにとって、リモートワークの実現は簡単なことではなかったのです。実現を阻む複雑さの最たるものとして、ワークステーションの保守管理の難しさという問題もありました。新しいワークステーションの調達・設置にかかる費用は高く、OSやソフトウェアのアップデートは非常に手間のかかる作業でした。

トヨタは設計エンジニアに対しても、作業する場所を問わない柔軟な労働環境を提供するため、どこからでもあらゆるプログラムを実行できる、強力で柔軟なインフラストラクチャーを必要としていました。

「製造現場ではワークステーションにアクセスできないため、やむなく紙の図面を使って説明していました。3D CADを使って説明できれば、もっとスムーズに意思疎通が図れるのに、とずっと思っていました」

市田有吾氏 トヨタ自動車 商用ZEV基盤開発部

柔軟性を実現したパートナーシップ

トヨタは、ワークステーションがあるオフィスから設計開発部門を解放するための鍵を握るのは、仮想デスクトップ・インフラストラクチャー(VDI)であると考えました。解決に乗り出したITチームは、まず第一に設計エンジニアが中央サーバーで稼働する標準PCを使用でき、第二になおかつ3D CADソフトウェアにもアクセスできることを条件に、VDIソリューションを構築するための最適な方法を探し始めました。そしてハイパーコンバージド・インフラストラクチャー (HCI) という金脈を掘り当てました。

VDIソリューションに適した強力なHCIを導入するため、トヨタはレノボおよびNutanixとパートナーシップを組みました。私たち3社は共に連携し、完全な仮想環境で複雑な業務を行えるようにするハイパーコンバージド・インフラストラクチャーを構築しました。

システム増強も圧倒的なスピードで

VDIソリューションの基盤に、チームはLenovo ThinkAgile HXシリーズを選択し、完璧なスタートを切りました。このソリューションは、インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載したレノボのパワフルなハードウェアとNutanixのHCIソフトウェアを組み合わせたもので、VDIの強力な基盤の構築を可能にします。当時、VDIに必須の技術をサポートしている数少ないベンダーであったNutanixに対応していることも重視されました。

まずは実証実験として、それぞれGPUを搭載したLenovo ThinkAgile HX3320のアプライアンス3台を導入。この実験で良好な結果が得られたため、トヨタの設計開発部門は新しいVDIソリューションを活用してリモートワークへの移行に本格的に取り掛かりました。

移行は無事に完了しました。ところがその後まもなく、日本でもコロナウイルス感染症が拡大。これまで通りの生活ができないという状況の中、トヨタはリモートワーク環境を他の部門にも急いで導入する必要性に迫られました。

トヨタから相談を持ちかけられたレノボは、2つのチームを投入してVDIソリューションの規模拡張を実施。追加でさらに1,000台の仮想デスクトップ環境を新たに立ち上げました。そしてわずか2か月後には、トヨタの従業員数千人がリモートワーク環境にスムーズに移行しました。

「HCIは従来の3階層モデルと比べて仕組みがシンプルで、運用効率の向上が期待できます。規模を柔軟に拡張できるため、ビジネス環境の変化にすばやく追随できる点も高く評価しました」

孝久正信氏 トヨタ自動車株式会社 DX 開発推進部

「短期間の内に環境を構築できるHCIのメリットが、コロナ禍で大いに発揮されました。同時に、レノボが製品を迅速に調達・納品するために手を尽くしてくれたので本当に助かりました」

孝久正信氏 トヨタ自動車株式会社 DX 開発推進部
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結果

レノボのVDIソリューションを導入したことで、トヨタの設計エンジニアはどこにいても高い生産性を発揮して効果的に働けるようになりました。商用ZEV基盤開発部の市田有吾氏は、「現在は、現場の担当者と3D CADのモデルを一緒に見ながらより具体的に細かい議論ができるようになり、お互いの仕事の効率が上がりました」と語っています。

また、先進ボデー開発部の辻奈緒美氏は、「コロナ禍で子どもが通う小学校が2020年3月から休校になったため、私自身も在宅勤務せざるを得なくなりましたが、VDI環境のおかげで、自宅でもほぼ不自由なく、オフィスと同様の設計業務を行えています」と語り、子育てと仕事の両立を可能にした柔軟な作業環境を高く評価しています。

現在もトヨタは、レノボのVDIソリューションを活用しながら、従業員のリモートワークを推進する取り組みを続けています。

数千人の従業員の在宅勤務が可能となり、ワークライフ・バランスが改善

3D CADソフトウェアへのアクセスが容易になり、部門横断的なコラボレーションが可能に

数週間でVDIを拡張し、コロナ禍に迅速に対応

「現在は、現場の担当者と3D CADのモデルを一緒に見ながらより具体的に細かい議論ができるようになり、お互いの仕事の効率が上がりました」

市田有吾氏 商用ZEV基盤開発部

よりスマートなインフラストラクチャー・ソリューションがもたらす未来へ

データ中心型のソリューションは、物理的な制約からも自由です。データセンターをデータ中心型へと変革するレノボのクラウド・ソリューションでビジネスは新たな領域へ。

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