Cellnex Success Story | Lenovo
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境界を越え、パフォーマンスをさらなる高みに

セルネックス・テレコム社は、レノボの、インテル® Xeon® Platinumプロセッサー搭載ターンキー方式エッジコンピューティング・ソリューションを活用して、ネットワーク機能をエンドユーザーに近い位置まで移行しました。その方法を詳しくご紹介します。

レノボの「データ中心型」

インフラストラクチャー・ソリューション

境界を越え、パフォーマンスをさらなる高みに

セルネックス・テレコム社は、レノボの、インテル® Xeon® Platinumプロセッサー搭載ターンキー方式エッジコンピューティング・ソリューションを活用して、ネットワーク機能をエンドユーザーに近い位置まで移行しました。その方法を詳しくご紹介します。

レノボの「データ中心型」

インフラストラクチャー・ソリューション

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背景

テキストメッセージ、映像や音声ストリーミング、ゲーム、ビデオチャットなど、私たちの暮らしで利用されるデータは増え続けています。さらに、スマートTVやフィットネストラッカー、産業用センサーなどモノのインターネット(IoT)デバイスの人気の高まりにともない、通信ネットワークにかかる負荷はますます増大しています。

多くの移動体通信事業者(MNO)は、帯域幅、遅延、スケーラビリティの問題を食い止め、爆発的なデータ需要に対応できるよう、巨大なデータセンターを構える代わりにエッジコンピューティング・ソリューションへと移行しています。

しかし、このように広く地理的に分散されたエッジコンピューティング・エコシステムを構築・展開し管理することは決して容易なことではありません。こうしてセルネックス・テレコム社の新たな挑戦が始まりました。

セルネックス・テレコム社は、ヨーロッパを代表する無線通信事業者で、スペイン、イタリア、オランダ、フランス、スイス、アイルランド、ポルトガル、そして英国に61,000以上の拠点を構えています。同社は通信インフラサービス、オーディオビジュアル通信ネットワーク、セキュリティや緊急サービスネットワークのほか、スマート都市基盤とサービス管理のためのソリューションを提供しています。

個人も企業も、いつでもどこでも接続可能なサービスを常時利用し、それに依存しています。

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課題

エッジコンピューティング・ソリューションは何十万という拠点に展開されるため、可用性と信用性は非常に重要です。しかし、MNOの地理的に広く分散されたネットワークをサポートするのは、たいていの場合比較的少人数のエンジニアです。対処が必要な障害が少ないに越したことはありません。

アップタイムを最大化し、安定した常時接続を確保するために、セルネックス社は強力なパフォーマンスを発揮する安全なインフラストラクチャーを必要としていました。

ネットワークの構築

セルネックス社が求めていたのは、単なるベンダーではありません。同社が必要としていたのは、現在の課題のためだけでなく、将来の新たなテクノロジーにも柔軟に対応し、拡張可能なモジュラー型のソリューションを提供できるパートナーでした。

そこで同社は、レノボ、そして地元企業のニアバイ・コンピューティング社をパートナーに選びました。3社が協業し、オペレーションとIT のワークロードを単一のコンパクトなプラットフォームに集約する統合エッジソリューションを構築しました。

準備と保護

私たちは、インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを実行するサーバー、Lenovo ThinkSystem SE350 とプロトタイプの Lenovo ThinkSystem SE650 を導入しました。

Lenovo ThinkSystem SE350 は、頑丈でコンパクトなエッジ用に最適化されたサーバーです。ネットワーク接続ポイントや特殊な電源を必要とせず、また、幅広い動作温度範囲に対応し、防塵性や耐振動性にも優れているため、事実上あらゆる場所に設置できます。

Lenovo ThinkSystem SE650(当時プロトタイプ)は、5G を想定した vRAN やマルチアクセス・エッジコンピューティング(MEC)、NFV インフラストラクチャー(NFVI)などの非常に大きな処理能力を必要とするアプリケーション向けにデザインされた 2U ラックモジュラー型サーバーです。いずれのサーバーも、ハードウェア改ざんや不正な動きを検出する能力と専用の管理ポートを備えており、物理的セキュリティとデータセキュリティの両面で不正アクセスからデータを保護します。

また、Lenovo Open Cloud Automation(LOC-A)ソフトウェアを使用すれば、 MNO はThinkSystem SE350 Edge Serve r上で Kubernetes や Red Hat OpenShift、OpenStack および VMware Cloud Foundation に対応するクラウド基盤を、迅速に展開・最適化して管理することができます。

セルネックス社はこの共同ソリューションの中立的なホストとして機能し、同社の MNO クライアントに完全なエンドツーエンドのエッジソリューションをサービスとして提供します。

このエッジコンピューティング・ソリューションは、移動体通信事業者の総所有コスト(TCO)を大幅に削減し、様々なバーティカルセグメントにおいて新たな視覚的使用事例に対応するよう設計されています。スケーラブルなモジュラー型ソリューションなので、オンプレミスでの専用の用途からエンドユーザー向けの分散された通信エッジサービスまで幅広いシナリオに対応することができます。

cellnex-logo
Óscar Pallarols セルネックス・テレコム社、
グローバルコマーシャル担当ディレクター
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成果

セルネックス・テレコム社は、同社の顧客が期待する24時間365日のアップタイムを保証するために必要な高可用性を実現しました。また、5G やスマートシティ、自律走行車、その他の新興技術に対応する柔軟性も備えています。

さらに重要なことには、同社はエッジコンピューティングを高い価格競争力とともに手頃な価格の MNO 向けマネージドサービスとして提供することができるようになりました。これにより、エンドユーザー向けパフォーマンスの向上、運用コストの削減、さらには新たな収入源の創出にもつながっています。

リモートサイト 数千ヵ所

アップタイム 99.999%

顧客の総所有コスト(TCO)を削減

エッジコンピューティングで向かう先は?

これまでのデータセンターを「データ中心型」へ移行することで、さらなる可能性に向けた飛躍を。

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