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タブレットはカーナビとしても活用できます。カーナビ用のアプリも数多く登場しており、ユーザーに合うものを選択できるようになりました。性能面でも市販のカーナビに引けを取らないほど機能も充実しています。
しかし、タブレットをカーナビとして使うには、どのようにすればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。この記事ではカーナビ用途に最適なタブレットの選び方、そしてタブレットをカーナビとして活用するメリットをライターの菅原が解説します。
目 次
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カーナビはドライブに出掛けるときに重宝しますが、高価な純正カーナビは必要ないと考える方も多いでしょう。最初に、タブレットをカーナビ化するメリットを 3 つご紹介します。
純正品のカーナビは 10 万円を超えることも珍しくありません。社外品のカーナビを取り付けるとしても数万円はかかります。
一方、タブレットであれば 1 万円台から購入できるため、初期費用を大きく抑えることが可能です。コスパの面を考えると、タブレットのカーナビ化は大きなメリットがあります。
カーナビはマップ情報が最新であるからこそ安心してナビを任せられます。純正カーナビは基本的に自動でマップ情報を更新しないので、定期的にマップ更新の手続きが必要です。この手続きは有料で、マップ情報の更新だけで数万円の出費になるケースもあります。
カーナビ化したタブレットであれば、マップ情報の更新は無料です。カーナビアプリを無料でアップデートするだけで、常に最新のマップを使用できます。
純正カーナビはクルマに備え付けられたタイプが多く、基本的には持ち運びできません。その点タブレットはクルマを降りてからもナビゲーションが使えるため、徒歩で目的地に向かうこともできます。
たとえば、徒歩ナビ機能が付いたアプリを使ったり Google マップを利用したりなど、さまざま活用法があります。このように、タブレットをカーナビ化するメリットは多くあるのです。
カーナビアプリさえインストールすれば、どのようなタブレットでもカーナビ化できると思われるかもしれません。しかし、カーナビとしての使い勝手を考えると最低限必要なスペックがあります。カーナビとして使うタブレットの選び方を 5 つのポイントに分けて見ていきましょう。
タブレットの画面サイズが小さすぎると、カーナビとしての見やすさや操作性が損なわれます。7 インチ程度でもカーナビとして利用できますが、やはり画面は大きい方が見やすいといえます。
しかし、極端に大きすぎるのも考えものです。カーナビはクルマの見やすい位置に固定する必要があるため、適度な大きさを選ぶことが大切。画面サイズは 8~10 インチが使いやすくておすすめです。
GPS とは衛星から電波を受信して、自車位置を正確に測定する機能です。カーナビには GPS 機能が必須で、この機能が働かなければ正確なナビゲーションはできません。
GPS 機能はモバイル端末の標準的な機能なので、ほぼ全てのタブレットに搭載されています。しかし、なかには非搭載のタブレットもあるため、GPS 機能を搭載しているかをしっかり確認しましょう。
GPS 機能は電波を受信できなければ働きません。トンネル内などでは GPS 機能が働かないことがあり、カーナビが自車の位置を見失うケースもあります。そこで GPS 機能を補足する機能としてあるとうれしいのが「加速度センサー」や「ジャイロセンサー」です。
・加速度センサー:速度変化 (加速度) を測定するセンサー。動きや振動、衝撃を検知する
・ジャイロセンサー:角度の変化を測定するセンサー。加速度センサーでは測定できない回転の動きを測定できる
加速度センサーやジャイロセンサーによって、トンネル内でも「移動した距離や方向」を検知できます。より正確なナビゲーションを求めるなら、これらのセンサーを搭載したタブレットがおすすめです。
カーナビアプリを利用するだけなら、メモリ容量は 2 GB 程度でも使用できます。ただし「カーナビを使いながらバックグラウンド音楽を再生する」といった使い方をすると、メモリ不足でアプリがフリーズすることもあります。この場合は、4 GB 以上がおすすめです。
ストレージ容量は、多いほどカーナビなどのアプリを保存できます。オフラインに対応したカーナビアプリでは地図データを事前にインストールする必要があり、1.5 GB 程度を必要とする場合もあります。ストレージは少なくとも 32GB 以上、できれば 64GB 以上あると良いでしょう。
タブレットは SIM カードを挿入できるかどうかで 2 種類に大別できます。SIM カードを挿入できないタイプは「Wi-Fi モデル」と呼ばれ、インターネット接続の際は Wi-Fi 接続を利用する仕組みです。そのため、Wi-Fi 環境がなければオンラインでカーナビは使用できません。
一方で SIM カードに対応したタブレットであれば、データ通信サービスを提供する通信事業者 (携帯電話会社) と契約した SIM カードを挿すことが可能。 4G や 5G などの携帯電話の電波を使ってカーナビアプリが利用できます。
挿入するタイプには契約ケータイキャリアのほかに「SIM フリーモデル」があります。SIM フリーモデルなら自身で選んだ格安 SIM を挿入できるので、通信費用を抑えながらカーナビを使用可能です。
タブレットのスペックが決まったら、次はカーナビとして使うため準備を行いましょう。カーナビアプリをインストールし、タブレットを車内にホルダーで固定すれば完璧です。それぞれの準備内容を見ていきます。
タブレット用のホルダーは、エアコンの吹き出し口に固定するものや、吸盤でダッシュボードに固定するものなどがあります。価格の目安は 1,000~3,000 円程度です。操作性や見やすさという意味では、角度が変えられるものをおすすめします。
また、長時間タブレットをカーナビとして使うなら、電源の確保も必要です。最近の自動車には 100W 電源や USB 端子が前部座席に搭載されている車種もありますが、付いていない場合はシガーソケット用の充電器を用意しましょう。
タブレットで使用する主なカーナビアプリは「Google マップ」か「Yahoo! カーナビ」です。前者はオフラインマップの事前ダウンロード、後者は地図キャッシュを事前設定しておくことで、通信量を抑えてカーナビ機能を利用できます。それぞれのアプリの設定方法は以下の通りです。
【Google マップの使い方】
1. タブレットで Google マップをインストールする
2. Google マップを起動し、インターネットに接続した状態でログインする
3. 場所を検索する
4. 画面下に表示される場所の名前や住所をタップし、[ダウンロード] をタップする
5. 以降はインターネット接続時もオフラインマップを使用可能
【Yahoo! カーナビの使い方】
1. Yahoo! ID を取得する
2. タブレットでYahoo! カーナビをインストールする
3. Yahoo! カーナビを起動し、インターネットに接続した状態でログインする
4. メニューアイコンから [アプリの設定] → [地図キャッシュサイズ設定] の順にタップし、キャッシュサイズを設定して [決定] をタップ
5. 以降はキャッシュに保存した地図のみオフラインでも使用可能
タブレットをカーナビ化することで、純正カーナビを購入するより処理費用・ランニングコストを大きく抑えられます。さらに音楽や動画の再生など、カーナビ以外の目的に使用できることもタブレットの魅力です。 レノボでは、GPS・加速度センサー・ジャイロセンサーを搭載したタブレットを取り扱っております。タブレットでカーナビを利用したいと考えている方は、高コスパなレノボ製品を選んでみてはいかがでしょうか。
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