ゲーミングによる「コミュニティの感覚」が孤独感を救う│eスポーツに挑戦するシニア世代チーム、シルバー・スナイパーズからの学び
(この記事は、2020年8月20日に米国レノボで公開された記事を翻訳・加筆したものです)

年を重ねることは、やりがいや探求心、発見の時でもあります。しかし、黄昏時には深い孤独感に襲われることもあり、シニア世代の3人に1人が社会的に孤立していると感じているという報告書があります。

そして、昨今において孤独感はシニア世代だけの問題ではありません。コロナ禍でソーシャルディスタンスを前提とした「新しい日常」が始まり、人とのつながりはどうあるべきかが問われている中、孤独感は若者や中年、世代を問わない問題となっています。

eスポーツに挑戦する世界初のシニア世代チームであるシルバー・スナイパーズは、年をとることは孤独になることを意味しないことを証明するために、ゲームを通じて孤独と闘うことに成功しました。

ゲーミングを通して孤独感を克服する、そんな方法をシルバー・スナイパーズから学んでみませんか?

8月21日は世界高齢者の日。この日、シルバー・スナイパーズがトップゲーマーと対戦するイベント「Get Got By a Gran」が開催されました。挑戦者たちは、スウェーデンの60~70代を相手に、2時間以上にわたって「カウンター ストライク」の試合を行いました。

私たちは皆、年を重ねています。

年を重ねることは、探求し、発見し、実験するということです。しかし、深い孤独な時間になることも……
高齢者の3人に1人が社会的に孤立しているという衝撃的な報告があります。社会的に孤立している人は、心臓発作や脳卒中、さらには早死にする危険性が高くなります。それらの解消のために何ができるでしょうか?

story-0915

スウェーデンのシルバー・スナイパーズは世界初のシニア世代のesportsチームで、コントローラーを手に闘うエネルギッシュなグループです。

平均年齢は67歳となっていますが、決して実力の低いチームではありません。DreamHack Summer 2019でスナイパーズはカウンターストライクでワールドカップを制覇、Global Offensive (CS:GO)で優勝し、彼らには可能性があることを証明しました。

しかし彼らが言うには、優勝は「短期的な目標」に過ぎません。

「私たちの大きな目標は、ゲームは誰もが楽しめるものであり、私たちにできることなら、あなたにもできるということを人々に示すことです。」
⁻「バーディ」こと Abbe Drakborg 氏

story-0915

「バーディ」こと Abbe Drakborg 氏

シルバー・スナイパーズはLenovo Legion がスポンサーをしています。最高のLenovo LegionのゲーミングPCとアクセサリーが装備され、快適なゲーミングの環境のサポートをしています。

LenovoのConsumerMarketingマネージャーであるLale Johansson氏は、このように述べています。
「テクノロジーは私たちの世界に多くの良いものをもたらしてくれました。しかし、社会にテクノロジーが溶け込んでいくほど、特に高齢者は疎外感や孤立感を感じるようになるともいいます。この問題は、私たちのモチベーションとなりました。ポジティブで刺激的なやり方でこの問題に取り組み、意識を高めることができるかどうかを確かめたかったのです。」

シルバー・スナイパーズはインスピレーションを与えてくれます。とはいえ、シニアメンバーですので、これらは容易なコミットメントではありません。

チームは自宅での練習セッションに加えて、ストックトンのゲーミングセンターで毎月2回のブートキャンプに参加します。そこではチームビルディングや動き方、狙い方から戦略まで、あらゆる分野でスキルを磨いています。

チームによると、ゲームはあちこちでトロフィーを獲得できるだけでなく、集中力、意思決定力、問題解決能力の向上など、素晴らしい効果をもたらしているといいます。

しかし、最も重要なのは「コミュニティの感覚」です。つながり感はeスポーツでも感じることができるのです。

「eスポーツ、コンピュータゲームの素晴らしいところは、誰でもできることです。そして最も素晴らしいのは、世界中の多くの人と繋がりができることです。ゲームをしているときは世界中の人と話をしていますが、みんな違うスキルを持っています。」
- 「ニッティング・ナイト」こと Wanja Godänge 氏

story-0915

「ニッティング・ナイト」こと Wanja Godänge 氏

シルバー・スナイパーズの多くは、孫やひ孫とのつながりをより感じるようになったと言います。

「ゲームは祖父母が一族の若いメンバーを「知る」ための場になると考えています。趣味を共有することで、思いがけないつながりを見つけ、育てることができました」
- 「エル・ニーニョ」こと Baltasar Aguirre 氏

「孫と私は、共通の趣味を見つけることができました!素晴らしいことですよね」
– 「トリガー・フィンガー」こと Inger Grotteblad 氏

story-0915

「トリガー・フィンガー」こと Inger Grotteblad 氏

コロナ禍でおうち時間が増えた一方、世代を問わず孤独を感じる人も増えてきていると言います。
「ゲームは誰もが楽しめるものであり、私たちにできることなら、あなたにもできるということを人々に示したい。」そう語るシルバー・スナイパーズ。何か始めたいなと考えている方は「ゲームを始めてみる」のもいいアイデアではないでしょうか? ゲームを通したコミュニケーション、そして「コミュニティの感覚」や「繋がり感」が孤独感を解消する一助になるかもしれません。

関連記事:シルバー・スナイパーズ:eスポーツに挑戦するシニア世代チーム