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品質テスト - 自由落下試験 (電源オン)

ThinkPad Experience tour

いつでも、どこでも、自分のデータを持つ。ノートPCには自由に持ち運んで使える便利さがあります。ワイヤレスでインターネットに接続することも多くなった今、ノートPCの行動範囲は飛躍的に広がっているといえます。いつも持ち歩くということは、机から動かされることが少ないデスクトップPCとは違い、様々な場面に出会います。

鞄に入れていたら満員電車の中で押しつぶされる。持ち上げようとしたら間違って手を滑らせ落とした。炎天下の車の中に置き忘れた。上に物を落とした。誰もわざとノートPCを壊そうとは思わないでしょう。しかし、ちょっとしたトラブルでノートPCが危機に瀕する場面は意外と多いのです。しかも、そのノートPCにはあなたの大切な仕事のデータが・・・

1992年の誕生以来、日本の大和研究所で研究・開発が行われているThinkPadはトラブルや使うシーンを想定し、100をも超えるテストをクリアしてから世に生まれます。そのテストは試作機から量産直前の製品まで妥協無く行われます。

このThinkPad体験ツアーでは、これまで公にされることのなかった開発者のこだわりを含め、大和研究所で実施されている代表的なテストを連載で紹介していきます。

ThinkPad Experience tour

第一回目は、「フリーフォール(自由落下)」です。

上の再生ボタンをクリックすると動画をご覧いただけます。

このテストでは、オペレーティング・システムを起動し、ディスプレイを開けた状態のThinkPadを机よりも高いところから、文字通り自由落下させます。落下先は、ぶ厚く硬い鋼鉄の床に数ミリの薄いカーペットが敷かれたもので、一般のオフィスの床よりも厳しい条件を想定しています。 落下させる高さは、 70センチ(標準的な机の高さ)や90センチ(机から持ち上げた高さ)より遙かに高い、「胸元まで持ち上げたPCを落とした場合」などを想定したものです。これは、立った姿勢で、何かの拍子にノートPCを落とした・・・というような実際の使用環境で発生する衝撃に耐えることを念頭に置いて考えられたものです。

また、落下中のThinkPadを試験機が真っ直ぐに支え、底面から落下させているのには理由があります。様々な角度からの落下試験がありますが、実はこの底面からまっすぐに落ちることが、ノートPCの内部、特にHDDなどの機器にとって最も厳しい条件なのです。

ThinkPadには、落下時の衝撃からHDDを守る「ThinkVantage ハードディスク・アクティブプロテクション・システム」が搭載されています。しかしこの試験では、「ThinkVantage ハードディスク・アクティブプロテクション・システム」が作動しないよう、落下時の揺れ・回転を無くし、実際にはほぼありえない自由落下条件を作り出しています。つまりプロテクションの無い、HDDにとって最も過酷な条件で試験を行うことで実使用環境での高い品質を確保しているのです。

この落下試験の手法は、ThinkPad誕生以来、数百台ものThinkPadを用いた試験の中で改良を重ねられてきたものです。

もちろん、PCの使用環境の変化やお客様からの要望の変化に合せ、継続して高い品質を保つよう現在も常に進化を続けています。

注意

テストの内容は設計・開発上の耐久基準として定めているもので、同条件下で個々の製品の耐久性を保証するものではありません。また、文中で紹介している例も同等の条件の際に、製品やデータ内容を保証するものではありません。精密機械の取り扱いにはくれぐれもご注意ください。