- スケール性を持ちつつ、パフォーマンス向上と運用コスト削減を実現。
- ターボモードでの連続動作により、ピーク性能を実現
- データセンター全体に渡り、エネルギー効率を向上
- システム用の冷却ファンをなくすことにより、データセンター内に発するほぼ全ての騒音を排除
- システムで加熱された水を、施設内で再利用することで投資回収を加速
- パフォーマンスを損なうことなく、大幅な高密度化を実現しつつ、電力コストと冷却コストの削減に貢献
スケーラブル、パワフル、高密度
Lenovo® NeXtScale Systemは、データセンターにおけるデータの増加とより高い処理能力への必要性に対し、かつてないコスト効率とエネルギー効率に優れた方法で、コンピューティング、 I/O、ストレージ、アクセラレーションなどのさまざまな機能に対して優れたサーバー密度とパフォーマンスを提供します。NeXtScale システムは、さらに高いパフォーマンス、効率性、柔軟性を提供しつつ、空冷式と水冷式から選択できます。
強固なプラットフォーム
Lenovo サーバーファミリーの主要製品である NeXtScale System は、強力な処理能力、ストレージ、アクセラレーション・ノードと、エネルギー効率に優れ低コストの 6 ベイのエンクロージャーから構成されています。
NeXtScale nx360 M5 WCT コンピュート・ノード
Lenovo NeXtScale System with Water Cool Technology (WCT) は、革新的な直接水冷設計で、プロセッサー、メモリー、I/O カードなどのシステムコンポーネントをより効率的に冷却できます。内部ファンに代わり、システム全体に張り巡らされた冷却管の中を冷却水が循環することで冷却を行います。注入する冷却水は最高 45 度までに対応します。そのため、高価な水冷装置が不要になり総所有コスト(TCO)が削減されるとともに、データセンターのエネルギー効率が大幅に向上し、より環境に配慮したシステムが実現します。さらに、継続的な運用コストの節約により、初期投資の早期回収と持続的な節約を実現しTCOをさらに抑えることができます。このソリューションは、特に電力や設置スペースのコストが高い環境にとって最適な選択肢となります。
水冷式 NeXtScale System M5 の主なメリットは次のとおりです。
- データセンターのエネルギー効率を最大 40% 向上
- サーバーの電力効率を最大 10% 向上
- システム排熱の85%以上を回収し、熱エネルギーを建物や設備の暖房など、他の目的に転用可能
水冷式 NeXtScale System M5 は、高い処理能力を持つコンピュート・ノードのほか、革新的な水冷設計を採用した独自のエンクロージャーと水冷マニホールドで構成されています。
nx360 M5 WCT コンピュート・トレイ
この 1U フルワイドのコンピュート・トレイには、革新的な水冷テクノロジー (WCT) によって冷却され、さらに高いエネルギー効率とパフォーマンスを発揮する、ハーフワイドのサーバー・ノードが2台収納されています。以下のプラットフォーム機能をサポートしています:
- 効率的な水冷テクノロジーにより、強力な Intel® Xeon® プロセッサー E5-2600 v4 シリーズ(最大22コア)のターボ・モードでの連続稼働にも対応。プロセッサー・パフォーマンスを極限まで引き出し、高い処理性能を提供。
- 2400MHz DDR4 メモリをサポートする 16個のDIMM スロットにより、1 ノード当たり最大 512GB (32GB DIMM を使用)。
- 新しい x16 ML2 スロットが、InfiniBand アダプターや Ethernetアダプターをサポートし、柔軟性がさらに向上。
n1200 WCT エンクロージャー
Lenovo NeXtScale n1200 WCT エンクロージャーは、各トレイが高い処理能力を持つコンピュート・ノード2台を収納する、フルワイド nx360 M5 WCT コンピュート・トレイを6台、水冷テクノロジーにより冷却します。高さ6Uのエンクロージャーあたり12台のサーバーを収納します。水冷専用に設計されており、エンクロージャーには内蔵ファンが不要です。各コンピュート・ノードへの入出水流を管理する水冷マニホールドと接続。