~柔軟な働き方のメリットを最大限にするために~ テレワーク環境で意識したい4つのポイント
Stefan Engel
Lenovo ワールドワイド・ビジュアル製品事業担当 VP 兼 GM
(この記事は、2020年7月7日に米国レノボで公開された記事を翻訳・加筆したものです)
レノボの国際調査で、日本は「在宅勤務の生産性はオフィス勤務に比べて低い」人が40%だった一方、中国やイギリスなど他国は10%台が多く、日本が10カ国平均の13%を大きく上回ったことが先日話題となりました。その理由としては、「勤務先がテクノロジーに十分な投資を行っていない」が67%でトップ。そのほか「同僚とのコミュニケーションに差し障りを感じる」、「データ流出の懸念がある」などが、生産性が上がらない理由として挙がっています。
その一方で、当面はテレワークという方針は広く採用されるようになり、仕事の作業環境の柔軟性が高まると生産性や俊敏性の向上といった大きなメリットがあることは、広く認識されてきました。PC ハードウェア、コラボレーションツール、ネットワークの帯域幅など、どこでも働けるようにするためのテクノロジーの需要は大幅に増加しています。企業も個人も業務の継続性への影響を最小限に抑えようと必死ですが、より長い目で見れば、誰もが柔軟性の向上による恩恵を受けることができるようになります。
IWG(International Workplace Group)社が昨年実施した年次作業環境調査では、回答者の 85% が柔軟性の向上により生産性が上がったとしています。しかし、柔軟な働き方とはどのようなものでしょうか。この調査レポートでは、27% が少なくともある程度の時間・勤務場所を選べることを希望し、21% が勤務時間に関して一定の決定権を望んでいます。私たちは明らかに柔軟な働き方の時代に移行しつつあり、最近の出来事により、どこでも働けるという傾向は加速しました。
作業環境が拡張されることで、生産性を犠牲にすることなく別の場所に移動できるというメリットが得られます。企業は、俊敏性の向上という恩恵を手にします。より動的な働き方と士気の向上によって優れた人材を確保でき、間接費と運営費用の減少によりコストを削減できる可能性もあります。ただし、企業が柔軟な働き方の方針を進めることによる本当の影響は、時が経たないとわかりません。
実際、柔軟な働き方の普及に伴い、多くの方が複数の場所で働くことになると思われます。そこで今回は、さまざまな場所で働く方にとっての視覚的なエクスペリエンスについて取り上げます。効率的で生産性が高く、快適な作業環境を作り出すときに考慮すべき重要な点とはどのようなものでしょうか?
レノボの ThinkVision モニター・シリーズは Think 品質の伝統を受け継ぎ、生産性とカスタマー・エクスペリエンスの両方を向上させる革新的なディスプレイ・ソリューションを提供するよう設計されています。レノボには幅広い製品があるため、あなたの柔軟な働き方をサポートするアイテムをぜひ探してみてください。
テレワークに最適な環境作りのノウハウは、こちらの「テレワーク環境ガイド(PDF)」を参考にしてみてください。